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2021年8月13日 16:34 [1482007-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 耐久性 | 無評価 |
| 使いやすさ | 無評価 |
●USB4って結局どういう規格?
帯域幅40Gbps、データ通信20Gbps、映像通信20Gbps(DP1.4トンネリング)、USB-typeCコネクタ(typeA非対応)、2レーン、以上がUSB4.0「Gen3x2(後述)」の最低要件です。実はPDやPCIeトンネリング、TB3互換すらオプションです。当ケーブルは搭載されていますが、要するにその辺確認する必要があるのです。
まず帯域幅40Gbpsですが、これはあらゆる通信の総合値であり、データ通信だと20Gbpsまでしか使えません。ただし、「最低要件」としてDPの「同時通信」が必須となりました。即ち、データと映像を同時に通信できる事と言うのがUSB4のキモです。
●TB3技術ベースとは?
何故かTB3やTB4と同じものだと思っている人が多いですが違います。そもそも参考にしたベース技術は、所謂「プロトコルスイッチングハブ」の事を言っている側面が大きいです。シリアル通信の基礎を知らないと分からない話なんですが、一旦ザラっと説明します。そうしないとUSB4が理解不能だからです。難儀な規格ですね。
TBはTBプロトコル自体を「ハブ化」させる事で、別のプロトコル通信を「同時に扱う」事が可能です。即ち、まずTBプロトコルで同期してハブ化し、PCIeプロトコル通信(データ通信)とDPプロトコル通信(映像通信)という「別のプロトコルを」を実行させて実現しているのです。そしてこれに近い機能がUSBで言う「トンネリング」です。即ち、USBをルータ化して各種トンネリングを行えば、TBと同じことができると言うのが本当の趣旨です。
●本当の意味でのUSB4とは何か?
「USB4パケット」で各種規格と「トンネリング」して「同時に扱うことができる」というのが本来のUSB4です。実は、TB3やUSB3.2Gen2x2すらも「下位互換」で動いています。また、別途目玉の仕様である「USB4パケットを使ったGen3通信」が存在します。
USB4は2種類のジェネレーションに分かれてます。Gen2x2(20Gbps)とGen3x2(40Gbps)です。ちなみに、Gen2x2にもDPが必須です。即ちUSB4.0Gen2x2はUSB3.2Gen2x2の焼き回しではなくあくまでも「下位互換」です。
●キメラ型USB4
TB3チップセット+USB3.2Gen2x2チップセットを組み合わせたものがUSB4として登場しました。ちょっとわかりにくいと思いますが、ポイントとして「通信形式がUSB4」であり、「USB側でルーティングしている」と言う状況です。要はこれでもちゃんとUSB4なんですね。
どうもintel(TB陣営)が保証するTB4仕様とUSB規格が保証するUSB4仕様が混じって勘違いを多発させている気配があるのですが、USB側が保証しているデータ通信はあくまでも「USBネイティブ」の話です。よって上記はGen2+40Gbps+TB3互換という変化球で、Gen3が使えない弱点があります。
ただ、結局今のところUSB4Gen3x2に正式対応しているのは、intelのUSB互換「TB4」チップセットのみです。おっおう。。。流石俺たちのUSBだな。。。
●USB4のハブが出たら状況が変わる?
USB4はTBのデイジーチェーン接続とUSBのハブ接続を混合させることができます。USBのルーター機能とTBのスイッチングハブ機能を混ぜ合わせるんですね。実はこれがかなり重要だったりします。
即ちドック需要ですね。どうも単体製品速度の需要ばかり気にする人が多いのですが、そんなのは寧ろTBに任せとけばいい話で、USBは文字通りユニバーサルで総合計40Gbpsを確保すること自体に意義がある規格だったりするのです。
●USB4は実態があります(単体チップの可能性もあります)
USBというのは所謂家電やモバイルへの搭載も想定しています。USB4も勿論そうです。TBは元々PCが大前提の規格です。だからTB互換もPCIeトンネリングもオプションなんですよ。なので、今後TB非互換USB4単独チップセットは想定される話で、今は規格ができたばっかりなので「PCの受け側」の実装が進んでるってだけなんです。
●受け側(ポート)、製品側、ケーブル側で事情が異なる
USB4の発端は、intelが2017年以降CPUにTB3を内包してロイヤリティフリー化した事まで遡ります。そして、intelが10nmに失敗して(笑)苦肉の策でオープン化し、AMD CPUもTB搭載が可能になったと。これにより、「CPU搭載の」受け側にUSB/TB混合ポートが作りやすくなりその流れでUSB4です。
ところが、これはあくまでもCPU搭載機の話で、製品側にはなんら関係なく。下手にTB/USBデュアル製品を作ってしまうと、ただただコストが上がってユーザー負担が増えるだけなんです。逆にUSB4単独チップセットが出れば、TB3よりちょっと遅いけど、TB3よりちょっと安い非常にニッチなものが作れます。僕はこれ待ちなんですけどね。
●総合すると何ができる規格なのか?
スピード云々よりも「互換性」の方に需要がある規格で、ハブ需要で「総計」40Gbps帯域を確保し、複雑怪奇になりすぎたポート問題解決、ポート削減による小型化をすると。
要するに、どちらかというと現状ユーザーがスピード目的で買いに行くようなものではなく、製品目線でこれらの問題をメーカー側に解決してもらって「既存のものを」繋いでもらう側面が大きいです。
よって、焦らず欲しい製品を待つ事を推奨します。ちなみに、TB4ケーブルが同価格帯で売ってますが、TBケーブルとUSBケーブルは同じように見えて最低要件や基準となるルーティングが異なります。そこに上位下位互換やオプションが乱舞します。鼻血が出そうですね(笑)だから製品を待てって話なんです。私は実験用に買っただけです。
●参考データ(独自調査)
各規格のデータ通信(単体最速)仕様の予測値※◎は実測可能だったもののデータ
・TB4=約4,000MB/s(PCIe4.0製品が必要)、PCIe3.0x4@32Gbps
◎TB3=約2,750MB/s、PCIe3.0x4@22Gbps
・USB4Gen3x2=データ不足(予測値2,500MB/s)
◎USB4Gen2x2=約2,000MB/s、PCIe3.0x2@16Gbps
◎USB4TB3互換モード=約2,700MB/s、PCIe3.0x4@22Gbps
補足として、TB3互換モードはUSB4側でルーティングするにで多少ロスります。製品を待てってそういう事です。
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2021年2月16日 22:06 [1422232-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 無評価 |
|---|---|
| 耐久性 | 無評価 |
| 使いやすさ | 5 |
【デザイン】
ケーブルのデザインの評価はスルーいたします
【耐久性】
まだまだわかりません
【使いやすさ】
使いにくい事はありません
【総評】
USB-C映像入力対応4Kディスプレイへ、PCやMac BookProやiPad Proから映像出力出来ていた何本かのUSB-Cケーブルが軒並み使えなくなりディスプレイの故障かと諦めかけましたが、たまたま入手したこのケーブルで解決。理由は分かりませんが、このケーブルでディスプレイの故障ではない事がわかり大助かりです。同じディスプレイを二台所有していていずれも同じ症状だったので、即2本目を買い増ししました。
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