『クラストップの仕上がりだが、「フィットらしさ」に乏しい』 ホンダ フィット ハイブリッド 2020年モデル 汽車ポッポーさんのレビュー・評価

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さん

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  • ファン数:23人
満足度4
エクステリア3
インテリア3
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費無評価
価格3
クラストップの仕上がりだが、「フィットらしさ」に乏しい

フィットは5ナンバーコンパクトカーの市場性を切り開いてきた革新的な車種だけに、ぜひ試乗はしておこうと思い、発売直後に30分程度試乗してきました。その後何回か乗ってみてレビューしようかと思ったのですが、最初に試乗したときの印象があまりにも薄く、また乗ってみようという動機が起こらずここまできたので、試乗時の記憶を頼りに書きます。

【エクステリア】
奇をてらいすぎ、あるいは思い切りすぎだと思います。確かに写真より実車を見たほうがデザインにまとまりがあり、おしゃれな感じもしました。柴犬ライクな愛嬌は、ほんのちょっとだけ加わっているイメージで、「かわいいクルマに拒絶反応がある人は見るだけムダ」ということもないでしょう。ただし、これといって評価できるものがありません。MINIやビートルなら、クルマらしい普遍性のあるデザインに素直に「いい!」と思えるものがあります。しかし、このフィットにはそうした普遍性が感じられず、この先のコンパクトカーのデザインのトレンドを見越しているとも思えませんでした。

【インテリア】
新しい工夫は施されていますが、実際に確かめてみると、進化を評価できるレベルにないと感じました。発表された当時、Aピラーの形状については未来を期待させるものがありましたが、実際に運転席に座ってみると、それほど開放感がなく、意外にもデメリットのほうが強く感じられました。Aピラーの存在感が薄いぶん、ダッシュボードの奥行が長く感じられてしまい、奥まった位置から視界が開ける感じがしました。たとえるなら、「眺望のいいレストランの景色が見える方位の席を予約したが、窓際ではなく、少し奥まった席だった」というイメージです。また、Aピラーが細すぎて、直進走行時の安心感が損なわれている気もしました。インテリアも、シンプルすぎてちょっと安っぽい印象です。さらに残念だったのが、居住性と積載性です。シートの座り心地がよく前列の足元スペースがかなり広いので、運転者と助手席に座る人はいいかもしれません。が、後席にも人が座るファミリー層のことはあまり考えられていない気がします。後席はノートより狭い印象でした。荷室に至っては、先代より狭く、ベビーカーも押し込まないと入らないんじゃないかと思われるほど。せっかくセンタータンクレイアウトでクラスを超える広さを訴求してきたフィットだけに、これは残念です。いっぽうで気に入ったものもありました。2本スポークのハンドルが非常に扱いやすく、初めて2本スポークのハンドルを操作した自分としては、感動するものがありました。

【エンジン性能】
モーター走行の時間が長くなり、トランスミッションがDCT(AT)からCVTになったため滑らかになっていますが、やはりここも、これといった魅力がありません。パワートレインはジェントルな味付けで底力もありますが、挙動がもっさりとしており、ノートe-Powerのようなモーターならではのダイレクトなトルク感もほとんど体感できません。走りの軽快さでフィットを選んできた人には、物足りなさが感じられると思います。ちなみに、1.3Lガソリン車も試乗しましたが、ホンダのNAエンジンとは思えないほどトルク感が弱く、1Lかと思ってしまったほどです。車重が重いせいか、チューニングが追い込まれていないせいか、原因は不明です。

【走行性能】
車体剛性がかなり強く、走りの限界性能は高そうです。しかし、それほどハンドリングが気持ちいいわけでもなく、これといったスポーツ感もないので、総合的にみると、ようやくマツダ2あたりに追いついたかな、という印象です。

【乗り心地】
リラックスして走れるので、5ナンバーコンパクトとしてはいいほうだと感じました。しかしこれも、どういいのかをすぐに思い出せないのが実際のところです。柔らかくも硬くもなく、路面をなめる接地感があるわけでもなく、タウンスニーカーのような軽快感があるわけでもありません。これは、新型フィット特有の持ち味だと思います。ライバルと目されるヤリスと乗り比べると、フィットのほうがひとクラス上のクルマのように感じられました。

【燃費】
短時間の試乗のため無評価とさせていただきます。ただし、ヤリスに搭載されているハイブリッドシステムTHS-IIには到底かなわないと思われます。

【価格】
高いです。フィットならではのコストパフォーマンスが感じられません。

【総評】
走りとパッケージングのよさに定評のあるホンダの登録車でエース格にあたる車種としては、いまひとつ個性が弱く、強いて言うと無味乾燥です。基本的にはよく作り込まれているので、気に入って購入した人なら、長く乗り続けられるクルマではあるでしょう。新型フィットとヤリスでどちらのほうがいいかと言うと、圧倒的にフィットだと思います。ただし、コストパフォーマンスを重視すれば、ヤリスになるでしょう。HEVシステムにせよ内外装の新しい試みにせよ、強いメリットが感じられないためです。クルマ好きの人がこぞって購入検討するようなクルマではなく、かといって実用性を重視する人からしてみると、コストパフォーマンスに乏しく、非常に中途半端な立ち位置になっている気がします。

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トヨタ > ヤリス 2020年モデル
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