『安定性良し、ガタ・バックラッシュもなし。でもツメの甘さも..』 Leofoto G4+NP-60 seaflankerさんのレビュー・評価

[seaflanker]

2022年11月30日 23:34 [1652460-1]

満足度	4

デザイン	4
安定感	5
操作性	4

安定性良し、ガタ・バックラッシュもなし。でもツメの甘さも..

LN-324Cにつけるとこんな感じ	Leofoto G4を使って撮影(Nikon Z6, AF-S 24-70/2.8E EDVR)	Leofoto G4を使って撮影(Nikon Z6, AF-S 28/1.4E ED)

【デザイン】
まあ...ARCA SWISS D4に対する、良く言えばインスパイア、悪く言えば...パ...（笑）
とはいえ、超々ジュラルミンでアルマイト処理されており手触りはかなり良い。平面や曲面の処理も
ちゃんと出来ていると思います
【安定感】
ガタがある、というレビューはありますが、自分のはないですね。Z 9に70-200の3kgくらいの
組み合わせを載せてもぐらつかないし、ギアにもバックラッシュは全くありません
しかし、ギア雲台である以上、使用による経年劣化でギアの摩耗は遅かれ早かれかと思います。
こういった耐久性は3-Way雲台や自由雲台と違ってConsな部分かと思います
とはいえ露骨にガタがあるのは不良だと思うので、ちゃんと保証期間なら直しましょう（笑）
並行輸入だからとか知らんわw
【操作性】
なぜギア雲台を使うかって、楽に精密に水平を出したいから。なので、ギア駆動にそれなりの
回転量があり細かく調整ができること、G4はこの点微調整しやすいのは良い点です
ツメが甘いなというのは、角度の指標が彫込されているんですが、チルト側の角度指標が少し合ってません（笑）
指標を基に水平を出さず、ちゃんと水準器を使いましょうw

機能面でこうしてほしいなという点、クランプ側にもギア駆動がほしいですね
後発のSUNWAYFOTOのGH-PROでは、クランプがフリー駆動のみのGH-PROと、ギア駆動のGH-PRO+が
ラインナップされており、かつギア駆動のパンニングクランプも単体販売されており付け替えが可能です
Leofoto G4はパンニングクランプはフリー動作のみで、ギア駆動のクランプのオプションは用意されていません
楽に、かつ精密に構図と水平を出すにあたってはこのオプションも用意してもらいたいところです
【総評】
全体としては良い出来だと思います重めの機材を載せてもガタもバックラッシュもまったくなく
ちゃんとギア雲台の役割は果たしており、構図と水平調整には非常に助かります
が、指標がいい加減だとか、パン動作がフリーしかないというちょっと残念ポイントもあります
全てを満たしてくれるギア雲台、ROGETIくらいしかないかな...