『日本人の、日本人による、日本人のためのカプセルコーヒーマシン』 UCC上島珈琲 ドリップポッド DP3 [ペールミント] 多賀一晃さんのレビュー・評価

2020年 1月24日 発売

ドリップポッド DP3 [ペールミント]

  • 50通り以上の飲み方に対応したカプセル式コーヒーマシン。従来機の抽出方法「スタンダード」に加え、「ストロング」「アイス」モードを新たに搭載。
  • 付属の専用フィルターを使えば、レギュラーコーヒー(粉)でも抽出可能。多機能でもスマートに切り替えができるボタン式操作パネルを採用。
  • 電源を入れてから30秒で抽出準備が完了する機能はそのままに、準備中でも抽出ボタンが押せるようになり、一度の操作で待ち時間なく抽出まで完了する。
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ドリップポッド DP3 [ペールミント]UCC上島珈琲

最安価格(税込):価格情報の登録がありません 発売日:2020年 1月24日

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多賀一晃さん

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プロフィール家電評論家。スマート家電グランプリ審査員。

主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。
過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。
また米・食味鑑定士の…続きを読む

満足度5
デザイン5
使いやすさ5
機能性5
保温性5
手入れのしやすさ5
サイズ4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

日本人の、日本人による、日本人のためのカプセルコーヒーマシン

小さく、端正なモデル。色は50年代アメリカを代表するカラー。

コンソール。ボタン式ではないが、スィッチのクリック感はかなりある。

カプセル。実はこの中に真のカプセルが入っている。

カプセル。白いフィルターで包み込まれている。

カプセルを本体にセットしたところ。セットしにくさは皆無。

ドリンク後のカップ。コーヒー粉が皆無。味は最後までクリア。

カプセルコーヒーマシン。出てからかなり時間も経ち、カプセルも充実してきた。各メーカーの「癖」もほぼ出尽くした感もある。そろそろ、カプセルコーヒーマシンをきちんと位置付けるべきだと考え、UCC上島珈琲より、当モデルを借受け、テストを行った。今回は、位置付けをより明確化するため、カプセルラインナップに関しても触れたい。

まず、カプセル式の抽出法は大きく2分化される。エスプレッソ方式とドリップ方式の2つだ。ただし、レギュラーコーヒーの場合は、エスプレッソコーヒーが出てくるのではなく、そのお湯割が出てくる。そうなった時のドリップ方式の魅力は、「濁り、雑味のない味」。

エスプレッソが、短い抽出時間でも濃い味が出るのは、「深い焙煎」「すごく細かく挽く」「高音高圧で一気に抽出させるため」だ。コーヒー豆の奥深くまで、強引にお湯を入れ抽出してくるので、えぐみも出やすい。レギュラーコーヒーとは一線を画す。CMなどでポピュラーになったアラビカ種は、雑味を楽しむコーヒー豆ではなく、どちらかというとドリップ抽出がベターな品種だ。

また日本の喫茶店、面白いなぁと思うのは、ストレートが多いこと。コーヒー豆は、大きくアラビカ種とロブスタ種に分けられる。シェアでは、アラビカ種が85%。「モカ」「キリマンジャロ」などは、このアラビカ種が作られている国、地域、輸出港などの地名だ。土壌により味が変わるから地名で呼ぶのだ。

が、今は、スペシャルティ・コーヒーの時代。それまで世になかったゲイシャ種などは典型例。希少種なので値段も高い。味の見当がつかないので、ある種の冒険を伴う。それが当たり前と言わんばかりに、次々と新ラインナップを追加してくるコーヒー屋もあるが、味の見当が付かないので、どうすごいラインナップなのか、見当も付かない。

UCCのラインナップはとても分かりやすい。定番は、馴染みの豆。シーズン毎のスペシャリティは、新しい品種。注文しやすいメニューが必要なのはレストランに限ったことではない。

ドリップポッド DP3は、ドリップ式のよいところを前面に出した、日本人向け、喫茶店並みクォリティ。今回、入手してテストしたのは、ペマーミント(グリーン)。これは私が普段使いしているカップが、ファイヤーキング社のジェイド(翡翠)色だからだ。

デザインは、小さく、端正。コーヒー機器は元々化学の実験器具の様に珍奇な形にこだわったモノが多い。珍器なものも悪くはないが、割と飽きる。一方、DP3は、溶け込む感じ。落ち着くデザインだ。

さて、コーヒー豆の最高峰の一つ、「ブルーマウンテンブレンド」を飲んでみた。

「美味い。すごく美味しい。」

下手な喫茶店でありがちな、雑味が全くない。美味しくないコーヒーは、飲んだ後、コーヒーの粉が残っていることがあるが、全く見当たらない。このカプセルは1個、200円弱だが、800円以上位の価値が十分ある味だ。(ブルマンのカプセルは通常の倍。さすが格上) 柔らかく、包み込む様な、バランスの取れた味。新品種が出てきても、最高峰の座を譲らないブルーマウンテンの美味しさを引き出している。このレベルの味が、ワンタッチで飲めるのは、カプセルが当たり前になった今でも、すごい。

これの実現には、カプセルへの工夫が関与している。まずカプセルは剥き出しではない。カプセル本体を包み込むオーバーカプセルがある。これはドリップ式の場合、フィルターは通気性があるため、コーヒー粉の劣化を防ぐためだ。

ドリップ式の場合、一番の問題は、均一にゆっくりお湯を注ぐこと。ハンドドリップだと、のの字を書くようにお湯を注ぐ。また、多くのコーヒーメーカーは、湯をシャワーのように注ぐ。

DP3は、フィルターのど真ん中にお湯をゆっくりと注ぐ。お湯は徐々にフィルターに染みてゆく。中央から広がりながら吸収されていく、実に巧みな設計だ。

使用前は勿体ないので、使用後のカプセルを割ってみた。すごいと思ったのは、粉が均一であることだ。

お米などもそうであるが、粒状の粉で美味しいものを作るには、均一であることが重要だ。例えば、割れたコーヒー豆、虫が食ったコーヒー豆は、エグ味がでてまずい。割れたお米も味が落ちる。こちらは、法律で欠点米を含んでもいい量が決められているほどだ。

欠点がある豆を取り除き、篩にかける。そして焙煎。また、欠点豆を確認しい、篩にかけ、豆の大きさを均一にする。その豆を挽く。その粉をまた篩にかけ、大きすぎるモノ、小さすぎるものを取り除く。手間がかかるが、均一にしないと、えぐみなどがでやすい。

次に、フィルターは、その粉を濾すためのもの。当然ではあるが、淹れる前、」フィルターからこぼれている粉が全くない。あっても目視ではわからないのは、管理された粒径に対し、フィルターがきっちり役目を果たしているからだ。そうでないと、フィルターで濾しきれないほど微細な粉もでてくる。

当然、使用されている豆の量からは、抽出量は決まっている。最大で200ml(目盛7)。しかし多くの場合、140ml(目盛4)が推奨されている。いろいろ試したが、書いてある量を推奨したい。味を重視した納得できる仕上がりとなる。

スィッチを入れる。寒い時期などは抽出するまでに30秒かかる。あっためるところがあるからだ。
本抽出が始まっても静か。チョロチョロという滴下音しか聞こえない。圧力ポンプなどを使っていないので当たり前と言えば、当たり前だが、気分がいい。香りは立ってくるのだが、音はしない。コーヒーの香りに鼻が慣れた頃、ピーピーと小さな音が遠慮がちに鳴る。抽出終わりの合図だ。他のことに気を取られていると、聞き逃すことがあるレベルだ。

あと、このモデルで面白いのは、お茶カプセルがあることと、通常のコーヒー粉が使える専用のメッシュフィルターが使えること。

このモデルの最大の弱点は、カプセルがスーパーなどで手に入らないことだろう。入手はネット通販が主だ。ホームページまで行けば、いろいろお得なコースが提案されている。

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