RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- 広角24mmから望遠240mmまでカバーする高倍率ズームレンズ。大口径・ショートバックフォーカスにより画面の中心部から周辺部まで高い描写性能を実現。
- シャッタースピード換算で約5段分の高い手ブレ補正効果を発揮し、望遠や夜景などの手ブレが発生しやすいシーンでもブレを抑えた撮影ができる。
- 超音波モーター「ナノUSM」を搭載。「デュアルピクセルCMOS AF」との組み合わせで、静止画撮影時の高速・高精度AFと動画撮影時のなめらかなAFを実現。
最安価格(税込):¥128,999
(前週比:+20円↑)
発売日:2019年 8月29日

よく投稿するカテゴリ
2022年9月12日 22:56 [1310716-2]
満足度 | 1 |
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操作性 | 5 |
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表現力 | 5 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
被写体が流れて背景が止まっています |
ピントは背景でなく被写体に合ってます |
被写体が止まっていれば0.3秒でも止まります |
ピントはこちらも被写体に |
動きが早いとISが正しく作動するようです |
こちらもピントは被写体に |
このレンズ、2年半前に購入し、主に日中の撮影に使用してきました。過去のレビューは日中の撮影や、夜間の動きの少ない被写体のみでの評価です。今回、このレンズでの問題点と、メーカーのサポートに聞いたところ、全く対応する気がなさそうなので、評価を引き下げることにしました。
【機能性】
一定の条件で撮影した際に手ぶれ補正の誤作動が発生します。
過去、望遠系のLレンズにおいては、
「手ブレ補正モードMODE 2またはMODE 3でゆっくり流し撮りすると、背景が流れずに止まってしまうことがある現象を改善しました。」
ということで、新しいファームウェアが提供されています。この現象は望遠ズームレンズのLレンズ3本(RF 70-200mm F2.8L/RF 70-200mm F4L/RF 100-500mm F4.5-7.1L)の3本いずれでも発生し、ファームウェアが更新されています。いずれもセレクターでMode 1/2/3が選択できるタイプですが、一方で本レンズを含め大半は手ぶれ補正はON/OFFのみです。
今回、「ゆっくり流し撮りすると、背景が流れずに止まる」という現象が本レンズでも発生しました。以前、RF 70-200mm F4Lで発生したのと全く同じパターンです。作例1は現象が発生したコマで、ゆっくり移動する飛行機を、機体の動きに合わせて1/15秒でシンクロさせています。連写10コマのうち10コマで背景が止まっています(作例はそのうち1コマ)。背景にピンが合っているなら私自身の問題かレンズの問題ですが、作例2のDPPのデータの通り、ピンは手前の被写体に行っていることが分かります。
一方で、作例3は、動いていない機体をさらに遅いシャッタースピード(0.3秒)で止めたものです。こちらも同じようにDPPのデータでは、ピントが合っている部分は機体です(作例4)。こちらは普通に手ぶれ補正が効いています。
この日は普段夜間撮影に使っているレンズを全く持っていなかったので、このレンズでやってみたんですが、結果的にゆっくり地上を動いている機体を撮影した写真すべてにおいて、「背景が流れずに止まる」という現象が発生しました。きちんと止まったのは、動いていない機体を低速のシャッターで撮影する場合のみで、ゆっくり動きがある(カメラをパンする)場合、手ぶれ補正は動作しない、ということになります。
一方で、被写体の速度がある程度出ている場合は、私の技術が未熟なことによる被写体のブレがあるにせよ、背景はきちんと流れます。ピンも被写体に来ています(シャッタースピード1/60秒、作例5/6)
本件、キヤノンのサポートに事例ファイルをつけて送ったところ、「そんな現象は確認できない」「故障していると思うので修理に出せ」との回答。手ぶれ補正そのものは作例3/4/5/6の通りおそらく故障はしていません。
現象が発生したのはすべて地上走行中の機体を被写体にした場合で、過去の「ゆっくり流し撮りすると、背景が流れずに止まる」に該当すると思うのですが、どうもメーカーは「そんな現象じゃない」と言いたい(=対応したくない)ようです。
その旨伝えてかなりきつく言った上で対応を依頼したところ、現象は認めましたが、「手ぶれ補正オフにして使え」「Lレンズのようなファームは変えられない」との回答でした。早い話、EFレンズでできていたことが、RFではできなくなったようで、Lレンズ以外は一切対応しません、と言いたいんだと思います。手ぶれ補正の段数は「静止している被写体に対してのみ有効」「動体の場合はブレるのでISオフで」とはっきり明示すべきところだと思いますが、そんなことは口が裂けても言わないんでしょう。
このレンズも決して安いレンズではありませんが、「L」とつかなければ適当に消費者をあしらっておけばよい、と言うことが今回の対応から見えてきました。
そもそも望遠系のLズーム3本で発生した時点で、他のレンズでも同じことが発生しないのか、という確認をすべきだと思うのですが、どうもそういうことはできないメーカーに成り下がってしまったようです。
このレンズ自体は気に入って使っていますが、手ぶれ補正の一定条件の誤作動で撮影を台無しにされる可能性があるので、評価は大幅に下げさせていただきました。
昼間の撮影については以前の評価と変更はありません。
また、RFレンズ全般でこういう誤作動が起きている可能性があります。改修済みのレンズはともかく、手持ちのレンズでファームがアップデートされていないものについては、一度確認作業をしてみようと思っています。
- レベル
- ハイアマチュア
- 主な被写体
- 風景
- 夜景
- その他
参考になった49人(再レビュー後:34人)
2020年3月18日 18:04 [1310716-1]
満足度 | 5 |
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操作性 | 5 |
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表現力 | 5 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
撮影画像をDPPで全く手を加えずに変換したもの |
撮影画像をAdobe DNGで手を加えずに変換したもの。 |
このレンズでの作例です。 |
このレンズでの作例です。 |
このレンズでの作例です。 |
このレンズでの作例です。 |
EOS Rと同時に購入しました。EFレンズは一通り使う物を持っていて、マウントアダプターを介して共用可能なので、EF-M 18-150mmのRF版と言った感じの焦点距離を持つ本レンズを選択しました。
【操作性】
ズームリング、ISのON/OFFとコントロールリング/ピントリングというシンプル構造ですので、操作性は従来のEFレンズと差はありません。コントロールリングとピントリングが同時に使えないのですが、私自身はMFの使用頻度が低いので、あまり気になりません。
【表現力】
高倍率ズームは基本的に画質がイマイチなことが多いのですが、EF-M 18-150mmと同様、ワイド端、テレ端共に解放から結構きちんと解像します。Lレンズ並みとは言いませんが、EF 70-300mm F4-5.6 IS II USMとよく似た感じの解像の仕方ではないかと思います。普段の撮影であればほぼ問題なく使用可能です。
【携帯性】
結構大きいです。EF 24-105mm F4L IS II USMとほぼ同じくらいの大きさ、重量です。EOS Rと合わせて1.5kgくらいありますので、ミラーレスのコンパクト化という意味でのメリットはあまりありません。ただ、フルサイズ、24-240mmという焦点距離を考えると、かなり頑張っている方かと思います。
ただ、EOS Kiss Mと比較するとかなり大きいので、軽量化優先となるとEOS Rとこのレンズより、EOS Kiss MとEF-M 18-150mmを選択した方が、圧倒的に軽くなります。なかなか評価は難しいですが、フルサイズで焦点距離を確保できた、ということを考えれば十分ではないでしょうか。
【機能性】
ピントリングとコントロールリングが兼用にこそなってますが、コントロールリング実装で割り当て可能なのは良い点だと思います。
ISは通常のキヤノンのレンズと同等の効きで、取り立てて改善されている訳ではないようです。
【総評】
購入して半月ほど、いろいろ撮影してみました。解像感については十分及第点で、キヤノンのRFマウントへの力の入れ方が見えてくる1本だと思います。最近のカメラやレンズは正直首をかしげるレベルの物が多かったのですが、このレンズは発表の時から気になっていて、実際に使用した感覚も想像を上回っていました。
ただし、相当の補正をかけているようで、PhotoshopやAdobeのDNGを使用しているソフトで現像しようとすると、四隅にケラレが生じます。最初はEF 70-200oF2.8L IS II USMと同じようなフィルタによるものかと思っていたのですが、どうもそうではなく、あくまでDLOで補正することが前提で、Adobeを含むサードパーティーのソフトでの現像は想定されていないようです。一度DPPで現像し、それをTIFFで落として再編集するという手順を踏む必要があります。このあたりはサードパーティーのソフトメーカーの対応待ちですが、使い勝手に影響を与える部分なので、何とかならないかと思っています。
生憎RF 24-105o F4Lは持っていないので比較はできないのですが、このレンズだけである程度の撮影は普通にこなせてしまいます。ただ、EF-M系と比較すると、ボディとレンズを合わせた重量は結局一眼レフ並みになるので、そのあたり画質(フルサイズかAPS-Cか)とのトレードオフになることには変化がないかな、と思います。
ただ、従来2本のレンズを持たないといけなかった画角が1本のレンズで済むようになったことや、クロップまで含めれば24-384mmを1本のレンズでカバーできる点は非常に良いと思います。今後、EOS Rと共に使用頻度が高くなりそうです。
- レベル
- ハイアマチュア
- 主な被写体
- 風景
- 夜景
- その他
参考になった15人
「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2023年2月28日 09:41 |
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2023年2月3日 00:43 |
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2023年1月3日 20:07 |
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2023年1月3日 06:45 |
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2022年12月13日 19:32 |
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2022年11月13日 16:49 |
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2022年11月9日 10:51 |
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2022年9月12日 22:56 |
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2022年8月16日 19:38 |
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2022年8月12日 12:50 |
レンズ
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(レンズ)
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