『ツインノズル×1000Wの「カラリエ」シリーズ最高峰モデル』 アイリスオーヤマ カラリエ ハイパワーツインノズル KFK-401 神野恵美さんのレビュー・評価

[神野恵美]

2020年10月31日 17:48 [1382722-1]

満足度	4

デザイン	3
使いやすさ	3
乾燥能力	5
仕上がり	5
静音性	3
サイズ	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

ツインノズル×1000Wの「カラリエ」シリーズ最高峰モデル

本体横から	本体背面。コードは収納できないが、束ねて引っ掛けられるフックを装備	ノズルは左右上に開けるようになり、トランスフォーマーのようになった
ノズルの吹き出し口側	靴アタッチメントを装着すればツインノズルなので靴の乾燥も2倍のパワーで

専用マットを使わず、ノズルを布団の間に差し込むだけで手軽に使えるのが特長のアイリスオーヤマの「ふとん乾燥機 カラリエ」シリーズの新商品。メーカーから実機をお借りして自宅で試用した。

同シリーズは、2015年の発売以来、ヒットを続けるふとん乾燥機。その後も改良を施した後継機種や、新たなラインナップを展開しているが、本製品はシリーズ史上最大のパワーと機能を誇る。ゆえに、価格も2万円を超える価格となり、コンパクト・リーズナブルという路線から少々外れてしまった印象。

縦横のサイズは、従来品と同等の大きさだが、奥行はボリュームが増した。とはいえ、布団乾燥機としてはコンパクトではある。

アイリスオーヤマでは、今春に定格出力900Wのハイパワーモデルを発売しているが、本製品はヒーターの出力をさらにアップして1000Wに。さらに2基のノズルを備え、布団2組を同時に乾燥できる。

「ターボモード」に設定しておくと、あたためモードでは、2組の布団を通常の運転時間の約1/4の5分で急速に温められる。乾燥モードでは、30分で通常の倍のスピードで実行できる。

また、「ダニ撃退ふとん乾燥袋」を付属し、中に布団を入れて、ターボモードで高温風を80分送風することでふとんに潜むダニを99％以上退治できる。その他、あたためや乾燥終了後に出力を抑えて運転を継続し、最大2時間睡眠に適した温度を維持する「保温モード」、予約した時刻の30分前に運転を開始する「あたため予約」機能を備える。

ホースの長さは、従来品の65センチから80センチに延長され、ホース先端部のフラップも従来品の13.5センチから14,5mmに拡張。さらに、サイドフラップが追加され、敷き毛布と掛け布団の間の空間を広げるとともに、布団内での倒れにくさも実現。より広範囲に効率よく温風を行き渡らせることができるようになった。

実際に試してみると、確かにハイパワーで、新たに採用されているDC（直流）ブラシレスモーターの音が勢いよく響く。2本のノズルを真ん中から二又にしてふとん1組の長辺の真ん中にセットして試してみたが、本当に隅々まで温もりがり、温風が行き渡っていることを実感。

本製品はとにかくスピーディー、時短で布団のケアや温めが行いたい家庭には最高の製品。価格は少々張るものの、特に大家族で家庭に布団が何組もある家庭にとっては大助かりだと思う。