MasterLiquid ML120L V2 RGB MLW-D12M-A18PC-R2 [ブラック]
- 放熱効率と静音性にすぐれ、RGBファンを搭載した水冷一体型CPUクーラー。改良された新設計のデュアルチャンバーポンプを採用している。
- 表面積を従来より20%以上拡大させたラジエーターを搭載し、放熱効率を高め、すぐれた冷却性能を実現。
- 風量と風圧のバランスを重視したブレード設計の冷却ファン「SickleFlow 120 RGB」を搭載。付属のコントローラーでLEDをコントロールできる。
※「Intel LGA1700」ソケットについて、リテンションキットにて対応する製品になります。
出荷時期によりリテンションキットが付属していない場合がありますので、ご購入の際は購入店舗にてご確認下さい。
MasterLiquid ML120L V2 RGB MLW-D12M-A18PC-R2 [ブラック]COOLER MASTER
最安価格(税込):¥34,544
(前週比:+1,645円↑)
発売日:2020年 7月22日
『ラジエーターサイズから想像される以上の冷却性能』 too hot to eatさん のレビュー・評価


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2020年9月15日 00:34 [1368082-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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冷却性能 | 4 |
静音性 | 5 |
取付やすさ | 5 |
Ryzen9 3900Xにて使用中です。
corsairの110Rに全面ケースファン2基、天板1基で運用中。
グリスはMX4を使用しました。
交換前に使っていた
サイズ:忍者五
との対比となります。
【デザイン】
個人的には光ってもらわなくても結構なんですが、
付属してくるファンのデフォルト設定は紫色でなかなかきれいです。
まじまじと見つめるものでもないのでデザインはそれほど気にしませんが
サイズ感等含めて悪くないと思います。
コンパクトな分忍者五と比べるとその存在感は全く異なります。
【冷却性能】
もともと利用していたクーラーがハイエンド空冷ということもあって
正直なところそれほど期待はしていませんでしたが
意外なほどに冷えてくれます。
OCCTを利用して定格設定で30分間LINPACKを実行しましたが
最高でも80℃に届くかどうかといったところで、
平均すると73℃〜75℃をさまよう感じになりました。
※室温約26℃
忍者五で同条件の負荷テストをしたところ、
最高83℃で平均78℃程度といったところでしたので
ハイエンド空冷クーラーに比肩する冷却能力はありそうです。
ただし、気になったことが2点。
・一度温度が上がってしまうと下がるまで時間がかかる
・アイドル温度は結構高め
という点です。
忍者五を利用していた際は80℃台まで上昇してしまっても
負荷が下がればすぐに50℃台まで下降してきましたが、
こちらの製品では一旦クーラントが高温になってしまうと
なかなか温度が下がらないという状況に陥りました。
同じく80℃程度まで上昇してしまうと、負荷がなくなっても
しばらくは65℃程度をうろつくような感じです。
それでもいくらか放っておけばアイドル温度までは下がってきますので
温度が下がりにくいという点に関してはそれほど気にはなりませんでした。
しかし、アイドル温度が55℃程度と結構高めになってしまうのは気になりました。
これはクーラント容量の少ない小型の簡易水冷では仕方のない事かとは思います。
私の用途では常に定格あるいはそれ以上で動作してくれる必要はないので
電圧を1.1vに絞って3.65GHzまでダウンクロックして運用しています。
この設定であればアイドル45℃未満、ゲーム中でも65℃程度までしか上がりません。
絶対的な冷却性能としては120mmラジエーターの域を出ませんが、
定格動作であれば十分にCPUを冷却できると思います。
※当然室温やケースのエアフローにも左右されますが
ただし、常時高クロックで回したいという方は別の製品を選択されたほうがいいでしょう。
【静音性】
静穏性に関してはM/Bの設定などでいかようにも変えれると思いますが
たいていのM/Bのデフォルト設定であればうるさいということはないでしょう。
付属のファンは特別静音設計のファンというわけでもないので
全開で回せば相応の音が出ますが、低回転時は耳障りな音はありません。
全開時に気になるのはファンの騒音よりポンプの音でしょうか。
ちなみに、説明書にも記載がありますが
取付直後はしばらくクーラントの気泡がつぶれるような
プチプチといった音が聞こえますが、しばらく放っておけばなくなります。
水冷ではままあることだと思います。
【取付やすさ】
AM4の場合、M/B付属のブラケットに引っ掛ける感じの装着方法になりますが
大変簡単に装着することができます。
ポンプヘッドも常識的なサイズで取り付けにくいということはありません。
忍者五のあまりに巨大なヒートシンクと2基のファンと比べると
とてもコンパクトな冷却機構で、メンテナンス性も格段に向上しました。
ラジエーターホースも比較的柔らかく、取り回しは簡単です。
各部ジョイントも丁寧な作りで簡単には水漏れしなさそうです。
ラジエーターサイズもこの手の商品としては最小クラスなので
たいていのケースに容易にインストールできるでしょう。
【総評】
購入の動機としては巨大すぎてメンテナンス性の低い忍者五を
もっとコンパクトなものに置き換えたいというものでした、
※冷却性能自体は気に入っていた
ただ、利用しているCPUのTDP的に
小型の空冷クーラーでは冷やしきれないだろうという思いがありましたので
いろいろと考えた結果として小型の簡易水冷を選択しました。
これまでは、簡易水冷もクーラントを冷媒としているだけで
最終的にはラジエーターで「空冷」するものですから、
小型の簡易水冷は大型の空冷クーラーに劣ると考えていました。
そのため、負荷試験の結果としてそれほど悪くない数字が出てきて
いい意味で驚かされました。
また、簡易水冷機構の副次的な機能でもありますが
ケース外に直接排熱することができるために、
GPU温度なども気持ちばかり下がったような気がします。
少なくとも、ケース内の温度は低下しているはずなので、
周辺部品の長寿命化にもつながっているでしょう。
総合的にみると、この性能の製品がこの価格で手に入り
大変満足しています。
ただし、冷却性能項目でも触れましたが、絶対的な冷却性能は
より大きなサイズのラジエーターを搭載する製品に劣ります。
私の用途ではこのサイズのラジエーターで十分に冷却できていますが、
レンダリングやエンコード用として簡易水冷を導入するのであれば
240mm以上のものを強くお勧めします。
- レベル
- 自作経験豊富
- 重視項目
- スペック重視
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レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2023年10月31日 22:00 |
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2023年3月13日 01:07 |
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2022年10月22日 18:19 |
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2022年3月19日 13:37 |
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2021年5月28日 12:54 |
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2020年10月5日 10:57 |
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2020年9月15日 00:34 |
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2020年8月31日 16:50 |
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