『見た目より軽快な装着感。音質は素直でずっと聴ける』 ゼンハイザー CX 400BT True Wireless CX400TW1 [WHITE] 三浦一紀さんのレビュー・評価

[三浦一紀]

2021年2月15日 13:17 [1421827-1]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	5
低音の音質	4
フィット感	4
外音遮断性	4
音漏れ防止	無評価
携帯性	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

見た目より軽快な装着感。音質は素直でずっと聴ける

充電器はコンパクト。ポケットに入れて手軽に持ち歩ける	充電器の中身。マグネットでイヤホンが定位置に収まる	ハウジング部分が大きいが軽い。イヤーピースは純正のM。装着感が軽い
充電はUSB-C。ボタンを押すと残量をランプでお知らせ

自腹購入。

キャンペーン中で約半額の1万3500円だったので、速攻購入。ゼンハイザーは有線ヘッドホン、有線イヤホンは持っているが、完全ワイヤレスイヤホンは初めて。

僕の周囲では、上位機種である「MOMENTUM True Wireless 2」の評判がいい。一度聴いてみたいなと思っていたが、なかなか機会がないまま。そこに、ほぼ同じ音質だと評判の本製品がお買い得だったのだから、飛びついたわけだ。

普段、AKAIのノイキャンヘッドホンやBose SoundSport Free wireless headphones、その他いくつかのヘッドホン、イヤホンを使っているが、本製品を最初に聴いたとき「なんだか頼りない音だな」といった印象だった。ノイキャンはないものの、フィット感がよいので周囲の音、特に低音の騒音は多少消えている感じはするが、音質の面ではそれほどインパクトはなかった。

ただ、何日か使っていると、こちらが基準になってしまった。クリアで高音から低音まで素直な感じで出ており、どちらかというとモニターイヤホンに近い印象。かといって無味乾燥というわけではなく、楽器やボーカルそれぞれがつやっぽく聞こえる。Boseのように低音が強調されているという感じではないのだが、すっと耳に入ってくる低音で、長時間の視聴でも聞き疲れしない。中域から高域は無理に補正されている感じがなく、耳に刺さるような感じがしない。ほんとに「素直」な感じがした。

本体の形状だが、やや四角張った感じで大きめ。しかし充電器はコンパクトで好印象。イヤホン本体はプラスチックでややすべすべしており、何度か取り出す際に落としてしまったが、コツをつかむとスムーズに取り出せる。

フィット感は上々。イヤーピースを交換しようかと思ったが、長時間着けていてもあまり気にならないし、何より装着感が軽いので付属品をそのまま使っている。シリコン製の薄いイヤーピースなので、もっと肉厚なものに変えると音質が変わるのだろうが、現時点では装着感優先といった感じだ。

スマホ用アプリが用意されており、そのアプリでイコライザーが使えるが、細かい周波数帯は選べない。なので基本の「ニュートラル」のまま使っている。

最近はこのイヤホンで音楽が聴きたいために、普段あまりしない散歩などもするようになった。僕的には今一番のお気に入りのイヤホンだ。