K1500
- オーディオファイル品質のクラスAヘッドホンアンプ。音質を上げるのが難しいヘッドホンにも対応し、ノイズと高調波ひずみを極めて低く抑える。
- 入力端子は、RCA端子と、ノイズを低減するバランス入力(XLR端子)を装備し、本製品とプレーヤーを離れた場所に設置しても、高品質のサウンドが楽しめる。
- フロント・パネルには、3.5mmと6.3mmの出力端子を装備。2系統にヘッドホンを接続し、同時にリスニングすることもできる。

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2019年11月24日 20:32 [1278049-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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音質 | 5 |
操作性 | 4 |
機能性 | 2 |
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斜め前方より。ボリューム上げると赤が緑になる |
後ろ側全面 |
アナログ入力はRCAとXLRバランスの2系統セレクタ有り |
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ACアダプターはどうしてもちょっと非力に見える。 |
題名にはプラス面だけ書きましたが、接続するヘッドフォンとの相性があり、とりあえずAcoustic Research AR-H1とは相性が良かったので、5点です。ちなみにDENON AH-D7200には、beyerDynamic A20の方が、迫力があって合ってましたので、メリハリはありますが、押し出しが強いアンプではないようです。
【デザイン】
前面上部がラウンド形状でのっぺりとしたデザインは、ある意味個性的ですが、好き嫌いがあるかもしれません。日本的な感覚でいう本格派的で精悍なデザインという感じではなく、少し優しさというか、フェミニンな印象を受けます。
また、ボリュームつまみにのっぺりした鏡面仕上げのシルバーですから、あまり高級感があるように見えず、若干損していると思います。
デザインという訳ではないのですが、ACアダプターのプラグがなぜか収納できて、デザイン的にも良いのですが、出力がいかにも足りなさそうな印象を与えます。ちょっとデザイン上で損していると思います。
【音質】
さすがクラスAを謳うだけあって音のクオリティは秀逸です。beyerDynamic A20よりも音が繊細ですっきりして音場も広めです。パワーを感じる部分は少ないのですが、音にキレがあり、はっきりしています。ヘッドフォンを十分駆動してくれる力はありますが、どちらかというと美音系のヘッドフォンの方が合うと思います。低音に力がない訳ではないのですが、少々おとなしめです。重低音も十分出ていますが、やっぱり中音域から高音域が聞きどころと思います。
【操作性】
電源を兼ねるボリュームだけが操作部分ですが、ボリュームはもう少し大きくてもよかった気もします。ボリュームの音量変化は良い感じで上がっていくので操作はし易いです。
メイン電源が後ろにあること、RCAとXLRのアナログ入力切り替えが後ろにあるのは疑問です。もともとボリュームゼロでパワーは切れますが、完全に電源を切らないと無用な電流が流れてしまいます。(A級ですし。)
入力切替は、頻度は高くないと思いますが、前に合った方が、便利だとは思います。
【機能性】
RCAとXLRのアナログ入力が選択できること、ヘッドフォン出力が大小2つあることのみが機能ですが、ヘッドフォン2本を挿しても、音量に変化はなく、安心して使えて優秀です。(beyerDynamic A20は片方にイヤホンさしても音量が3〜4割減になる。)
A級アンプだけに電源を入れているだけで、本体が温かくなりますが、触れなくなるようなことはありません。放熱がうまくできているのだと思います。また、電源入れた際に、少しの時間、保護回路が働いて音が出るのに数秒かかります。
ただ、やっぱりヘッドフォンアンプにはバススルーの出力端子が欲しいです。スピーカー用のアンプ用に出力するのにも使いたいし、別のヘッドフォンアンプと聴き比べるときも重宝しますから。無いのは大変残念です。(なので評価マイナスしています。)
【総評】
DACと一体化したヘッドフォンアンプでこれほどの音質を達成しているものを使ったことはありませんので、やはりこのような専用のヘッドフォンアンプは存在意義があると思います。ヘッドフォンアンプbeyerDynamic A20との比較では、迫力、力強さは二歩ほど譲るものの、ノイズ感の少なさ、歪感の無さ、音の繊細さ、音場の広さでは圧倒しています。全く見かけによらないクオリティです。特に中高音域のボーカルや楽器を美しく官能的に聞かせてくれるのはとても特徴的だと思います。(ゼンハイザー HD800Sの組み合わせでもやはり音場の広さを生かすK1500の方がA20と組み合わせるより良かったです。)
ちなみにDACは同じTEACのUD-503からのアナログ出力ですが、beyerDynamic A20 + DENON AH-D7200の組み合わせ(これはこれでいろいろな音楽をダイナミックに楽しく聞かせてくれる組み合わせ)と、このAKG K1500 + Acoustic Research AR-H1の組み合わせを聞き込んで、どちらもそれぞれ良かったので、2ヶ月ほど迷った挙句、自分としては、K1500 + AR−H1に軍配をあげました。比類ない音の広がりを感じさせてくれたからです。
ということで、結論はオープン型のヘッドフォンで、音場の広さを大切にして、美しい音を聞きたいなら、このK1500を選ぶ価値あると思いました。
参考になった1人
「K1500」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2019年11月24日 20:32 |
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2019年9月25日 16:17 |
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2019年6月29日 18:30 |
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2018年11月17日 17:57 |
ヘッドホンアンプ・DAC
(最近3年以内の発売・登録)






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