『これまでのCITIZENらしからぬ秀逸なデザイン！かっこいい！』 シチズン アテッサ エコ・ドライブ電波時計 ダブルダイレクトフライト ACT Line CC4014-62E soarer7986さんのレビュー・評価

[soarer7986]

2021年12月5日 22:29 [1526170-1]

満足度	5

デザイン	5
ブランド性	5
機能性	5
操作性	5
レア度	4
装着	5
耐久性	無評価
フォーマル	4
カジュアル	5

これまでのCITIZENらしからぬ秀逸なデザイン！かっこいい！

【デザイン】
2018年モデルと比べると，３時側・９時側のサブダイヤルにリングが付いたり，都市名が外側チタンベゼルへの記載に変更になったこと，針やインデックスの形状が変更されるなどした結果，かなり洗練され，明らかにカッコよくなっています。
また，CITIZENロゴが立体になった点は，オーナーとしての自尊心をくすぐります。
また，ブラックチタンは思っていたほど真っ黒ではなく，ケースやブレスの加工に依るところが大きいと思いますが，明るさや光の当たり具合によって黒やグレーなど見え方が変化したり，キラキラと反射するなど，様々な表情を見せてくれます。
【ブランド性】
シチズンと高級舶来ブランドとはそもそもの土俵が異なるため，”ブランド”という意味でのブランド力はないでしょう。
ただし，国産時計ブランドとして一流である，ということには間違いありません。
また，例えばオシアナスのように，文字盤に「ATTESA」の記載があれば低価格帯のシチズンとは差別化できるのに，とは思います。ただ，THE CITIZEN ですら単なる「CITIZEN」表記なので，ここはメーカーの方向性なのでしょうか。
【機能性】
ダブルダイレクトフライトはかなり使えそうです。操作もそれほど複雑ではなく，使っているうちに覚えられると思います。
ＧＰＳ電波受信ですが，当初の想定を裏切り，自宅では窓際に置かなくても数秒で受信してくれます。所有するG-SHOCK（MULTIBAND6）では，ベランダに吊るしてもほとんど受信してくれないので，屋内で普通に受信できることにびっくり。
【操作性】
機能性の項目と重複しますが，基本的にどの機能も操作は同じような手順なので，慣れれば問題ないでしょう。私は右腕に着用していますが，誤ってプッシュボタンが押されてしまうようなこともありません。
【レア度】
これまでのところ，同じモデル・同じシリーズを着用している方にお会いした記憶はありません。
なんだかんだで，６桁万円以上の時計を購入する人って，巷ではそんなに多くないように思うので，所有する他の時計もそうですが，G-SHOCKを除いて，時計で他人と被ることはあまりないように思います。
【装着】
フィットアジャスターはとても便利です。
もともと時計をタイト気味に装着するので少しきつめにブレス調整していますが，朝と夕方とでは装着感に若干の差があるため，アジャスターで調整することもできます。
【耐久性】
これはまだ分かりませんが，ブラックチタンにＤＬＣ加工ということで，傷付きにくいようではあります。
時計として何十年動いてくれるか，楽しみです。
【フォーマル】
これまで，仕事のときにはグランドセイコー・SBGX083を着用していましたが，このモデルもスーツにはバッチリ似合いますので，仕事でも全く問題なく着用できます。
冠婚葬祭でも一応は大丈夫でしょうが，あえてこのモデルを選ぶ必要はないので，その時はグランドセイコーを着用すると思います。
【カジュアル】
仕事でも全然いけますが，むしろカジュアルの方が似合うのではないでしょうか。（つまりはメーカーの言うように，オン／オフともにいけそうです。）
【総評】
当初は，オールシルバーのCC4010-80Aを購入するつもりでしたが，ミラー仕上げのベゼルに何となく違和感を抱き，また，CITIZENロゴが立体っぽくなかったこともあって，黒文字盤のCC4015-51Eに傾き，店舗で試着したところ，グランドセイコーのステンレスブレスと比べて，何となくですがCC4015-51Eのチタンブレスの輝きがどこかアルミのように安っぽく感じてしまいました。
そこで，試しにこのモデルを試着してみたところ，思っていたよりもブラックチタンの黒が主張しすぎず，ベゼル・文字盤とケース・ブレスとの色のマッチングが調和していたこともあり，全体的なデザインバランスが文句なしであったため，このモデルに即決しました。
結果，立体的なCITIZENロゴ，ソーラーセルの存在を感じない文字盤，野暮ったさのない洗練されたデザインなど，このモデルを購入して本当に良かったと思っています。
40歳を過ぎて，スイス時計や機械式時計に疲れを感じ，食傷気味になってきていたこともあり，セイコーやシチズンの良さが，今更になってやっと少しずつ分かり始めてきたのかなと思う今日この頃です。