MDR-Z7M2
- 大口径70mm振動板により、生演奏を聴いているような自然な響きを再生するヘッドホン。ドームを大型化、形状を最適化し、中低音域の表現がクリアに。
- フィボナッチパターングリルの採用により、ハイレゾ音源の忠実な再生を実現。重低音のリズムを正確に再現する「ビートレスポンスコントロール」機能を搭載。
- 着脱式ケーブルでバランス接続にも対応し、さまざまな機器と接続して高音質を楽しめる直径4.4mmバランス標準プラグを採用。
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- イヤホン・ヘッドホン 120位
- オーバーヘッドヘッドホン 36位

よく投稿するカテゴリ
2020年7月11日 23:18 [1346923-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 4 |
音漏れ防止 | 4 |
携帯性 | 2 |
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耳パッドはとても柔らかく厚めで心地よい感じ。 |
ヘッドパッドも柔らかい。もう少し幅があればなあ。 |
左右が色分けされていて分かりやすい。抜け留めは汎用性がなく微妙。 |
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スライダー内側に目盛りとシリアルナンバー。芸が細かい。 |
4.4ミリバランスプラグ。ヘッドホン側は左右色分けされて分かりやすい。 |
前機種Z7を処分してM2を購入してしまったため、残念ながら直接の比較はできていません。
聴いている機器は上流から、PC:(Foober200)→DAC:TEAC UD-503→ヘッドホンアンプ: Nmode X-HA3で、バランス出力(XLR4→4.4oへの変換プラグあり)で主に聴いていますが、少々刺激的なので、リラックスして長時間聴きたい時は、雑誌付録「DigiFi No.22」のバランスヘッドホンアンプ(バランスは、Muses8920 X2個、シングルはMuses 02)で聴いています。こちらの方が音がやさしく、長く聞けます。
【デザイン】
ほとんど印象は同じです。大きくはダクトの数と大きさ、そしてケーブルの接続位置が変わりました。いずれも改良された結果と思います(が、そこまで効果があったのかは正直言ってよくわかりません)。
【高音の音質】
若干ドンシャリのシャリ気味(というかソニーの音)で音楽ソースによっては少し耳につきますが、逆にハマると美しいというか、心地よいというか、刺激的というか官能的といって良いくらいの気持ちいい感じの音です。そういった意味では、多くのポップスやロックに合いまそうですが、意外とクラシックなどの生音系では、時折「おっ」と思う程の美しい響きを感じさせる一方、大きな破綻はきたさないので、大変楽しく聴けます。もちろん、高い解像度とクイックレスポンスの高いポテンシャルに支えられていることは言うまでもありません。
【低音の音質】
こちらはもちろん、ドンシャリのドン気味ですが、特に盛り過ぎの感じはなく、迫力ある音で楽しいなあと感じさせる範囲内です。さすがにこのクラスになると少し柔らかめと言って良いくらいの品のある低音に感じさせつつ、なおかつキレがあって篭り感がないという絶妙なバランスです。ここの点が前のZ7より一番改善された点だと思います。飛躍的に良くなったと思います。
【フィット感】
パッドはイヤーパッドはもちろん、頭部分も柔らかく痛くはないので装着感は良好ですが、元々あまり軽くもないヘッドホンなので、もう少し幅をとって頭に当たる部分の面積を大きくするとさらに良かったのではと思ったりします。大型のヘッドホンの中ではもちろんトップクラスのあたりの柔らかさと思います。
【外音遮断性】
音が鳴っている間は外部の音はほとんど感じませんが、極めて遮音性が高いかというとそうでもないです。
【音漏れ防止】
前述と逆に、何となく漏れる感じは否めませんが、パッドも大きく柔らかいので、だいぶ吸収している感じがします。
【携帯性】
特に大きさを考慮すれば、変な突起があったりする訳ではないので、良いです。ケーブルのコネクタ部は抜け防止で小さくはないので、Z7からは改良されたのですが、もっと出っ張らないようにして欲しかったです。
尚、ケーブルは太さをかせぎながら、とても柔らかく、取り回しに困ることはありません。絶妙で素晴らしいです。
【総評】
前作のZ7では音の篭りが若干気になったりしていましたが、音の抜けが相当改善した感じです。いろいろな点でまとまりがよく、音のバランスが良いので、これからも飽きずに長く使えそうな感じです。何よりこのヘッドホンのおかげで、以前は時々楽しむくらいだったのに、すっかりバランス接続が定番になってしまいました。多分アンプ側の問題が大きいのだと思いますが、これは、バランス接続に慣れるとなかなかもう戻れませんね。(アンプの選択肢が減るので困ってます。)
DENONのD5200とか7200に比べると、音の押し出しやキレよりも、確かに空気感を大切にしたという印象があります。もちろん解像度を犠牲にすることなく達成していることに感服しました。密閉型ではありませんが、オーディオテクニカのATH-R70xが軽くて装着感が良く、音域バランスも良いので愛用してたのですが、それをバランス接続してもZ7 M2の方が解像度が2割増しに聞こえます。もちろんお値段違いますが、Z7の時はそこまでの差を感じなかったので、大進化したのではないかと感じています。今、メインの機種にしている平面振動板のAcoustic Research AR-H1とは違った良い音が聞けるようになって満足しています。
余談ですが、変なこだわりがあって実は、鈴華ゆう子の「永遠のクレイドル」という曲を最も楽しく聴けるヘッドホンを本当に何年も探していました。この曲、下手な再生機では、疾走感がある演奏はゴチャッと平面的に聞こえ、それがキレのあるボーカルの邪魔になって楽しく聞ききれたことがなかったのです。(D7200でもT1 2ndでもHD660Sでもダメでした。。。)しかし、前述のAR-H1で解像度がここまで高ければ平面的な演奏(言い換えるとドラムとギター達がゴチャゴチャに聞こえる)がそれなりに分離して聴けることに気がつきました。(残念ながら、AR-H1には美しさはありますが、素の状態では押し出し迫力はありません。実はグライコで音をいじると相当イケるのですが。)しかし、D7200の解像度とキレだけでは今度はボーカルと演奏が被り気味です。T1 2ndは音が軽くポップスを楽しむには音が広がり過ぎ。HD660Sはギターばかりが分離して強調されてしまう。。。。そしてやっとZ7 M2です。演奏はしっかり分離しながら、ボーカルがきっちり立体的に浮かび上がって、初めて楽しく聴けた機種になりました。感謝です。(あくまで、個人の好き好きですので、みなさんにもそのように聞こえるかどうかは分かりません。悪しからず。)
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- オーディオ
参考になった3人
「MDR-Z7M2」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2021年2月26日 09:08 |
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2021年2月18日 14:41 |
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2021年1月16日 15:34 |
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2021年1月3日 14:24 |
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2021年1月3日 09:48 |
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2020年8月18日 01:09 |
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2020年7月11日 23:18 |
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2020年2月25日 02:19 |
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2020年2月5日 10:11 |
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2019年11月3日 07:39 |
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