『パワフルすぎるMini-ITXマザー。設定には注意が必要な玄人向け』 ASUS ROG STRIX B450-I GAMING Xaicoroさんのレビュー・評価

2018年 8月中旬 発売

ROG STRIX B450-I GAMING

  • 「B450」チップセット搭載のAMD製CPU対応Mini-ITXゲーミングマザーボード。第2世代Ryzenにも対応し、コンパクトなゲーミングマシンの構築に最適。
  • 空冷・液冷の両方に最適化され、過熱を心配することなくRyzen CPUとビデオカードを柔軟に組み合わせることができる。
  • 「SupremeFX S1220A」と「Sonic Studio III」の組み合わせで奥行きのあるサウンドを実現し、アクションへの没入感が向上。
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ROG STRIX B450-I GAMINGASUS

最安価格(税込):ショップが販売価格を掲載するまでお待ちください 発売日:2018年 8月中旬

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パワフルすぎるMini-ITXマザー。設定には注意が必要な玄人向け
 

発熱の原因、ASUSの自動OCオプション「Performance Enhancer」

いらぬお節介?「ASUS Grid Install Service」

 

個人的な感想を長文ではありますがつらつらと書かせていただきます。
トラブルが中心になる記事ですのでネガティブな要素を多分に含みますが
この製品を貶める意図がないことを前もってお断りさせていただきます。
とりとめのない内容ですがどなたかのお役に立てば幸いです。

レビュー内容に関わる各部使用パーツ
CPU:RYZEN 3600
NVMe:WD Black WDS256G1X0C
変更前のMB: ASRock Fatal1ty AB350 Gaming-ITX/ac
ケースファン: Corsair ML120 PRO

【選んだ理由】
小型でありながらハイパフォーマンスなPCに憧れがあり、今回はストレージを
NVMe化してケース内をスッキリさせつつZEN2を搭載する計画でした。
@熱を持ちやすいNMVeを使うためにMB表にM.2スロットを備えること
AケースとCPUクーラーの接触を避けるため比較的偏りのないCPUソケット位置
Bケースファンを2つ制御したいのでFAN端子は合計3つ以上あること
C有線LANはIntel製チップであること
以上を満たすものとしてROG STRIX B450-Iを選択しました。

【組み込み】
CPU/メモリ/電源のみの構成でまずは起動チェックをしたのですが、電源を
つけてからUEFIに至るまでの暗転時間がとても長く「初期不良か!?」と
肝を冷やしました。それ以降では長すぎる暗転には遭遇していません。
B450-I特有の現象でしょうか。
POSTの状態がボードの角にあるLEDの色で判別できるのはかなり便利です。
M.2スロットはサウンドモジュールの上部に重なって配置されています。
この独特の構造は賛否があるところですがカバー兼ヒートシンクはずっしりと
重さがあり、見た目よりも冷却向きな質感をしています。
裏面にはサーマルパッドがついていてNVMeにぴったりとくっついてくれるので
GPUの裏面&やや高さがある位置でありながら50℃台に収まっています。
ファンの接続は端子が3つあるものの内1つが簡易水冷用(AIO)でした。
そこにケースファンを繋ぐことはできますが、温度ソースがCPU限定なので
細かく制御したい場合はやや不便かもしれません。どのファン端子も
DCモード制御ができるのでPWM非対応のファンが流用できるのは嬉しいです。

【気になった点】
私は偏屈なので王道なASUS製品を選ぶことは今回までありませんでした。
そのためいろいろと気になることや不満点が結構ありました。
まずコールドブートですが、「F2またはDELを押すとSETUPに入れますよ」
的なPOSTに到達するまでの時間が結構長いです。9秒ほどでしょうか。
その間Q-FANで設定した回転数が適応されずケースファンが全開爆音に…
ASRockやMSIのMBではPOSTが速くファンも全開になることはなかったので
非常に残念です。
Q-FANの設定は回転数0と組み合わせてセミファンレスな制御ができたり
よく出来ている反面、上限温度が75℃なので環境によっては簡単に
突破してしまいます。強制的に回転数100%を目指していくため、先に触れた
POST時の事も踏まえるとML120 PROのようなPWM制御前提の最大回転数が
高いモデルは向きません。
Windows上からAI Suite3を使うことでこの温度制限を超えて管理することが
可能ですが、UEFI上の設定で済むならそうあってほしかったところです。

【デフォルト設定の注意点】
負荷テストを兼ねてゲームをしてみたのですがCPUが81℃まで熱くなり
何事かと焦りました。原因はASUS独自の自動OC機能である
「Performance Enhancer」が最初からAutoになっていたことです。
これをDefaultにすることで極端な温度上昇がなくなりました。
PPTも65Wに設定するなどしてみましたが変化は小さかったため、
RYZEN3600においては性能の恩恵より発熱と消費電力のデメリットが大きい
「Precision Boost Overdrive」をDisabledに、電圧オフセットも-0.1000V
にすることで負荷時も70℃前後に落ち着きました。
Q-FANの上限温度を考えるとPerformance Enhancerが勝手に有効なのは
ちょっと困りものですね…
更に「ASUS Grid Install Service」が有効になっていたので無効に。
これのせいでWindowsに不必要なサービスが登録され、私の環境では
再起動またはシャットダウンに20秒かかるようになってしまいました。
UEFIで無効化したあと管理者権限で起動したコマンドプロンプトより
sc delete AsusUpdateCheck
としてサービスを削除したのち、c:\windows\system32の中にある
AsusDownLoadLicense.exe
AsusDownloadAgent.exe
AsusUpdateCheck.exe
syncas.dll
wpbbin.exe
を消すことでスムーズに再起動/シャットダウンできるように戻りました。

【設定後の運用】
すべての設定が終わった後では特にトラブルもなく運用できています。
ASRockマザーのときはVRMの熱がケース側面に伝わってきたのですが
このモデルは負荷をかけてもやや温かい程度しか感じないため
VRM回路もしくはその放熱が優秀であると感じます。
Mini-ITXではなるべく発熱要素は避けたいので嬉しいポイントです。

【総じて】
各部品質やUEFIの作り込みはさすがASUSという気合の入れ方を感じます。
ROG STRIXはOCを含むゲーミングモデルなので性能重視の初期設定は
致し方ないところでしょうか。
Mini-ITXの小さなフォームファクタでは温度管理がシビアなので、
設定を細かく変える必要がある点を考えると結構玄人向けだと思います。
トラブルもありましたが自作の醍醐味ですのでとても楽しかったです。
しっかりと手順さえ踏めたなら「小さな巨人」になる良いマザーボード
であると感じます。構成と運用を厳密に計画できないと逆に振り回される
くらいパワフルなマザーボードではないでしょうか。

レベル
自作経験豊富
重視項目
その他

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レビュータイトル 満足度 投稿日時
姉用PCに。  5 2020年4月20日 07:19
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