『ライトに見せようとしているが、遊んでみるとライトではなかった』 エクスペリエンス モンスターを倒して強い剣や鎧を手にしなさい。死んでも諦めずに強くなりなさい。勇者隊が魔王を倒すその日を信じています。 [Nintendo Switch] 酒缶さんのレビュー・評価

[酒缶]

2022年11月30日 16:31 [1651662-1]

満足度	4

操作性	4
グラフィック	4
サウンド	4
熱中度	3
継続性	4
ゲームバランス	3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

ライトに見せようとしているが、遊んでみるとライトではなかった

パッケージ表面	パッケージ中身

【概要】
・妖精の住む、剣と魔法の国「ティル・ナ・バルク」へ招かれた、勇者の素質を持つ冒険者たちが、七つの魔王によって奪われた秘宝を取り戻す為、魔物の住む凶悪な迷宮「ユグ・ドラン」に挑む、腕試し・ダンジョンＲＰＧ。

・操作方法
　Ｌスティック・方向ボタン　移動・コマンド選択
　Ａボタン　魔法床を使う・決定
　Ｂボタン　アイテムを使う・キャンセル
　Ｘボタン　キャンプ
　Ｙボタン　地図・アイテム情報の切替
　Ｌボタン・Ｒボタン　平行移動・アイテムタブの切替
　＋ボタン　システム
　−ボタン　ヘルプ

・タイトルメニューから選べる項目は３種類。
「最初から」ストーリーの最初からプレイ
「続きから」セーブデータからの再開
「設定」各種設定


【評価】
・見た目はライトだけど、遊んでみるとヘビーなダンジョンＲＰＧ。難易度が３段階あり、一番簡単な難易度でプレイしたため、いろいろと簡単になっているようではあったが、序盤はダンジョンに潜ってやっと見つけた敵と戦ってみたら、かなり苦戦したり、大量に手に入れたアイテムのどれがどのキャラクターにとって一番有効な武器か見分けにくかったりと、本当の意味でライト向けにフォローがされていないように感じた。

・ダンジョンを探索するとマップが開放されていくため、攻略していることを実感。マップからルートを選ぶことで、オートで移動させることができるため、スカスカのダンジョン内で配置されている敵にぶつかって経験値稼ぎを簡単にできるようになっているのはありがたい。

・適度にオートセーブされるため、全滅してしまっても、バトル前からやり直せるのはありがたい。また、バトル中にはいつでもタイトル画面に戻れるため、高速戦闘をしつつ、誰かがやられたらタイトル画面に戻って、オートセーブされたところからやり直せば、『ウィザードリィ』でリセットして死を免れたような遊び方ができるのも、ある意味便利。


【まとめ】
・目に見える情報やデザインでライトをアピールしているけど、遊んでみると、ある程度ハック＆スラッシュ系のダンジョンＲＰＧに慣れているユーザーだけがライトな感覚でプレイができるゲームに仕上がっていることを実感しました。ユーザー層がどのあたりかいまいち見えなかったのですが、ダンジョンＲＰＧに慣れているけど、おどろおどろしいグラフィックに敬遠していた人たちが遊ぶには新しいタイプのゲームなのかもしれません。