キャプチャーの新車
新車価格: 309〜332 万円 2021年2月25日発売
中古車価格: 305〜318 万円 (3物件) キャプチャー 2021年モデルの中古車を見る

プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む
2021年7月31日 23:40 [1477751-1]
満足度 | 4 |
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エクステリア | 4 |
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インテリア | 4 |
エンジン性能 | 4 |
走行性能 | 5 |
乗り心地 | 5 |
燃費 | 無評価 |
価格 | 3 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
欧州SUV販売台数No.1の実績をひっさげて2021年2月に日本でも販売を開始したルノー・キャプチャーに試乗しました。
1分で分かるこのクルマの魅力は
@美しさと実用性を両立させたデザイン
A新開発プラットフォームによる卓越したハンドリングやパワートレーンの出来の良さ
B日産とのアライアンスがADASにも生きている
といったところでしょうか。
初代の日本導入は2014年からですが、当時から非常に使いやすいコンパクトSUVとして評価が高かったクルマです。またボディカラーやシートを含めたマテリアルのセンスの良さ(これは当時日本人の女性の方が担当されていたと記憶しています)もあり、デザイン性の部分でも注目されていました。
新型もその流れを継承していますが、まずボディサイズ、特に全幅が+25mm拡大したことは駐車時には気になる部分ですが、ルノー/日産/三菱のアライアンスで開発された「CMF-B」プラットフォームを採用することでホイールベースも35mm拡大し、特に後席の快適性や何よりもハンドリング性能を大きく高めている点が魅力と言えます。
パワートレーンはすでにルーテシアで搭載されている1.3L直4ターボに7速AT(EDC)を組み合わせます。駆動方式はFF、右ハンドルのみの設定となります。
グレード構成はベーシックな“インテンス(299万円)”と上位モデルとなる“インテンス テックパック(319万円)の”2グレード構成。先に言っておくとこのクルマは20万円高くても“テックパック”を絶対オススメしたいのです。
前述したようにボディサイズが拡大したことで取り回しの部分が心配でしたが、最小回転半径も5.4mに抑え(それでも少し大きい)着座後の視界も十分確保されているので使いにくいということはありません。
筆者は身長160cmと小柄なのですが、テックパックには運転席パワーシートが標準装備されているので電動で座面を上げれば小柄な人でも十分なシートポジションが調整できます。ちなみにこのシートは前述したように本革仕様(前後席とも)で着座感、特に着座後まず沈み込むようにシートがたわみながら、その先でしっかとボディを支えてくれる点が国産車とひと味違う出来。サイズ以上に大型のシートに身を委ねるような快適性があります。
走りに関しては非常に好印象でした。ルーテシアと同じパワートレーンながら車重増(110kg)の分は出力&トルクとも向上させることでバランスを取っていますが、街中だけでなく、高速域でも余裕が感じられます。言い換えれば排気量が少し大きめのエンジンを運転している感覚です。
足回りに関してはこれはもうある意味、このクラスでは“絶品”と言える出来です。個人的にはこれまで試乗したフランス車とはひと味違う印象です。ハンドリング自体もロールは伴いますが、これがまた従来までのユラッとした感覚ではなく、最初から腰の据わった正確さを感じ取ることができました。
そしてADAS(先進運転支援システム)に関しても非常に高いレベルでまとまっているのも魅力でした。テックパックをオススメする第2の理由としては、このグレードのみ「ハイウェイ&トラフィックジャムアシスト」が搭載されているからです。すでにご存じの方も多いと思いますが、日産との関係からもこのシステムのハード系は基本「プロパイロット」を採用しています。但し、制御に関してはルノー独自のチューニングが施されており、全車速対応のACCやレーンセンタリングアシスト、レーンキープアシスト、レーンデパーチャーウォーニングも搭載されています。もちろん「インテンス」にも“普通”のACCやレーンキープアシストなども装備されていますが、冒頭に述べたように20万円の価格差で本革&電動パワーシートや上位機能を持つADASが標準装備されている点からも「テックパック」を絶対オススメしたいのです。
室内に関しては旧型より質感はかなり向上しました。特に昨今、樹脂系のパネル等を採用している同クラスのクルマが増えている中、ソフトパッドを多用している点、スイッチの適正配置(ステアリングスイッチでACC等も操作可能)など大きく進化していることがわかります。
標準装備される7インチのタッチスクリーン、正直言えばもう1インチ上げて欲しい部分はありますが。視認性も十分。ただかなり細かな設定ができるのは良いのですが階層などの“クセ”は少し慣れが必要です。
またカーナビに関してはディーラーオプション(カロッツェリア製で24万2000円から)が設定されていますが、まずはお手持ちのスマホでApple CarPlayやAndroid Autoのカーナビアプリで使い勝手を試してみてから購入することをオススメします。ただETCユニット、できれば2.0は購入時にオーダーしたほうがいいでしょう。価格も2万8600円と2.0の中では比較的低額で購入できます。
また嬉しいのはBOSE製の専用スピーカーシステムが表重装備されていること。外気からの空気を取り込み、それを活用して低音スピーカー(サブウーファー)を鳴らすという、コストを抑えながら良質な音が楽しめるという、BOSEらしい独創性溢れたシステムは抜群のコスパと言えるでしょう。
室内に関してはボディサイズ以上の広さ、特に後席の快適性は優れています。一体式とはいえ、シートスライド機構により、積載量を変えられる点、荷室の床面自体をボードで上下分割できるダブルフロアシステムも使い勝手に優れます。
価格としてテックパックが300万円を超えますが、デザイン、走り、安全装備など基本抑えておくべきものはフル装備ですのでコスパ自体は納得できるものです。ただ、ひとつ言えば、ボディカラーは魅力的なラインナップを持ちながらほとんどのグレードが4万4000円高の有償となる点は考えて欲しい部分です。
リアルライバルとしてはプジョー2008SUVやマツダCX-30辺りですが、走りやセンスの良さも含めればなかなか魅力的な1台に仕上がっています。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった43人
「キャプチャー 2021年モデル」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2022年4月2日 13:58 |
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2022年3月21日 16:04 |
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2022年2月28日 11:29 |
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2021年12月30日 20:14 |
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2021年8月27日 23:27 |
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2021年7月31日 23:40 |
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2021年6月20日 08:45 |
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2021年3月28日 19:23 |
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2021年2月28日 17:23 |
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