『20mm F1.4 PROからの買い替え』 パナソニック LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 II ASPH. H-XA025 TO47さんのレビュー・評価

[TO47]

2022年1月18日 21:37 [1540970-1]

満足度	5

操作性	3
表現力	5
携帯性	5
機能性	3

20mm F1.4 PROからの買い替え

OMDSの20mm F1.4 PROを購入してその表現力には不満が無かったのですが予想以上に被写体にパースが付き、また撮る際にも1歩踏み込まないと思い描いた構図にはなりませんでした。そこでもう少し焦点距離が長い本レンズに買い替えることに。

【操作性】
唯一の操作部分であるフォーカスリングは軽いものの遊びも適度で問題ありません。

【表現力】
20mmの方が開放では解像しているように見えますが絵作りが硬質なだけで、中庸な絵作りの本レンズも解像度自体は大きく変わらないように思えます。開放から十分な表現力で、35mm換算F2.8の被写界深度が使いやすくて開放を多用しています。
ボケは20mmの方が輪郭をにじませて少しなめらかです。ただし20mmより25mmの方がボケ量が少し多いので実用ではそれほど差を感じません。

【携帯性】
20mmはPEN-Fには長く感じたのですが、本レンズは少し短くより似合うように。ただし付属フードが大きくてせっかくの小ささを損なうのでX-CAP2を付けています。

【機能性】
AF速度は20mmを一瞬と表現するなら本レンズは高速。単体で見れば遅くはないので通常は不満は無いと思います。

【総評】
20mm F1.4 PROと同等の画質ながら2/3ほどの価格で、さらに小さくて軽い。より高性能なF1.2レンズがOMDSから発売されていますが、マイクロフォーサーズの利点を生かせない大きさと重さ。F1.7やF1.8レンズはさらに小型軽量ですが被写界深度の点で物足りない。
その点、本レンズはマイクロフォーサーズの標準単焦点としてトータルでバランスが良いと思います。