『洗練度が増したサウンド！音楽鑑賞にもおすすめ！』 ANKER Soundcore Liberty Neo 第2世代 A3911011 鴻池賢三さんのレビュー・評価

[鴻池賢三]

2020年4月29日 15:31 [1322761-1]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	4
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	4
携帯性	5

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

洗練度が増したサウンド！音楽鑑賞にもおすすめ！

iPhoneXとサイズ比較	デザインと質感のご参考に	充電器兼用ケースに収めた状態

メーカーからサンプル機（メディア用）をお借りしてのレビューです。
iPhoneXと組み合わせ、主に配信音楽で試聴しました。

【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
質感ですが、ケースはメタリック調塗装の艶あり仕上げで奥行を感じるもの。指紋や皮脂の残り易さは気になりますが、この価格帯の製品としては高級感があります。イヤホン本体は特に凝っていないようですが、Ankerらしい質実剛健な雰囲気は良いですね。
総じて、この価格帯の製品としては頑張っていると思います。

【高音の音質】
刺激を抑えつつ明瞭。伸びや抜け感を求める方には物足りないかもしれませんが、マイルドな音調で聞き疲れし難く、正統派の良いチューニングだと思います。
ボーカルの分離が良く、歌詞がスッと入って来るのも好印象。試聴としては珍しく、長時間聴き込んでしまいました。

【低音の音質】
少しブーミーな感はありますが、量感が豊か且つ低域楽器は重心が低くパンチ力も感じられるなど魅力的。重低音ファンにもおすすめできます。
中高域とのバランスも良く、総じて音楽性の高いサウンドが楽しめます。

【フィット感】
耳穴と耳の窪みにピタッとフィット。シリコン製のリングが滑り止めになり、装着感は非常に良好です。

【外音遮断性】【音漏れ防止】
カナル型としては一般的な範疇です。

【携帯性】
充電器兼用ケースは充分に小型軽量で、携帯性は良好です。
本体だけで5時間、充電器兼用ケースで継ぎ足し充電すると合計20時間利用できます。バッテリーの持ちは特段に良いとは言えませんが、通勤や通学用途なら実用充分だと思います。

【総評】
過去のAnker製品は高域がギラギラして低域が薄い製品が多かった印象がありますが、ここ最近は洗練度が増した気がします。
ブランドとして音質関連のストーリー訴求がなく、今一つ心に訴える要素はありませんが、本機は価格、性能、音質のバランスが良く、音楽鑑賞にもおすすめできます。
ブランドに拘らずコストパフォーマンスの良い製品をお探しの方は是非ご注目を！
同モデル第1世代（A3906）に比べてバッテリーの持ちが改善されているもの良いですね。