『街乗りに最適化された、ただの“足クルマ”じゃない実力派』 ダイハツ ミラ トコット 2018年モデル 高山正寛さんのレビュー・評価

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『街乗りに最適化された、ただの“足クルマ”じゃない実力派』 高山正寛さん のレビュー・評価

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プロフィールこの度プロフェッショナルレビューを担当させていただきます高山正寛(たかやませいかん)です。1959年生まれで自動車専門誌で20年以上に新車とカーAV記事を担当しフリーランスへ。途中5年間エンターテインメント業界でゲーム関連のビジネスにも関…続きを読む

満足度3
エクステリア4
インテリア3
エンジン性能3
走行性能2
乗り心地3
燃費3
価格4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

街乗りに最適化された、ただの“足クルマ”じゃない実力派

ボディカラーはイメージ訴求色の「セラミックグリーンメタリック」含め8色を設定

シンプルかつクリーンなラインで構成された飽きの来ないデザインも大きな特徴です

最上位グレードのG“SAV”にはオートエアコンや視認性の高い専用メーターを標準装備

シート自体は小ぶりですが暖かな色使いのほかG“SAV”は前席シートヒーターを装備

インパネ下にはスマホの充電にも役立つ2.1A仕様のUSB端子を2つ装備します

利便性に優れた6種類のパノラマモニターを活用するには純正ナビの装着が必要です

2018年6月25日に発表されたダイハツの新型軽自動車「ミラ トコット」の最上位グレードである「G“SAV」に試乗しました。

ミラ トコットはすでに2代目にシフトしている同社の「ミラ イース」のシャシーを活用して開発されています。

これまでもダイハツには「ミラ ココア」や「エッセ」という軽自動車の規格内とはいえ、さらにコンパクトなモデルがラインナップされていました。

ミラ イースをベースとすることで4.4mという最小回転半径により、街中での小回り性能なども含めた取り回しのしやすさに繋がります。

前述した過去のクルマのコアターゲットは女性でした。ミラ トコットもその流れは継承しているものの、これまでのマーケット手法とは少々違う点に興味を持ちました。

個人的な話で申し訳ありませんが、筆者的にはそもそも「女性向け」という発想が好きになれません。これまで発売されてきたこの「女性向け」クルマですが、開発を担当してきた人はほとんどが男性です。女性はデザイン系で活躍されている人は多いですが、クルマの「コンセプト」はほとんど男性が行ってきたわけです。

そこで今回ダイハツは女性によるプロジェクトチームを立ち上げました。実はこのやり方自体も過去、他メーカーが行ってきており、正直に言えば最初は「話題作り」ではないか、と疑ったほどです。

しかし、実際のメンバーと話をするとその疑問は吹っ飛びました。チーフエンジニア(開発の総責任者)は男性ですが、開発時には上司であるチーフエンジニアの意見を真っ向否定することもあったそうで、限られたリソース(開発資源)の中で新しいプロダクトを完成させようという考えが筆者にも伝わってきました。

結果として完成したミラ トコットですが、女性向けというより「ジェンダーレス」な印象を受けました。たとえは適切ではないかもしれませんが受けた印象は「無印良品」に近い感覚です。筆者は間もなく還暦ですが、肩肘張らず、普段の足クルマとして乗ってもいいかな、と思えるほどクリーンかつシンプルな造型です。

ボディカラーに関しても定番のブラックやホワイトは設定されていますが、これまた定番のシルバーの設定がありません。イメージ訴求色でもある「セラミックグリーンメタリック」や「サニーデイブルーメタリック」などの爽やか系カラーなども好き嫌いはあるかもしれませんが、これまでのワンパターンなボディカラーからの脱却するには良い設定だと感じます。

前述したようにベースがミラ イースですので色々な部分が共有化されている点は否めません。それでも室内高を30mm拡大したり、横方向への拡がり感のあるインパネをデザインすることでミラ イースより広々とした印象は受けます。

シートにしても色使いやデザインの部分でもコストは上手くかけてあり、ドアを開けた際に目に入ってくるイメージも良く考えられています。

さて、肝心の走りに関してですが、正直に言えば「普通」です。ミラ イースより約50kg車両重量が増した分だけエンジン出力/トルクも若干向上させていますが、走りのフィーリングは「街中をストレスなく走るには十分」といったレベルです。

但しこれが高速道路などで速度域が上がると少々心許ない印象です。横風などの影響もモロに受けると足回りのスタビリティ不足も感じます。特に電動パワーステアリングの落ち着きのなさがこの速度域では足を引っ張る印象、操舵力が軽いことは街中では扱いやすいのですが高速などは逆に不安になります。

エンジンも効率を重視した仕様ですので、追い越し時などに回転数を上げると「ああ、力不足で音が気になる」という印象を持ってしまいます。

このクルマが目指した方向性から考えると現在はターボ仕様の設定は考えられません(将来はわかりませんが)。あくまでもシティユースを中心に利用シーンは限った方が愛着も湧いてくるでしょう。

一方でクルマ自体の装備などを考えると先進安全装備である「スマアシV」はLグレード(スマアシ仕様もあり)を除いて標準装備、視認性の高いLEDヘッドライトも標準装備化されています。

この他にもSRSサイド&カーテンシールドエアバッグやフロントウインドウのIR&UVカットガラスなど装備面も充実しています。さらにG“SAVには運転席と助手席両方にシートヒーターが標準装備されます。他社のケースを見るとシートヒーターはFF車の場合は運転席のみ、助手席も欲しい場合は4WD車を選ぶ、というパターンが多かったのですがG“SAVはFFでも両席に装備、さらに座面だけでなく背もたれ側にもヒーターが装着されている点は高く評価したいポイントです。

グレード選びではベース車が比較的安いのでこのクルマの良さを味わうならば最上位グレードのG“SAVをオススメしたいところですが、少しでも安く購入したいというのであれば、2019年7月29日に発表された特別仕様車「Gリミテッド“SAV」がオススメです。

G“SAVをベースとしながら少しだけ装備は調整されていますが、前述したシートヒーターも装備され価格を6万4800円も下げている点からも現在ミラ トコットを購入するならこのグレードがイチ押しと言えるでしょう。

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レビュータイトル 満足度 投稿日時
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ルックスはパッケージ次第  4 2019年7月9日 13:22
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他に代えがたい、貴重モデル。  5 2019年1月31日 22:45
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ミラ トコット
ダイハツ

ミラ トコット

新車価格帯:107〜142万円

中古車価格帯:69〜158万円

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