ROG STRIX B450-I GAMING
- 「B450」チップセット搭載のAMD製CPU対応Mini-ITXゲーミングマザーボード。第2世代Ryzenにも対応し、コンパクトなゲーミングマシンの構築に最適。
- 空冷・液冷の両方に最適化され、過熱を心配することなくRyzen CPUとビデオカードを柔軟に組み合わせることができる。
- 「SupremeFX S1220A」と「Sonic Studio III」の組み合わせで奥行きのあるサウンドを実現し、アクションへの没入感が向上。

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2020年3月30日 15:13 [1313676-1]
満足度 | 4 |
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安定性 | 5 |
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互換性 | 5 |
拡張性 | 4 |
機能性 | 4 |
設定項目 | 5 |
付属ソフト | 3 |
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発熱の原因、ASUSの自動OCオプション「Performance Enhancer」 |
いらぬお節介?「ASUS Grid Install Service」 |
個人的な感想を長文ではありますがつらつらと書かせていただきます。
トラブルが中心になる記事ですのでネガティブな要素を多分に含みますが
この製品を貶める意図がないことを前もってお断りさせていただきます。
とりとめのない内容ですがどなたかのお役に立てば幸いです。
レビュー内容に関わる各部使用パーツ
CPU:RYZEN 3600
NVMe:WD Black WDS256G1X0C
変更前のMB: ASRock Fatal1ty AB350 Gaming-ITX/ac
ケースファン: Corsair ML120 PRO
【選んだ理由】
小型でありながらハイパフォーマンスなPCに憧れがあり、今回はストレージを
NVMe化してケース内をスッキリさせつつZEN2を搭載する計画でした。
@熱を持ちやすいNMVeを使うためにMB表にM.2スロットを備えること
AケースとCPUクーラーの接触を避けるため比較的偏りのないCPUソケット位置
Bケースファンを2つ制御したいのでFAN端子は合計3つ以上あること
C有線LANはIntel製チップであること
以上を満たすものとしてROG STRIX B450-Iを選択しました。
【組み込み】
CPU/メモリ/電源のみの構成でまずは起動チェックをしたのですが、電源を
つけてからUEFIに至るまでの暗転時間がとても長く「初期不良か!?」と
肝を冷やしました。それ以降では長すぎる暗転には遭遇していません。
B450-I特有の現象でしょうか。
POSTの状態がボードの角にあるLEDの色で判別できるのはかなり便利です。
M.2スロットはサウンドモジュールの上部に重なって配置されています。
この独特の構造は賛否があるところですがカバー兼ヒートシンクはずっしりと
重さがあり、見た目よりも冷却向きな質感をしています。
裏面にはサーマルパッドがついていてNVMeにぴったりとくっついてくれるので
GPUの裏面&やや高さがある位置でありながら50℃台に収まっています。
ファンの接続は端子が3つあるものの内1つが簡易水冷用(AIO)でした。
そこにケースファンを繋ぐことはできますが、温度ソースがCPU限定なので
細かく制御したい場合はやや不便かもしれません。どのファン端子も
DCモード制御ができるのでPWM非対応のファンが流用できるのは嬉しいです。
【気になった点】
私は偏屈なので王道なASUS製品を選ぶことは今回までありませんでした。
そのためいろいろと気になることや不満点が結構ありました。
まずコールドブートですが、「F2またはDELを押すとSETUPに入れますよ」
的なPOSTに到達するまでの時間が結構長いです。9秒ほどでしょうか。
その間Q-FANで設定した回転数が適応されずケースファンが全開爆音に…
ASRockやMSIのMBではPOSTが速くファンも全開になることはなかったので
非常に残念です。
Q-FANの設定は回転数0と組み合わせてセミファンレスな制御ができたり
よく出来ている反面、上限温度が75℃なので環境によっては簡単に
突破してしまいます。強制的に回転数100%を目指していくため、先に触れた
POST時の事も踏まえるとML120 PROのようなPWM制御前提の最大回転数が
高いモデルは向きません。
Windows上からAI Suite3を使うことでこの温度制限を超えて管理することが
可能ですが、UEFI上の設定で済むならそうあってほしかったところです。
【デフォルト設定の注意点】
負荷テストを兼ねてゲームをしてみたのですがCPUが81℃まで熱くなり
何事かと焦りました。原因はASUS独自の自動OC機能である
「Performance Enhancer」が最初からAutoになっていたことです。
これをDefaultにすることで極端な温度上昇がなくなりました。
PPTも65Wに設定するなどしてみましたが変化は小さかったため、
RYZEN3600においては性能の恩恵より発熱と消費電力のデメリットが大きい
「Precision Boost Overdrive」をDisabledに、電圧オフセットも-0.1000V
にすることで負荷時も70℃前後に落ち着きました。
Q-FANの上限温度を考えるとPerformance Enhancerが勝手に有効なのは
ちょっと困りものですね…
更に「ASUS Grid Install Service」が有効になっていたので無効に。
これのせいでWindowsに不必要なサービスが登録され、私の環境では
再起動またはシャットダウンに20秒かかるようになってしまいました。
UEFIで無効化したあと管理者権限で起動したコマンドプロンプトより
sc delete AsusUpdateCheck
としてサービスを削除したのち、c:\windows\system32の中にある
AsusDownLoadLicense.exe
AsusDownloadAgent.exe
AsusUpdateCheck.exe
syncas.dll
wpbbin.exe
を消すことでスムーズに再起動/シャットダウンできるように戻りました。
【設定後の運用】
すべての設定が終わった後では特にトラブルもなく運用できています。
ASRockマザーのときはVRMの熱がケース側面に伝わってきたのですが
このモデルは負荷をかけてもやや温かい程度しか感じないため
VRM回路もしくはその放熱が優秀であると感じます。
Mini-ITXではなるべく発熱要素は避けたいので嬉しいポイントです。
【総じて】
各部品質やUEFIの作り込みはさすがASUSという気合の入れ方を感じます。
ROG STRIXはOCを含むゲーミングモデルなので性能重視の初期設定は
致し方ないところでしょうか。
Mini-ITXの小さなフォームファクタでは温度管理がシビアなので、
設定を細かく変える必要がある点を考えると結構玄人向けだと思います。
トラブルもありましたが自作の醍醐味ですのでとても楽しかったです。
しっかりと手順さえ踏めたなら「小さな巨人」になる良いマザーボード
であると感じます。構成と運用を厳密に計画できないと逆に振り回される
くらいパワフルなマザーボードではないでしょうか。
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2019年8月4日 23:16 [1243021-2]
満足度 | 4 |
---|
安定性 | 4 |
---|---|
互換性 | 4 |
拡張性 | 4 |
機能性 | 4 |
設定項目 | 5 |
付属ソフト | 4 |
Ryzen 3000シリーズを使用した小型PCを組もうと思い、比較的安価なB450のitxマザーを探していたところこの商品と出会いました。ちょうどLEDも使ってみたかったので丁度よいかと思いポチりました。
【構成】
CPU:Ryzen 3600
M/B:これ
メモリ:TRIDENT Z RGB(F4-3200C16D-32GTZR)
電源:CORSAIR SF600 CP-9020105-JP
GPU:MSI N770GTX Gaming OC (MS-V282) → GIGABYTE GTX 1070 G1 Gaming 8G
OS:Windows10 Pro
【安定性】
箱から出して直ぐの状態で起動してみましたが無事UEFIは起動。しかしCPU FANを認識せずファンは無回転でした。不良品を引いたかと焦りましたがBIOSアップデートでなんとか認識してくれました。現在は安定しております。
【互換性】
7月7日過ぎに注文しましたがその時は入荷待ち状態だったので最新BIOSが入っているか期待していましたが箱にAMD Ryzen desktop 3000 readyのステッカーが無かった時点で不安に思ってましたがやはりといった感じでした。
メモリーですが、B450チップセットが駄目なのかそれともこのマザーが駄目なのか、はたまたメモリーが原因かは分かりませんが、公称値までOCすることは叶わず。
【拡張性】
mini-itxだからね。
一つ個人的に気になるところとして、SATAポートを一箇所にまとめて配置してほしかったですね。
【機能性】
Aura Sync、見た目キレイです。アクリル窓のないケースを使用してますが、空気穴から漏れ出る光がイイ。
いままでは無線子機を用意してましたが、デフォルトで無線LANが使えるのは便利ですね、USBポートも空きました。
【設定項目】
近年のM/BはUEFIで操作しやすくて良いですね。インターネット経由でBIOSアップデート出来るのは便利。
【付属ソフト】
Ai Suiteはまだあまり弄ってませんが、AURA(LED制御ソフト)は動きました。できればLEDの明るさも変更できれば尚良しといったところ。
【総評】
稼働してからまだ時間が経ってないのでこれからどうなるかは分かりませんがいまのところ安定して動いてます。
ちょっとコツがいる製品ですが、高価なX570マザーに手が出ないorコスパ重視で組みたい方には選択肢の一つになると思います。
【追記】
音声出力について。以前使用していたP9X79 PROと比較すると明らかに音質が低下しているようです。公式サイトでは高音質をうたっているようですが...残念。私の場合は別途USB DACを使用することになったため問題ありませんが、M/Bから直接出力する方はお気を付けください。
参考になった5人(再レビュー後:4人)
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2019年7月31日 17:07 [1247201-1]
満足度 | 4 |
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安定性 | 3 |
---|---|
互換性 | 2 |
拡張性 | 4 |
機能性 | 4 |
設定項目 | 5 |
付属ソフト | 4 |
7/7日に発売され、予想以上の性能を見せつけたRyzenの第三世代モデル。
これで組んでみたいなぁと思っていたところ、ちょうど某カードの大盤振る舞いな還元やらPrime Dayやらがあり、非常にいいタイミングだったので一式揃えました。
ちなみに以前のマシンはCore i5 6400のメーカー製PCをSSD化・グラボ(GTX1050)導入・メモリ32GB化(今回流用しています)にアップグレードしたものです。
それではこの構成で組んだ中で本マザーボードの良かった点、注意すべき点を挙げていきます。
<良かった点>
・M.2が表面にある:これは本製品を購入した大きな理由です。ただ、最初は価格面で優位のある他社のものを購入予定でしたが…
・Ryzen 7 3700Xでちゃんとブートした(笑):今回BIOSのアップグレードサービスを利用したかったので石とマザボだけは実店舗で購入したのですが、G社の板ではFWアップデート用ソフトが動かず、店頭のメモリを二枚挿ししたらブートしなかったんですよね…本製品は最新の”一つ前”のBIOSでちゃんと動きました。
<注意すべき点>
・現時点で最新のBIOSバージョン2501でデュアルチャンネルで動かない:なんででしょうか…安定していないようです。
・CPUの電圧やクロックを指定するとアイドル時もそこに張り付く:Ryzenとしての仕様なのかマザボのランクの問題で設定等が省略されているのか、はたまたバグなのかはわかりませんが、現状CPU周りを常用でいい感じにできなくて困っています。無駄に電圧高いんですよね、この石。電圧オフセットもあるのですが、電圧と一緒にクロックまで下がる意味のない仕様です。
Zen2の仕様上DDR4-3600まではInfinity Fabricも1:1で動くはずなのにBIOSの問題か板の配線限界かで3266で1:2になってしまう:これも原因不明です。このへんは3200で妥協するしかないでしょう。
・フェーズ数が6+1でアンコア部の電源回路が弱い:GPUの付いていないRyzenなら問題ないですが、内臓GPUを使うなら気を付けましょう。
・AMD伝統芸スッポン:最悪マザボもCPUも破壊するみたいです。マザボ側で独自に対策とかしてくれたらありがたいのですが難しいのでしょうか…
以上が今回組んでみた中での感想です。
正直初心者にはおすすめしません。
より完璧を求めるなら素直に、コストを犠牲にX570のマザボを買うか、更に最大電力と熱も犠牲に(つまりそれを許容できるようにした上で)インテルに行った方がいいでしょう。
ただ、今回はできるだけコンパクトに、安く組みたかったのでこれがベストでした。
<構成>
CPU Ryzen 7 3700X
M/B ROG STRIX B450-I GAMING
GPU GALAKURO GK-RTX2070-E8GB/MINI
メモリ AD4U2666316G19-2
SSD1 1TS1TMTE220S
SSD2 Micrron 1100 2TB
ケース METIS PLUS
電源 Corsair SF600 -PLATINUM-
クーラー サイズ 虎徹 MarkII SCKTT-2000
OS Windows10 Home 64bit
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