『テレワークはこれで充分』 Lenovo IdeaPad Slim 350i Chromebook 82BA000LJP 関口 寿さんのレビュー・評価

[関口 寿]

2020年12月28日 12:28 [1403055-1]

満足度	4

デザイン	4
処理速度	4
グラフィック性能	3
拡張性	3
使いやすさ	4
持ち運びやすさ	5
バッテリ	4
液晶	3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

テレワークはこれで充分

広め/大きめレイアウトでタイピングは快適	電源コネクタはType-C、45Wと控えめなぶんサイズもコンパクト	電源アダプタというよりも、仕様的にはPD充電器に近い
レビュー時点の最新バージョン	Geekbenchのスコアは決して高くないが、遅さを感じないのはOSの恩恵といえよう

2020年12月に購入、自宅で使用。

【デザイン】
良い
テンキーなしの11.6インチクラスらしいオーソドックスな設計で、ポインティングデバイスやカメラの位置も教科書通りのデザイン。
質感/仕上がりも良くボディ剛性も充分、価格帯を考えれば上出来な仕上がりといえよう。

【処理速度】
良い
カタログスペックからの予想を上回る速さで、再起動必須のアップデート作業も苦にならない。
Windows PCを基準にするとショボめのスペックながらも、ストレスなく使えるのはChrome OSならでは。

【グラフィック性能】
普通
Intel CPU定番の内蔵グラフィックスが使用され、発色/応答ともに良い。
3Dゲームに代表される重めの処理はキツいだろうが、普段使いなら不満なく使えるだろう。

【拡張性】
普通
USBはすべて3.0、Type-AとCが１つずつ左右対称に配置され操作性は上々。
ただしType-C×１が充電兼用なので、長時間の作業では実質１ポートとなるのは痛いところ。

【使いやすさ】
良い
タブレットの流れをくむ製品だけに、MicroSDカードを直接接続できるので、スマホやデジカメとの連携がテマいらず。
キー間のクリアランスを含め約20mmと広め、キートップも大きめタイプが採用され、不慣れなひとでも辛さは感じないだろう。

【持ち運びやすさ】
非常に良い
本体は「ほぼ」A4サイズ、電源アダプタもコンパクトにまとめられ、カバンに入れても違和感のないサイズ感。

【バッテリ】
良い
公称・10時間駆動と、一日仕事ができる容量。
もちろん使い方によって左右されるものの、充電を意識しなくて良いのは心強い。

【液晶】
普通
視野角は広く、照明の映り込みも少ない、目に優しい仕様。
残念なのが解像度でフルHDは欲しいところ。
視認性は良いが、1366x768では時代遅れ感が否めない。

【総評】
タブレットともパソコンとも言えず、つかみどころがないジャンルに思えていたが、使ってみた感想は「おおいにあり」。
クラウド前提ならテレワークもこの１台で快適にこなせるだろう。