『隠れた名機』 パイオニア SE-C5TW(B) [ALL BLACK] 1.mediasさんのレビュー・評価

[1.medias]

2021年1月5日 01:40 [1406327-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	4
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	5
音漏れ防止	5
携帯性	5

隠れた名機

ヨドバシカメラで9800円で購入しました。電車通勤用のワイヤレスイヤホンとしての利用です。
【デザイン】
かなりシンプルにまとまっています。高級感はありませんが、つや消しなのでスーツにも合いどんなファッションでも邪魔しないデザインだと思います。
また、SONYやBOSEなどの他社製品と比べてとてもコンパクトで耳の中に収まるため、イヤホンが悪目立ちしません。無印良品的な良さがある、といえばわかりやすいでしょうか。

【高音の音質】
ハイレゾ対応というわけでもないので、どこまでも伸びていくような音が出るわけではありません。ただ、変にシャリついたり刺さったりせず、とても自然な音だと思います。

【低音の音質】
これはかなり良いのではないかと思います。コンパクトであるにも関わらず、かなり迫力のある低音が出ています。とはいえ重低音モデルのように低音ばかりが出て中音・高音が引っ込んでいるわけではありません。音楽を支えるベースが力強く出ているといった印象で、音楽を聴くにはとても心地よい音だと思います。

【フィット感】
これは個人の耳次第、といったところだと思いますが、私の耳にはジャストフィットでした。私の耳とパイオニアのイヤホンは相性が良いようで、他の同社製品も愛用しています。
ともかく、一度視聴してみることをおすすめします。

【外音遮断性】
音楽を流せばまわりの会話などはほとんど聞こえなくなります。かなり良いのではないでしょうか。

【音漏れ防止】
友人に確認した限りでは音漏れはしていないようです。そもそもカナル型のイヤホンは音漏れに敏感になる必要はないかと思います。

【携帯性】
本体のコンパクトさは前述の通りですが、充電ケースの小ささには驚きました！細長いスティック状のため、ジーンズのポケットなどにもすんなり入ります。これは他社と比較しても評価できる点かと思います。

【総評】
ワイヤレスイヤホンはSONYのWF-1000X、JVCのHA-A10Tに続いての3機種目でしたが、時代の進化を強く感じました。
まず音質ですが、発売時でSE-C5TWの2倍以上の価格だったWF-1000Xと比べても全く劣っていないと感じました。
比較すると、WF-1000Xはボーカルの声がハッキリと浮き出て聴こえ、一見かなり高音質に感じますが、よく聴くと後ろの楽器の音に元気がなく、全体としては平面的な音になっています。
一方SE-C5TWはボーカルの声は他の楽器と同じように聞こえてきます。（浮き出る感じはない）しかし、前述の低音の効果でかなり臨場感のある元気な音が出て、楽器の音が生々しく聴いていて楽しい気分になります。個人的にはパイオニアSE-C5TWの方が好みなくらいです。
また、接続性も東京駅や大宮駅で使って一度も途切れることなく通信できていますので、音切れに悩む必要はないかと思います。
あまり目立った機種ではないようですが、パイオニアらしい臨場感あふれる音が気軽に楽しめる優秀な製品かと思います。大手家電量販店には必ずおいてあると思いますので、一度視聴してみると良いと思います。

（余談ですが、ヨドバシで視聴した際に外音取り込み機能が無いと言われましたが、本製品には外音取り込み機能が搭載されています。悪しからず…）

主な用途

音楽

映画

接続対象

スマートフォン・携帯電話