RICOH GR III
- 新開発レンズ「GR LENS18.3mm F2.8」を搭載したハイエンドコンパクトデジタルカメラ。直感的な操作が可能なタッチパネルを搭載。
- ローパスフィルターレス仕様のAPS-CサイズCMOSイメージセンサーと新開発の画像処理エンジン「GR ENGINE 6」を搭載。有効画素数は約2424万画素。
- ハイブリッドAF、3軸4段分の補正効果がある独自の手ぶれ補正機構、スマートフォンやタブレットとワイヤレスで連携できる無線LAN機能などを装備。

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2023年1月29日 00:31 [1659715-4]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 5 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
液晶 | 5 |
ホールド感 | 5 |
【デザイン】
パッと見チープに見えるが実際に使ってみて初めてデザインの凄さに気付くカメラ。
ボディは質感の高い塗装とマグネシウム合金で武装。
グリップの形状からシャッターボタンの形状、ダイヤルの視認性、操作性まで全て計算され尽くして造られている事がよく分かる。
見た目で良し悪しを判断すると損するというお手本。
究極を突き詰めた結果、非常に美しいデザインとなった。
【画質】
色味に関してNikonやPanasonicのようにクセのない自然な発色。
画質、色、シャドウ、シャープネス他、様々な項目を細かく分かりやすく調整出来る。
解放F2.8、APS-C、単焦点と聞けば『普通だな』と思う人がいるかも知れないがピントが決まった時の解像度は凄まじい。
撮影データをMacで確認した所、非常に高い解像度で驚いた。
GR3得意のマクロ撮影も本格的でレンズから6cmまで寄って大きく写しても非常に綺麗に写る。
こんな小さなボディから出てくる絵とは思えない。
高画素フルサイズ機の超高級レンズでも使わない限り一般人では見分けが付かないレベルと言っていい。
【操作性】
GR3最大の注目点は操作性。
メーカーコンセプトは
『右手のみで全ての操作を完結』
見事にそれを実現した。
一見するとボタンが少なく不便に見えるがADJレバーを押し込む事で頻繁に使う機能を最大5つ割り当てる事が出来、スナップに必要な操作は全てワンタッチで呼び出す事が出来る。
撮影中わざわざメニューから深掘りする必要なし。
AF変更、SS、絞り、ISO、露出補正、WB、イメージコントロール等、スナップで頻繁に調整する項目は全てワンタッチで変更可能。
過去使ったカメラの中で最高の操作性を誇る。
ファンクションボタンに28mm.35mm.50mmとクロップ機能を割り当てる事で瞬時に画角を変えられる事に感動。
RICOHの操作性に対する研究と徹底ぶりはホントに凄い。
【バッテリー】
バッテリー節約せず電源入れっぱなし、背面液晶常時点灯、全力撮影で満タンから約1時間でガス欠。
世間ではバッテリーの容量不足が叫ばれるが自分は特に問題なし。
理由は2つ。
@バッテリーサイズがコンデジサイズなので予備を4コ用意しても邪魔にならない。
Aバッテリーが非常に安いので劣化や容量を気にせず予備を買える。
(ROWA JAPANなら2個で1,200円)
逆にバッテリーサイズを大きくしてボディ自体が大きくなる事を考えればトレードオフ。
こまめに電源を切れば倍以上は持つと思う。
【携帯性】
文句の付けようが無い。
スマホより小さい。
気軽過ぎて常に外出する時は持ち出している。
GR3のサイズに慣れるとX-E4を持ち出すのが面倒くさく感じるほど。
デカいカメラを持つ意味が分からなくてなってしまう。
【機能性】
『よくこんな所まで想定して造ったな!』
というのが結論。
特に感動した5点を紹介。
@電源OFF状態から画像再生ボタン長押しでレンズを起動させる事なく画像のみを再生し消去等の編集が出来る。
A操作性の項目で述べた様にADJレバーを押し込む事で頻繁に使う機能を最大5つワンタッチで呼び出せる所。
Nikonが得意とする技だがGR3のシンプルな操作性にワンタッチで使える所が非常に便利。
BスマホへWi-Fi無線画像送信中、GR3の電源を切っても送信を維持してくれる所。
カメラによって通信中は背面液晶が常時点灯になりバッテリー消耗が激しく通信終了しても電源や背面液晶が点きっぱなしになる。
(GR3は電源OFF送信中、電源ボタンのグリーンのランプが点滅し送信完了したらランプが消灯し自動的に電源が切れる仕組み)
C画像再生確認中、ゴミ箱マークを押すと『一画像消去』の項目が常時表示されているので取捨選択時にワンクリックのみで画像をどんどん消せるのがとても便利。
他のメーカーだと一枚毎にゴミ箱ボタンを押す手間が発生するがGR3はワンタッチ。
選別が楽過ぎる!
D野外晴天時、背面液晶が暗く見えない時はボディ側面に輝度調整を割り当てる事でワンタッチで液晶を明るく出来る。
自分もGR3を敬遠してた理由に
『ファインダーがないので野外撮影時に液晶が暗くて見えない問題』
に直面していたが実際には全く問題なし。
野外での視認性確保は既にRICOHの想定の範囲内だった。
他にはボディ内手ぶれ補正を積んでおり夜間手持ち撮影で威力を発揮。
お守り程度かと思いきや段数4段ながら非常に良く効く手ぶれ補正で驚いた。
夜間スナップでの打率は高い。
【液晶】
液晶画素数は104万画素と現行機種と比較して弱い印象。
ファインダーが無くカメラ内RAW現像も含めて背面液晶に全て情報を依存する事から次期モデルでは高画素化を期待したい。
X-E4の背面液晶162万画素と見比べると明らかに解像度に差があるのが分かりイマイチ感は否めない。
今回唯一のマイナス評価。
【ホールド感】
見た目ではまず気付かない絶妙なグリップ感。
メーカー曰く
『ポケットから取り出す際に指が掛かりやすくなる事を想定してデザインした』
と言う程の徹底ぶり。
厚み、アール、グリップの素材まで全て計算と想定がなされている。
実戦で使って初めて分かる有り難み。
【総評】
『使い込む程凄さが分かる不思議なカメラ』
というのが結論。
撮影者の為にあらゆる想定の元に造られたカメラ。
プロがこぞって使ってるだけある。
GR3の性能を最大限引き出す為のあらゆるサポートをカメラから受けてる印象。
数値上のスペックや機能をしこたまブチ込んで肝心なユーザーを置き去りにしている昨今のカメラに疑問を感じている人に刺さるかも知れない。
個人的に道具は『使いこなしてる!』
という感覚が無いと魅力が無くなり使わなくなってしまう。
どんなに凄い性能を持ったカメラも使わずに持ち出さなければ意味が無い。
『どこにでも持ち出せて誰でも気軽に性能を引き出せるカメラ』
人とカメラのバランスが大事だと教えてくれたGR。
世界中の人が愛用する理由が良く分かった。
人生で一度は所有したいカメラ。
- レベル
- ハイアマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 夜景
- 室内
参考になった9人
「RICOH GR III」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2023年3月28日 14:59 |
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2023年1月29日 00:31 |
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2023年1月24日 13:29 |
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2023年1月14日 22:51 |
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2023年1月13日 19:04 |
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2022年11月28日 22:28 |
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2022年10月31日 19:31 |
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2022年10月17日 13:27 |
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2022年10月14日 11:36 |
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2022年9月9日 14:32 |
デジタルカメラ
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(デジタルカメラ > サイバーショット DSC-RX100M7)5
鈴木啓一 さん
(デジタルカメラ)
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