Ryzen Threadripper 3970X
- 32コア64スレッドで動作する、ソケットsTRX4対応CPU。基本クロックは3.7GHz、最大ブーストクロックは4.5GHz、TDPは280W。
- 合計144MBのキャッシュにより、大容量のデータセットに迅速アクセスできる。
- 倍率ロックフリーに対応している。

レビュアー情報「レベル:自作経験豊富」で絞込んだ結果 (絞込み解除)
よく投稿するカテゴリ
2020年9月28日 00:51 [1371876-1]
満足度 | 5 |
---|
処理速度 | 5 |
---|---|
安定性 | 5 |
省電力性 | 2 |
互換性 | 2 |
◎ 良い所
◎ とにかく32c/64tである事。
◎ 2970x/2990x比較で処理能力大幅向上
◎ 2950x/2990x比較で至る所が全て「普通」になった。2950x/2990x比較でやれNUMAだコア間の遅延だを気にすることなく、3950x比較でも実際の運用では変な癖が全く無くなかった。
◎ クロック・電圧・電力の調整がかなり高度。280w以内に収まるようにありとあらゆる制御が自動で行われる。当然、280w以内であればシングルスレッド系・軽いマルチスレッド系もどんどんクロックを伸ばしてくれるので、「マルチコアではすごく速いけど、スレッドの軽い作業だとメインストリームに置いて行かれる」といったHEDTの負の宿命はほぼ背負わなくて済む。
◎ PCIe-4.0 x 64レーンの圧倒的な帯域の広さ。好きなだけ拡張カード・PCIeSSDなどを使える。
? メモリ周りの特性はRyzen 3xxx台とほぼ変わらず。メモリの限界はDDR4-3800前後 + Fclk 1900前後。タイミングを攻めれば攻めただけ報われるが、HEDT系で本格的に遊ぶ方がどれだけいるのかという疑問も…。
- 番外データ
定格 = 280w リミッター有り、使いやすい、現実的空冷 (例 Noctua NH-U14S TR4-SP3 / 追加ファンオススメ) で風通しが現実的なケースなら運用可。
PBO2有り = マザーボードによって変わるだろうが、ASUS ZUEaでは見事に実測500wを突破、現実的な空冷では限界時には対応不可。
マルチコア時の性能向上はPBO2状態でそれなりなので、PBO2・全コアOCをした上で全てのパフォーマンスを引き出したい場合は本格水冷+それなりの電源環境の準備が必要。
現実的なプランとして、空冷環境でとりあえず利用し、ケース・その他は「本格Ready」にしておき、更なるパフォーマンスを引き出したくなった場合は水冷にステップアップ、というのはどうだろうか。
× 悪い所
× お値段 (性能を考えると順当だが、絶対値が…)
× TR4であるが故に、冷却・クーラー選びには苦戦する。Enermax系の簡易水冷が腐水問題を抱えていて他社の簡易水冷はベースプレート・ヘッド部分の面積不足という根本的問題があるため、実質 空冷 or 本格水冷の2択に(この価格帯に行く人は即本格水冷が結局正解かと)
× X399ユーザーとしてはPCiE3.0環境へのダウングレードはあったとしても是非対応をして欲しかった。Epic系は載せ変えが可能な所を見ると、M/Bメーカーのサポートの面倒さを嫌って無理矢理互換性を切ったように思える。(…この価格帯のCPUを買う人からしたら新規M/Bの価格なんて…という事なのかもしれないが)
[総評]
◎ 買うべき人
◎ 32c/64t が使いきれる人
◎ 拡張カードをたくさん利用する人・帯域があると使い道が広がる人 (40GBe / 大量のPCI-e SSDなど)
× 買うべきでない人
× 32c/64tは使いきれない人 (高いから速いに違いない! という勘違いは捨てましょう)
× 消費電力を気にする利用方法な人
? HEDT系との利用頻度が増えてきたThunderboltへの対応はAMD系であるが故に未知数。Tb3は特に相性問題が激しいので、Tb3希望の場合は情報収集を怠らない事!
- レベル
- 自作経験豊富
- 重視項目
- スペック重視
参考になった3人
このレビューは参考になりましたか?
CPU
(最近3年以内の発売・登録)






新着ピックアップリスト
-
【質問・アドバイス】15万円で自作PCを作りたかった男(2)
-
【おすすめリスト】あげるれる
-
【欲しいものリスト】My low price Mix PC
-
【欲しいものリスト】TECONO用
-
【おすすめリスト】モニター
(CPU)
- コミュニティ規定の内容をご確認の上、ご利用ください
- 評価は投票された方の主観による目安であり、絶対的な評価を保証するものではありません
- 点数はリアルタイム更新です
- ユーザーレビューの使い方、よくある質問 FAQもご参照ください
価格.comマガジン
注目トピックス
