『プロからアベレージゴルファーまで幅広く使える』 キャロウェイ EPIC SPEED ドライバー [Diamana 50 for Callaway フレックス：S ロフト：10.5] 今野一哉さんのレビュー・評価

[今野一哉]

2021年5月28日 18:24 [1457742-1]

満足度	4

デザイン	4
打感	4
飛距離	4
弾道	4
方向性	4
球の捕まり	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

プロからアベレージゴルファーまで幅広く使える

【デザイン】
アドレスしたときの見た目は、投影面積が広く、いかにも重心が深く慣性モーメントが大きそうなヘッド形状。いわゆる「キャロウェイ顔」で、フォルムは昔から変わっていませんね。ベテランゴルファーは洋梨型を好む方が多いですが、近ごろはこの顔にも慣れてきて、むしろこの形状が好きというゴルファーも増えています。これが『やさしい顔』のスタンダードになりつつありますね。

【打感】
ボール初速がとにかく上がる、というのがニューエピックの最大の売りですが、だからといって弾く感触ではなく、フェースに食いつく感じもある。打音はいまだに高めの音に慣れないという人もいますが、音に似あった飛びが出るので、そろそろ慣れたほうがいいですよ（笑）

【飛距離】
飛びますね。初速が上がったぶんだけ飛距離が伸びています。

【弾道】
上記の「デザイン」「打感」「飛距離」は捕まりがよくスライサーに合うMAXと大差ないですが、ここから変わります。MAXは「捕まっているぶんボール初速が速いな」と思っていましたが、SPEEDはフェードでもあきらかに初速が上がって速く飛び出ている感じがします。今作から2本のバーのジェイルブレイクに縦にもバーが加わりフレームになったことでの進化を感じます。

【方向性】
ヘッド内のフレーム、そして打点分布を人口知能で解析してフェースの厚みを変えたAIフェースの効果で、打点がズレても真っすぐ飛ぶ機能は本物ですね。さらには、球の打ち分けもできる。プロからアベレージゴルファーまで使える幅広さがあるドライバーです。

【球の捕まり】
悪くないです。捕まえて打とうとすれば捕まえられるヘッドに操作性があります。

【総評】
飛距離性能から曲がりにくさまで、高い次元で高性能のドライバーですね。どれを買ったらいい迷っているなら「とりあえずキャロウェイのエピックのスピードにしておけば」といえるくらい。前作もよかったですが、それより大幅に進化している。たった2年でこんなに!? と驚きました。