『HDMI対応。入力遅延ゼロ。スピーカー/バッテリー内蔵で死角なし』 ASUS MB16AMT [15.6インチ ダークグレイ] 西川善司さんのレビュー・評価

2019年 9月20日 発売

MB16AMT [15.6インチ ダークグレイ]

USB Type-Cとmicro HDMI接続に対応した15.6型ポータブル液晶(タッチ操作対応)

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モニタサイズ:15.6インチ モニタタイプ:ワイド 解像度(規格):フルHD(1920x1080) 入力端子:microHDMIx1/USB Type-Cx1 MB16AMT [15.6インチ ダークグレイ]のスペック・仕様

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MB16AMT [15.6インチ ダークグレイ]ASUS

最安価格(税込):¥54,815 (前週比:±0 ) 発売日:2019年 9月20日

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プロフィールテクニカルジャーナリストの西川善司です。
パソコン、IT全般、半導体技術、グラフィックス技術、ゲーム開発技術、ゲームそのもの、映像技術、映画コンテンツ、自動車とその関連技術、家電製品など、幅広く取材して各メディアに記事を寄稿しています。…続きを読む

満足度5
デザイン5
発色・明るさ4
シャープさ4
調整機能4
応答性能5
視野角5
サイズ5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

HDMI対応。入力遅延ゼロ。スピーカー/バッテリー内蔵で死角なし

商品パッケージ内容物

ついにHDMIを搭載。USB TYPE-Cの仕様はMB16ACから変更なし。

十字キーを押すとショートカットメニュー経由で入力切換メニューにも直接飛べる

本体保護とスタンド機能を1つに集約したカバースタンドは本機にも

右が東芝レグザ26ZP2、左が本機。表示時間が両者一致しているのがわかる

本機のカラースペクトラム。緑赤のピークが低く分離度が低いのは白色LED機特有のもの

筆者は出張にノートパソコンとは別にディスプレイを携行していくことが多い。
その理由は、仕事柄、写真や資料を見ながら原稿を書くことが多いため。

原稿を書く際、ノートパソコン側のデスクトップ画面に原稿ウィンドウやらファイル操作アプリやらが散らばっているため、ある程度の画面の大きさで資料や写真を見るためにはどうしても外部ディスプレイが必要になってくるのだ。

これまで、いろいろなディスプレイを携行してきたが、この2年間、ASUSのMB16ACを使ってきた。

MB16ACは非常にコンパクトで軽量。解像度は15.6インチという画面の大きさを考えれば必要十分なフルHD(1920×1080ピクセル)。携行するにはいい製品だったのだが、不満もあった。

それはMB16ACはパソコンとの接続にUSB TYPE-Cを強要してくること。

しかもDisplay Port Alternate(DP ALT)モードに対応したUSB TYPE-Cで接続しなければ、DisplayLink経由接続となってしまい、画面が若干暗くなり、そらに動画再生時の安定度や遅延の面で不利となってしまっていた。

そう、MB16ACは、DP ALT対応のUSB TYPE-Cでなければ、フルスペックで利用できない製品だったのだ。これは、ある意味、実質的にThunderblot3端子を搭載したノートパソコンでないとだめ、ということでもある。

この問題を一気に解決し、機能的にもパワーアップしたのが、今秋発売となったMB16AMTである。

このMB16AMT、MB16ACで筆者が不満と思っていた接続性の問題が解決されている。

MB16AMTでは、USB TYPE-C(DP ALTモード)に加えて、micro HDMI端子が搭載されたのだ。

家電機器やパソコン等に搭載されているHDMI端子とはことなり端子形状は小さくなっているが、HDMI端子そのものなので、相互に変換が可能。micro HDMI端子はデジカメやビデオカメラに採用事例が多いので、既に変換アダプタやケーブルを所有している人も多いかしれない。

MB16AMTでは商品にmicroHDMI端子-標準HDMI端子ケーブルが付属しているので、これを活用すれば家電機器やパソコン等とHDMI接続が容易に行えるようになった。

なお、HDMI接続機能利用時、USB TYPE-C(DP ALTモード)端子は給電端子となる。

なお、給電用の付属ACアダプタはUSB TYPE-A端子となっているので、付属のUSB TYPE-Cケーブルを利用して給電する場合には、これまた付属するUSB TYPE-A←→USB TYPE-C変換アダプタを活用する必要がある。ここはちょっとややこしい(笑)

さて、入力がDisplayPort(USB TYPE-C)、HDMIの2系統になったことで、入力切換をする機会が増えるわけだが、このメニュー操作は、意外とよくできていた。

MB16ACでは、2つあるボタンをパズルゲームのように操作してOSDメニューを操作しなければならなかったが、MB16AMTでは、押し込み操作機能付きの小さな十字キーで操作するように変更されている。しかも、このミニ十字キーを押し込んでショートカットメニューを出せば、直接、入力切換メニューに飛べるようになっている。ミニ十字キーはそれほど押しやすくもないのだが、2ボタンでカーソル移動から選択までの全操作を行わなければならなかったMB16ACと比べれば圧倒的に使いやすくなっている。

それと、MB16AMTは、単体でゲーミングディスプレイとして使えるようにも進化しているのが興味深い。ASUSのゲーミングディスプレイ製品に搭載されているゲームプレイ支援機能のGamePlus機能(Aimポインター/タイマー)を搭載しているのだ。

ゲーミングディスプレイとして使える…と謳っているならば、低遅延なのだろうか、と興味が湧いたので、大画面☆マニアでお馴染みの公称遅延値約3ms、1080p/60Hz(60fps)時0.2フレーム遅延の東芝REGZA「26ZP2」(「ゲームダイレクト」モード設定)との相対比較をして見たが、遅延は観測されず(写真参照)。MB16AMTは60fpsまでのゲームプレイには何の支障もなしということができそうである。

実際に、筆者は、プレイステーション4と接続して「ストリートファイターV」をプレイして見たが快適にプレイすることができた。

その際、MB16AMTは、1W+1Wのステレオスピーカーを内蔵しているので、ゲームサウンドがディスプレイから鳴るのが便利だった。スピーカーの音質は、ノートパソコンの内蔵スピーカー程度で、それほどよいものではなかったが、とにかく「鳴る」ということは、ゲーミングディスプレイとしてはありがたい。

MB16AMTはバッテリー駆動にも対応しているので「モバイルゲーミングディスプレイ」として利用するのにも適していそうだ。

画質の方は「まずまず」といったところ。
発色は、白色LEDバックライトを採用したIPS液晶パネル機…というくくりでは標準的な映りをしているとは思う。なお、HDRには未対応である。
参考までに写真のところにカラースペクトラムを示しておく。

1つ気になったのは、DisplayPort(USB TYPE-C)接続時とHDMI接続時とで最大輝度が微妙に異なっている点。全白画像を照度計で実測してみたところ、DisplayPort(USB TYPE-C)接続時が約280ルクス、HDMI接続時が約250ルクスとなっていた。MB16ACの時にもDisplayLink接続時には公称スペックの220nitよりも低い180nitに制限されてしまう仕様があったが、もしかすると今回のMB16AMTもそういった制約があるのかもしれない。

そうそう。
MB16AMTのウリ機能として、10点マルチタッチの機能が搭載されている。
実際に、デスクトップPCに搭載したNVIDIA GeForce RTX 2080Ti上のUSB TYPE-C端子とMB16AMTをUSB-CケーブルでDP ALTモード接続したところ、ちゃんとタッチ機能を利用することができた。映像とタッチ機能がUSB TYPE-Cケーブル一本の接続で利用できるのはシンプルで快適であった。

MB16AMTは、総じてかなり完成度の高い製品だと思う。

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