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評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
---|---|---|---|
見やすさ![]() ![]() |
4.51 | 4.38 | 6位 |
携帯性![]() ![]() |
4.27 | 4.23 | 4位 |
操作性![]() ![]() |
3.27 | 4.29 | 8位 |
機能性![]() ![]() |
3.98 | 4.13 | 8位 |
耐久性![]() ![]() |
3.00 | 4.10 | 8位 |
デザイン![]() ![]() |
3.78 | 4.29 | 8位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
よく投稿するカテゴリ
2021年1月23日 00:10 [1412509-1]
満足度 | 4 |
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見やすさ | 4 |
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携帯性 | 3 |
操作性 | 3 |
機能性 | 4 |
耐久性 | 無評価 |
デザイン | 2 |
|
![]() |
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スッキリと立体感豊かです |
過去に、同じキヤノンの防振双眼鏡12×36IS Uを所有しており、防振機構の有効性は十分理解していましたが、その大きさと重さから、持ち出す機会が少なくなり手放してしまいました。
最近はもっぱら携帯性の良いニコンの8×20HG L DCFを愛用しておりましたが、8倍と言えどもやはり手ブレが気になっておりました。
立ち寄った量販店には各社の防振双眼鏡が勢揃いしていましたので、遠くの壁や商品パッケージの小さな文字を見比べてみたところ、第一候補のニコン機(10x25 STABILIZED) だけは、どんなに注意深くピントを調節しても文字を判読出来ませんでした。デモ機だけの問題なのかも分かりませんが、左右共同様でしたので、これはニコン機の実力であると判断し購入を取り止めました。
ピント精度以外は私の希望にピッタリでしたが、肝心のポイントがこれでは残念です。又ニコン機は防振スィッチOFFの時は、左側にシャッターが降りて双眼では使用できない上、電池の持ちが極端に短く、これは困るシーンが有りそうな予感がしました。
一方、ビクセンやケンコー、フジの同クラスはデザインや機構に共通点が有り、どことなく隣国のどこか同じ一社による企画製造品のような雰囲気を感じ、食指が動きませんでした。
と言う訳で、結果的には消去法で当機をを選んだ感じになりましたが、以下のようにレポート致します。
【見やすさ】スッキリと気持ちの良い見え味です。色収差も気になりません。口径20mmと小さいですが、昼間の対象では暗いとは感じません。星観用ではありませんのでこれで充分です。フラットナーレンズが上級機の2枚から1枚になったせいか平坦さは劣り、視野面内でピント位置にズレがあります(特に上辺部で顕著)。歪曲も残っています。光軸は良く合っています。見かけ視界はやや狭いです。アイレリーフも短いので眼鏡使用では全視野を見渡すのは厳しいです。
【携帯性】良くありません。かなり厚みが有り、かさばります。対物レンズが奥まった所に位置しており、この部分だけで20mmは短くできそうですが、フードの役割やレンズの汚れ防止効果も持たせてあるのでしょう。
【操作性】2軸で折れるタイプではないので、目幅調整はやり易いのですが、分厚いうえに掴み所が無く持ち難いです。(持つと言うより両手で包み込む感じになります) ピントつまみは回転が固めで8×20HG L DCFのような、”ねっとり”と高品位なフィーリングとは異なり、いかにも安っぽいタッチです。又僅かに遊び(バックラッシュ)が有るので、ピントの山を探す際の、細かく左右に往復させる微妙な調節が気持ち良くできません。ただ、つまみのローレット加工がきつく施してあるのが救いです。又防振スィッチの位置が手触りで分かりづらく、覗きながら指で探ってしまいます。
【機能性】何と言っても防振性能が素晴らしいです。体の揺れを抑えてやれば、それこそピタリと言う感じで止まります。ブレが無い為にピントを極限迄追い込むことができます。試みに防振OFFで一旦合焦操作をした後に再度防振ONで合わせ直すと、微妙にずれていたのが分かります。つまり非防振タイプでは、曖昧なピント合わせで満足していると言うことですね。又長時間覗き続けても目が回らないのも防振双眼鏡の大きな利点です。防振スィッチは押してONを保持するようになったので、指を放してもOKです。覗きながらスィッチを押し続けるのは意外とストレスなので、これは改善です。そして実際使っているとスィッチを切り忘れがちなので、自動でOFFになるのは良いのですが5分では短いです。加えて細かなことですが、見口のゴムを折り返した状態でも、レンズキャップが被せられるのは親切な配慮です。
【耐久性】防振スィッチOFF時はカタカタと内部でレンズの揺れる音がします。ボディーもペコペの、いかにも安物のプラスチッキーな雰囲気だし(軽さには貢献している)、薄い塗装はすぐに剥がれて下地が覗きそう。耐衝撃性は心配なので落下等は禁物ですね。総じて耐久性は低いと予想します。
【デザイン】好みの問題ではありますが、私は嫌いです。ぼてっとしたアウトラインでスマートさが無く、表面の仕上げは、ゴム素材等でコーティングもされておらず、サラサラでとても滑り易いので、いつか必ず取り落とすはずです。表面の加工具合を工夫して、もう少し滑り難さや持った時の質感を高める工夫が出来なかったのだろうか?スタイル・質感共に褒められたものではありません。
【総評】本機に関しては色々と価格なりのマイナス点も有りますが、防振機構の恩恵はそれらを大きく上回ります。因みに件の量販店では、10万円オーバーの高価な非防振タイプも並んでいましたが、当然ながらどれもパッケージの文字は読めません。三脚に固定すれば実力を発揮できるのでしょうが、気軽に首から下げてのコサートや観劇、バードウォッチング目的には全く適しません。こと手持ちでの細部の認識力に於いては、どんなに高級・高価な双眼鏡も、それが防振タイプでないのなら、5万円そこそこの本機の敵では無いでしょう。特にキヤノンは防振双眼鏡に関して多くの点で他社をリードしていると感じます。この10×20 ISも価格的には良くできた製品でお勧めできます。
双眼鏡購入を検討中の方には是非一度見比べてほしいです。非防振タイプには二度と戻れなくなること請け合いですよ。
比較動画をご覧ください。椅子に腰掛けて、しっかり支えながら撮っているのにも拘らず、防振OFFだとこんなにもブレてるんですよね〜。
防振機構は双眼鏡の価値観を変えてしまう、正に革命と言っても過言では無いと断言します。
- 使用目的
- コンサート・舞台鑑賞
- 植物・動物観賞
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双眼鏡・単眼鏡
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