『交換パーツ増加でモップ付きの軽量極細クリーナーがパワーアップ』 アイリスオーヤマ SBD-E4P 神野恵美さんのレビュー・評価

[神野恵美]

2020年11月28日 15:21 [1392591-1]

満足度	3

デザイン	3
使いやすさ	4
吸引力・パワー	4
静音性	3
サイズ	3
手入れのしやすさ	3
取り回し	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

交換パーツ増加でモップ付きの軽量極細クリーナーがパワーアップ

握りやすく操作しやすいグリップ	ハンディ時は径が太く、華奢な女性の手には若干扱いにくいかも	ヘッドブラシ（裏面）
本体が細く、ヘッドも薄く、曲がりの自由度も高いので、家具下の掃除もしやすい	付属の交換ツール一式	集じん方法は紙パック式

アイリスオーヤマのスティッククリーナー。メーカーから実機をお借りして自宅で試用。

2018年6月に初代が発売された"モップ付きスティッククリーナー"。モップのゴミの除去と除電を行える充電台を備えているのも特徴の製品で、その後もタイプ違いの製品や新モデルなどが発売されているが、本製品はアタッチメントを拡充したモデルとして登場。すき間ノズル、ミニヘッド、ブラシノズル、フレキシブルホース、布団用ヘッドの5つのアタッチメントを付属する。アタッチメントはハンディ時用のものが主流で、用途を拡大してくれる。

ただし、本製品は、スティッククリーナーとしては"下重心"タイプのモデル。そもそもハンディ掃除機としてはあまり向かない。アタッチメントをそれぞれ試してみたが、ハンドル部分が筒状なので正直使い勝手はあまりいいとは言えない。付属のアタッチメントを活かしたいのであれば、上重心タイプの「SBD-F2P」のほうが相性はいいだろう。（径が太いので、手が小さい女性には辛い）

逆に、スティッククリーナーとしての使い心地は快適。グリップ部分が握りやすい上、アシストモーターの補助で、軽く手を添える程度で快適に動かせる。ヘッドブラシも改良されており、ブラシ径が3.2cmから4.3cmに拡張されて、ブラシが4本から8本に増量したことで掻く能力がアップしたとのことだが、確かに違いは実感できた。本体が自立するので、掃除中に手を離してもそのまま立った状態なのも快適。

センサーでホコリやゴミを感知するとランプで知らせてくれるのも、キレイになったことを示してくれる目安になり、あると地味に便利な機能だ。

付属のツールは、充電台にすべて収納でき、交換用の紙パック用のケースまで用意されているのは秀逸。ただし、その反面、見た目はゴチャゴチャしてしまうので、インテリア性は低下してしまったようにも。紙パックと同様に、隠しながら収納しておけるとベターだと思うので、その点については今後の改善を期待したい。