『しあわせの木を育てるため、何となく大雑把にひたすらがじがじと』 日本コロムビア げっし〜ず 森の小さななかまたち [Nintendo Switch] 酒缶さんのレビュー・評価

[酒缶]

2023年9月19日 19:25 [1760467-1]

満足度	3

操作性	4
グラフィック	4
サウンド	4
熱中度	2
継続性	4
ゲームバランス	3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

しあわせの木を育てるため、何となく大雑把にひたすらがじがじと

パッケージ表面	パッケージ中身

・自らが購入した商品になります。

【概要】
・森の中でくらすげっし〜ずといっしょにしあわせの木を育てていくがじがじコミュニケーションゲーム。

・タイトルメニューから選べる項目は３種類。
「はじめから」ゲームを最初から始める
「つづきから」セーブデータからの再開
「ミニゲーム」ゲームに登場したミニゲームのプレイ

・購入品


【評価】
・げっし〜ずたちがしあわせの木を大きく育てるためにいろいろとコミュニケーションをとっていくゲーム。1日の時間の流れがあり、げっし〜ずが作りたいモノを提案するため、素材集めをさせてからのアイテムづくり。昼になるとミニゲームを１プレイ。その後は、夜になるまで、げっし〜ずたちに食事を与えたり、撫でたり、着替えをさせたりして過ごす。前作にあたる『げっし〜ず がじがじなかまをそだてよう』と比較すると、対象年齢が上がって、『すみっコぐらし』系のタイトルに作りが近づいた印象。

・げっし〜ずたちが作りたいモノを提案し、素材を集めて作っていく流れだけ聞くとシミュレーション系のゲームのように感じるかもしれないが、げっし〜ずたちが作りたいモノを否定して別のモノを作らせることはできず、素材集めは本当に適当に物量だけ色々と揃っていき、ゲーム内で何日か経過すると、ただひたすらにげっし〜ずたちが提案するモノを作り続けるだけの単純作業の繰り返しになってしまう。

・ゲームの目的はしあわせの木を最大まで育てることで、育て上げるとスタッフロールになる。また、げっし〜ずに何かしらの関与することで、しあわせのきもちのレベルを上げていくことになるが、すべてのげっし〜ずのしあわせのレベルをマックスまで達成しても、作れるモノの種類は少なく、まだまだすべてが出ていないようで、バランスがとにかく悪い。

・げっし〜ずのそれぞれのキャラクターの違いがいまいち認識しにくい。しあわせレベルを上げることで、げっし〜ずたちのプロフィールを知ることはでき、与える食べ物の好みや、撫でたときの喜ぶ部位の違いは認識できるが、放置しているときの行動に違いをいまいち感じることができず、ミニゲームでも個性を感じない。


【まとめ】
・前作に比べるとゲームっぽくなったようには感じられるのですが、全体的に大雑把なつくりなので、げっし〜ずのキャラクターに癒されながら、何となくゲームっぽいことを楽しみたい人以外は、モチベーションが保ちにくいゲームかもしれません。