A-40AE
- 躍動感のあるサウンドを実現したインテグレーテッドアンプ。デジタル入力を搭載し、アナログレコードからハイレゾ音源まで幅広い音楽コンテンツに対応する。
- 線材による電源供給に代わり、専用基板を介する新機構「ダイレクトエナジーコンストラクション」を採用。ノイズ混入を低減しクリアなサウンドを提供する。
- 2系統のデジタル入力(光×1、同軸×1)を搭載し、テレビやCDプレーヤーと接続可能。また、レコードプレーヤーを接続できるPHONO端子も搭載。
※販売メーカーが事業活動の停止を発表した為、今後保証を受けられない恐れがありますのでご注意ください。
2019年9月1日 01:33 [1255602-1]
| 満足度 | 2 |
|---|
| デザイン | 4 |
|---|---|
| 操作性 | 4 |
| 音質 | 3 |
| パワー | 5 |
| 機能性 | 5 |
| 入出力端子 | 5 |
| サイズ | 2 |
【デザイン】
相変わらずの重厚長大スタイルは、なんとかならないかと思うが、外観の質感はたいへんよく、高級感がある。
【操作性】
通常の操作はスムーズに行える。
が、先んずるレビューで、入力セレクターを回す方向と、切り換わる表示の方向が逆であることを批判している方がいて、これには同感だ。
ONKYO A-9110は、スピーカーのインピーダンス切換えをリモコンのみで行うことができ、本機は逆に本体でのみ行えるが、どちらもきわめてやりづらい。
本機のトーンコントロールは、BASS側で、特定の音源を再生中に動かすと、微弱なノイズが出るが、これは電子ボリュームを利用しているため、その解像度の限界によるとのことだった。これも合併した ONKYOの A-9110と同じで、実使用上の問題にはならないが、よいことではない。
トーンコンも電子ボリュームICに拠っているため、実質 2dBステップであり、大きな問題ではないが、微調整はできないことになる。
【音質】
Marantz PM6005で Tannoy Mercury F1 Customを鳴らしていて、高域の冷たさが耳障りに響くことが気になり、他社の近い価格帯のプリメイン数機種をオーディションすることになった。
A-40AEは、耳に刺さる部分は、とくに高域に関しては全くなく、とても聴きやすい音質で、情報量も少ないわけではない。
が、PM6005と比較して、決定的に劣るのは、音場の奥行きが全然感じられないことである。
左右にはよく広がっているけれど、まるで2次元の大型モニターを見ているごとくで、深みが完全に欠落している。
これは、クラシックのオーケストラ音源を聴かなければわからないかもしれず、クラシックを聴かないリスナーには、問題とはならないかもしれないが、本機の特徴であり、私には決定的欠点と思われた。
低音はよく出ていて、質も悪くないが、締まりに欠ける部分もある。
【機能性】
通常のプリメインとしての機能は十分だと思う。
【入出力端子】
これも、通常使用では十分だろう。
【サイズ】
大きい。これだけのサイズと重量が必要なのか。大きな、制振効果のあるボリューム・ノブだが、電子ボリュームにこれが有効なのか?
【総評】
海外情報に拠るが、本機のデジタル入力のレシーバー(DAI)は、TI テキサス・インスツルメンツの PCM9211というチップで、Luxmanの単体DACなどに、高性能の宣伝とともに採用されているものだ。そしてさすがにデジタル入力の音は、いい。
また、メーカーのパブリシティにある、ELNAに特注したメインの平滑コンデンサーだけでなく、ニチコンの FGや、東信工業の音響用などがふんだんに用いられている。
それにもかかわらず、そういった点は全く公表されず、開発チームでは3Dプリンターで、制振効果の高い脚=インシュレーターのパターンをいくつか試作した、云々の話がアピールされる。
こんなことは、オカルト的ファンに支持されるガレージメーカーやショップのやることである。
肝心の増幅回路やパーツを宣伝せず、こんなことを“開発秘話”にせざるをえないというのは、オーディオ・メーカーとしては末期的症状ではないか。
高級な音響用コンデンサーを多用しているにしては、「このていどの音?」であるのも残念。
電源供給に基板を用いる「ダイレクトエナジーコンストラクション」を宣伝し、インダクタンスの低減を謳うが、基板パターンもインダクタンスを持つし、ケーブルとの接点が増えかねない。
このアンプは、1時間ほど聴いて、ヒートシンクからの熱はあまり出ないが、底板の、電源トランスの下の部分が暖かくなる。
これは、トランスの巻線や引き出し線のDCRが十分低くないのではないかと思わせる。問題となりそうなほどではないが、これでは、専用の電源供給基板などは本末転倒のように思える。
四半世紀前、同社の A-UK3は、回路技術の説明とともにリリースされ、購入し、繊細な音質と合理的設計に感銘し、13年ほど愛聴した。
隔世の感がある。
- 比較製品
- マランツ > PM6005
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2019年7月17日 06:32 [1243451-3]
| 満足度 | 2 |
|---|
| デザイン | 1 |
|---|---|
| 操作性 | 1 |
| 音質 | 2 |
| パワー | 3 |
| 機能性 | 1 |
| 入出力端子 | 5 |
| サイズ | 5 |
【デザイン】
パイオニアのコンポーネント・オーディオのデザイン言語に沿っていないと感じます。繊細さに欠け非常に大味なデザインになってしまいました。デザイナーのランクが2段階程度落ちた印象です。駆出しのデザイナーの仕事と感じます。マニュアルのデザインも変わりました。フォントの選択が素人並です。そういうところにもデザイン部門の質の低下は表れます。
【操作性】と【機能性】
このアンプの写真を見ると、ライン入力のインジケーターが縦に直列しているのが分かると思います。その右側にラインセレクターのツマミが位置しています。この位置関係であれば、セレクターツマミを右に回すと上方に順送りでセレクトされ、左に回せば下方に順送りでセレクトされるのが心理的には普通の感じ方だと思います。しかしこのアンプでは、これとは逆の順送りでセレクトされてしまいます。
Androidアプリのパイオニアリモートアップを使用できる事が、このアンプを選択した大きな理由の一つなのですが、リモコンの音量の上昇下降ステップが大きすぎるためジャストフィットする音量に調整できません。また、アンプが直接見えない離れた位置から操作できることがリモートアプリの存在意義なのに、現時点の音量位置がどのくらいの位置にあるのかが、全くアプリにフィードバックされません。これは電源投入やライン切替時には非常に重要なフィードバック・ファクターとなります。下手をするとスピーカーを壊す破目になりかねません。
アプリによるライン入力切替も同様です。現在の入力が何に接続されているかがアプリに全くフィードバックされないのです。順送りセレクトのユーザー・インターフェイスになっています。
アプリにフィードバックされないなら付属のリモコン操作の域すら出ないアプリケーションソフトウェアということになります。これは、アプリのUX設計の根本的な問題点であり、使った瞬間に素人でもすぐに気付ける問題だと思います。
また、パイオニア XC-HM86 のユーザーインターフェイスは同じメーカー、同じリモートアプリなのに上記の問題をクリアしていて操作性は良く、とても使いやすいのです。
【音質】
リファレンス・モニター的な音ではありません。低域が強調され作為的な印象を受ける味付けです。ただし、音楽を手軽に楽しむという意味においては悪くない味付けであり悪い印象はありません。
【パワー】
不足は感じません
【入出力端子】
申し分のない充実ぶりです。
【サイズ】
規格サイズで標準的なサイズといえます。
【総評】
パイオニアという会社の終焉を告げる商品です。自社製品に対する愛情も誇りも感じられません。自分たちで作った商品を開発者や開発以外の社員がユーザーの立場で使ってみることさえしていない証拠のような製品です。同じパイオニアの XC-HM86 は上記のような露骨な問題点は無く、使いやすいユーザーインターフェイスになっているところにも企業が衰退していった痕跡のようなものを感じさせます。この製品を購入する前にパイオニアの終焉を予測できなかった自分を悔やみます。
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