『低温調理機能がおもしろい。』 テスコム TSF601 イタチチさんのレビュー・評価

[イタチチ]

2021年10月30日 13:46 [1511434-1]

満足度	4

デザイン	4
使いやすさ	5
焼き上がり	4
手入れのしやすさ	4
サイズ	4

低温調理機能がおもしろい。

2枚以上は焼き色にムラが出ることが多いです。	ちょっと火が通りすぎたけど初めてにしては上出来。	これで中くらいのリンゴ１個分。ちょうど上下２段がいっぱい。

10年使って劣化故障したサンヨー製SK-WA22からの買い替えです。SK-WA22はたしか5千円前後だったかと記憶してますが、価格を考えると名機と言っていい製品でした。これ以上コスパの良い製品は今はないだろうと考え、であれば価格が上がってもプラスアルファの付加価値がある製品を選ぼうということで、低温調理の機能を持つTSF601を購入しました。（基本的にはSK-WA22との比較です。）

【デザイン】
高級感はないですが、シンプルで落ち着いた良いデザインだと思います。どの家庭のキッチンでも合うかなと思います。

【使いやすさ】
古くからあるトースターのように、操作がすべてダイヤル式なのが良いです。とにかく直感的にわかりやすく、操作が素早くできます。ボタン式だと複雑な設定ができる反面、いろいろ面倒というか、ただちょっと焼きたいだけなのにピッピピッピとボタンを押しまくらなきゃいけないことがあるので。
それと、動作音が静かなのと、トースター内が良く見えるのが良いです。

【焼き上がり】
低温調理が目当てと言っても、やっぱり主な用途はトーストです。で、パンを説明書の通りトーストモードで3〜4分で焼くとどうなるかと言うと、1枚なら完璧でした。良い感じに焼き色が付き、焼き具合も良いです。
問題なのは2枚以上の時です。焼き色にムラができます。トースター内の中心付近がやや焼き色が濃くなりがちで、反面、外側が薄くなります。ただ面白いのが、ムラは焼き色だけで、焼き加減自体はほぼ均一と言っていい感じなのです。なので、焼き色にこだわりたい人には不向きな製品ですが、見た目はさておきちゃんと焼けてればOKという人には問題ないと思います。私は全然許容範囲。焼き上がりの食感としては、カリカリ系ではなくどちらかと言うとモッチリ系のかなと感じました。
あと、今まで使ってたSK-WA22は余熱しとかないと良い焼き上がりにならなかったのですが、このTSF601は余熱無しでちゃんと焼けました。

次に低温調理。ローストビーフとリンゴのドライフルーツにトライしたのですが、普段あまり料理などしない男がやったらどうなるかと言うと、ちゃんとできちゃいました。ローストビーフはやや火が通りすぎましたが、十分おいしくできました。ドライフルーツは、乾燥に４時間かかりますが、ただ切って並べるだけなのでとても楽でした。味はすごく濃厚。これはクセになる。

【手入れのしやすさ】
普通。よくあるトースターと一緒。

【サイズ】
だいたい普通のトースターのサイズ。強いて言うなら、後ろの出っ張りが大きいので置く場所を選びます。

【総評】
単にトースターとしてのみ使いたいということであれば割高な商品です。ただし、必要十分なトースターとして基本性能に加え、「低温から高温まで」「コンベクション」「長時間調理」といった付加価値があると考えると、現在の約1万円という価格はとてもお得かと思います。

主な用途

料理