『優れた実用燃費、次期型フィットにも繋がる、その実力は本物!』 ホンダ インサイト 2018年モデル 高山正寛さんのレビュー・評価

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『優れた実用燃費、次期型フィットにも繋がる、その実力は本物!』 高山正寛さん のレビュー・評価

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プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む

満足度4
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費5
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

優れた実用燃費、次期型フィットにも繋がる、その実力は本物!

左右に拡がるクロームバーと刀身をイメージしたフロントグリルが精悍さを引き立てます

全長4675mm×全幅1820mm×全高1410mmの堂々たるセダンボディに最先端技術を搭載します

8インチの通信対応ナビや8スピーカーを標準装備、インテリアの質感が高いのも特徴です

NSXなどでも採用されているエレクトリックギアセレクター。慣れれば扱いやすいです

シートヒーターは全グレード標準装備、運転席と助手席のパワーシートはEX以上に装備

トランク容量は519Lと大きく、さらにトランクスルー機構により長尺物の積載も可能です

2018年12月にフルモデルチェンジを行った3代目となるホンダ・インサイト、発売から約1年経った現在を知る機会も含め、試乗してみました。

インサイトはホンダの中で良い意味で“異端”の存在です。その時代ごとに要求される技術やコンセプトを具現化することは容易なことではありません。特に歴史あるブランドを持つモデルはそう簡単に冒険することはビジネスの観点からも難しいわけです。

初代は2人乗りの3ドアのクーペ形状、2代目はあからさまといっては失礼ですがライバルであるトヨタ・プリウスに対抗した5ドアハッチバック、そして今回の3代目は4ドアセダンとして生まれ変わりました。

インサイトという単語は直訳すると「洞察」「物事を見抜く力」ですが、まさに未来のモビリティに対して現在のクルマ社会で何ができるのか、そんな意味を込めて主力市場である北米ではアコードとシビックの間を埋める重要なポジションとして位置しています。

ただこれだけボディ形状が変わってもブレずにあるのが「高い環境性能」、言い換えれば「低燃費」そしてそれだけはなく車格に見合った走りです。そのためにインサイトはアコードなどに搭載され高い評価を受けてきた「SPORT HYBRID i-MMD」を採用、搭載するエンジンは1.5Lのi-VTECエンジンと組み合わせることでさらなる燃費性能の向上を目指しています。

今回あえて試乗したのも2020年2月に発売予定の新型フィットに興味があったからです。新型フィットには「e:HEV」と呼ばれる新型のハイブリッドシステムが搭載されることは公開されていますが、このシステム自体も2モーター方式ということ。つまり最新の2モーターハイブリッドシステムであり排気量も1.5Lというインサイトに乗ることは新型フィットという“未来”を相似形的に体感できると感じたからです。

ボディサイズは前述したようにアコードとシビックの間ですが、やはり日本の道路事情では少しだけ大きく感じます。一方そのデザインはやはり“攻め”を感じる物でワイド感あるフロント周りやリア周辺の接地感を強調したようなデザインは単純な“上質系”というよりはスポーティな印象も併せ持ちます。

インテリアは全体的にシンプルです。北米市場を意識するとそれほど「ごちゃごちゃ」した内装はあまりウケません。視認性が高く、使用頻度の高いスイッチ類などはより使いやすい位置に配置されています。カーナビは通信機能を搭載する「インターナビ」で通信料無料のリンクアップフリーに対応、これにETC2.0車載器も標準装備します。

画面サイズも8インチで何よりも液晶パネルがHD仕様になっているので実際の地図表示や発色なども優れています。これに8スピーカーシステムを搭載しますが、音自体はデジタルのくせも少なく自然な聞こえ方です。つまりインサイトは元々静粛性が高いのでそれに見合った音質のチューニングが求められます。上級とまではいきませんが、インサイトが演出する「静寂」な世界には非常に向いていると感じました。

人を乗せる機会も多い4ドアセダンとはいえ、もちろん空力を意識した造形により頭上周りの圧迫感は若干ありますが左右方向、足元にはかなり余裕があり、ゆったりとした座り心地の良いシートと相まって快適性は優れています。特に前後シートとの会話明瞭度の高さは際立っており、このカテゴリーではかなり上位の静粛性と言えるでしょう。

走りに関しても静粛性だけでなく、電動領域(モーター)を積極的に活用しようというフィーリングが味わえます。北米仕様とはセッティングが異なる点は日本の道路事情を加味した結果ですが、出だしはアコードに比べるとアクセルを大きめに踏み込んだ際には少しだけエンジンのフィーリングが強い感覚を受けました。これ自体が悪いわけではなく、モーター駆動の独特なクセをうまく消すことで特にそこから加速をしていく際のスムーズなフィーリングにつながります。

全体のロールなども穏やかな部分はありますが、ステアリング自体の正確性は高い部類と感じました。昨今のホンダ車に多く搭載されている「アジャイルハンドリングアシスト」もドライバーにシステムが作動している感じを極力抑えています。

気になる燃費は約500km走って23.1km/Lでした。内訳は高速道路が約250km、一般道が250kmでしたが、一般道では約4割が渋滞という中での満タン法のデータです。試乗したEXのWLTCモードは25.6km/Lですから十分な結果だと思います。これまでこの2モーター式ハイブリッドはどのクルマでも優秀でしたがアコードが常時20km/L超えという点から見てもインサイトはアコードなどより小排気量のエンジンを搭載する点や最新の制御ロジックなどにより実用燃費も高いと感じました。

バッテリー容量はアコードより少し少ないですが(60セル)ほとんど発電に活用されるエンジンの音や振動もうまく抑えられています(聞こえないわけではありません)。

販売台数は正直苦戦している印象ですが、昨今のSUV&軽自動車トレンドの中では4ドアセダンというカテゴリー自体が不利な部分は否めません。しかしインサイトの場合は普段乗りから長距離までどの領域でも燃費性能に優れているのが特徴です。つまり使用頻度の高いユーザーほどこのクルマに乗るメリットは大きくなります。メーカーオプションも本革シート以外はほぼフル装備、既存のミディアムセダンでは飽きてしまいそうな人には中々魅力的です。今回2モーター式ハイブリッドの実力を再認識できたことで次期型フィットへの期待も大きく高まってきました。

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新車価格帯:332〜369万円

中古車価格帯:228〜398万円

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