『クルマの完成度は上々! 課題はマーケティングか!?』 トヨタ カローラ スポーツ 2018年モデル 汽車ポッポーさんのレビュー・評価

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満足度5
エクステリア5
インテリア3
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地5
燃費無評価
価格3
クルマの完成度は上々! 課題はマーケティングか!?

【エクステリア】
低重心で見事なスポーティルックにまとまっています。プリウスPHVによく似たフロントのキーンルックが精悍で、ホットハッチではチャーミングポイントのひとつとも言えるリアビューも力強く仕上がっています。パッと見、これがあのカローラとは思えません。オーリスの後継車ではあるものの、日本人に好まれそうな緻密なアレンジが加えられており、快作と言える出来だと思います。ややクーペ風のシルエットで、クルマらしいレトロ感のあるアクセラスポーツとは対照的で、未来志向のスポーツサルーンといった印象です。

【インテリア】
質感はいいほうだと思います。ナビがインパネ上部に立てられたタイプなので、走行中の視線移動が少なくて済み、最上位グレードではヘッドアップディスプレイも選べます。このあたりは、欧州の競合車やアクセラの後追い感が否めませんが、個人的に好みです。ダッシュボード周りも素材感がよくシンプルで好印象。メーター周りのインフォーメーションディスプレイは凡庸な感じはしますが、こちらも及第点です。ただし、乗り込んだ瞬間に残念に感じたのは、室内空間の狭さです。前席も後席も、ほぼ同じ車体サイズのアクセラより狭く、ノートやフィットといった少し広めのコンパクトカーより狭いです。居住性より剛性感や空力性能を重視しているので仕方ないかもしれませんが、ファミリーユースではちょっと考えてしまうパッケージングです。

【エンジン性能】
パワーは十分にありますが、スポーツカーらしい俊敏さはなく、高級サルーンのような快適さや上品さがあります。ハイブリッド車のガソリンエンジンは非常に静粛で、モーター駆動からエンジン駆動にどこで変わったのか、ほとんど気がつかないほどです。個人的に、新型リーフのシームレスな加速が得られるパワートレインが気に入っていますが、これに限りなく近い立ち上がりと加速感が得られ、ハイブリッドもここまで進化したかと唸ってしまいそうでした。ここは流石にトヨタの十八番と言ったところです。ただ、基本的には新型プリウスとそんなに変わりません。

【走行性能】
期待していた以上でした。何よりサスの動きがしなやかで、コーナーに鋭く入ってもほとんどロールせず、TNGAプラットフォームの剛性感もちょうどいい感じです。この辺もトヨタ車らしい、万人受けする絶妙な味付けだと思います。また、ステアリングも思っていたより上等です。アクセラのようなクイックに入っていく感じではなく、ゴルフのようにカッチリとラインをトレースしていくイメージで、細い道のワインディングでも安心感がありました。ここも、スポーティと言うよりは、快適と言う感じのフィーリングですが、走りの限界性能はかなり高いと思います。

【乗り心地】
ここが一番評価できます。もはやレクサスCT 200hよりいいのではないかと思えるほど、快適な乗り味です。荒れた路面でもほとんど揺れやノイズが伝わらず、段差や突き上げも前後のサスがうまくいなし、柔らかい乗り心地です。後輪は新型プリウスと同じダブルウィッシュボーンで、これがいい仕事をしています。試乗車はHYBRID Gなので、AVSは試していませんが、ノーマルサスでも十分なのではないかと思いました。また、タイヤは16インチで扁平率55%の「ECOPIA EP150」でしたが、言われなければ「REGNO」かと思えるくらいロードノイズが少なかったです。

【燃費】
40分程度の試乗のため、燃費については無評価とさせていただきます。

【価格】
“クルマそのものの完成度”を考えれば、高くはありません。この価格でレクサスCT 200hと遜色ない乗り心地が得られ、低燃費であることも考えれば、買って損はないと思います。ただし、このクルマで悩ましいのは、先進の安全装備をつければつければつけるほど、価格競争力が弱まってしまうことです。といって、GZグレードにして全部つけたところで、欧州のライバル車にやっと追いつく程度の安全性能で、国産車ならアクセラと同程度でしかありません。また、DCMも、現時点でほとんど使いでがないと思います。GXグレードで最低限のオプションをつけても300万円を超え、GZグレードでフル装備になると350万円を軽く超えるので、どこまでオプションを付けるかによって、コスパの良し悪しが大きく分かれてきます。

【総評】
会心の作とも言えるような、素晴らしいクルマだと思います。ただし課題はマーケティングにあると思います。本当にこの内容で「60年の若返り」が図れるのかを考えると、非常に難しいと思います。それは決して、カローラという大衆車のイメージがネックになるということではなく、価格とグレード設定が、ターゲット層とかけ離れているのではないかということです。アクティブな20-30代の若者がスポーツカーを買うなら、まずボリュームゾーンになるのは、200万円ちょっとで手が届くスイフトスポーツやデミオXDのようなコンパクトハッチでしょうし、高所得な若者なら、86あたりを狙うと思います。また、おしゃれなコンパクトSUVも有力でしょう。せめて、乗り出し230万円くらいで購入できる1.5Lターボ車のようなグレードがないと、この市場を攻めるのは難しいと思います。現状の価格とグレード設定でメインの顧客層になるのは、子育てから離れた中高年層になるのではないでしょうか。むしろ、高級車からのダウンサイザーの囲い込みに向いていると思います。ただし、乗り心地のいいスポーツハッチが好きな30台後半の私にとっては、すぐにでも買いたいくらい魅力的なクルマです。

比較製品
トヨタ > プリウス 2015年モデル
マツダ > アクセラスポーツ 2013年モデル
スズキ > スイフトスポーツ 2017年モデル
レビュー対象車
試乗

参考になった34人(再レビュー後:27人)

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満足度5
エクステリア5
インテリア3
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地5
燃費無評価
価格3
クルマの完成度は上々! 課題はマーケティングか!?

【エクステリア】
低重心で全体的に見事なスポーティルックにまとまっています。プリウスPHVによく似たフロントのキーンルックが精悍で、ホットハッチではチャーミングポイントのひとつとも言えるリアビューも力強く仕上がっています。パッと見、これがあのカローラとは思えません。オーリスの後継車ではあるものの、日本人に好まれそうな緻密な造形にアレンジが加えられており、快作と言える出来だと思います。ややクーペ風のシルエットで、クルマらしいレトロ感のあるアクセラスポーツとは対照的で、未来志向のスポーツサルーンといった印象です。

【インテリア】
質感はいいほうだと思います。ナビがインパネ上部に立てられたタイプなので、走行中の視線移動が少なくて済み、最上位グレードではヘッドアップディスプレイも選べます。このあたりは、欧州の競合車やアクセラの後追い感が否めませんが、個人的に好みです。ダッシュボード周りも素材感がよくシンプルで好印象。メーター周りのインフォーメーションディスプレイは凡庸な感じはしますが、こちらも及第点です。ただし、乗り込んだ瞬間に残念に感じたのは、室内空間の狭さです。前席も後席も、ほぼ同じ車体サイズのアクセラより狭く、ノートやフィットといった少し広めのコンパクトカーより狭いです。居住性より剛性感や空力性能を重視しているので仕方ないかもしれませんが、ファミリーユースではちょっと考えてしまうパッケージングです。

【エンジン性能】
パワーは十分にありますが、スポーツカーらしい俊敏さはなく、高級サルーンのような快適さや上品さがあります。ハイブリッド車のガソリンエンジンは非常に静粛で、モーター駆動からエンジン駆動にどこで変わったのか、ほとんど気がつかないほどです。個人的に、新型リーフのシームレスな加速が得られるパワートレインが気に入っていますが、これに限りなく近い立ち上がりと加速感が得られ、ハイブリッドもここまで進化したかと唸ってしまいそうでした。ここは流石にトヨタの十八番と言ったところです。ただ、基本的には新型プリウスとそんなに変わりません。

【走行性能】
期待していた以上でした。何よりサスの動きがしなやかで、コーナーに鋭く入ってもほとんどロールせず、TNGAプラットフォームの剛性感も頼もしい感じです。この辺もトヨタ車らしい、万人受けする絶妙な味付けだと思います。また、ステアリングも思っていたより上等です。アクセラのようなクイックに入っていく感じではなく、ゴルフのようにカッチリとラインをトレースしていくイメージで、細い道のワインディングも気持ちよく駆け抜けていました。ここも、スポーティと言うよりは、快適と言う感じのフィーリングですが、走りの限界性能はかなり高いと思います。

【乗り心地】
ここが一番評価できます。もはやレクサスCT 200hよりいいのではないかと思えるほど、快適な乗り味です。荒れた路面でもほとんど揺れやノイズが伝わらず、段差や突き上げも前後のサスがうまくいなし、柔らかい乗り心地です。後輪は新型プリウスと同じダブルウィッシュボーンで、これがいい仕事をしているようです。試乗車はGXなので、AVSは試していませんが、ノーマルサスでも十分なのではないかと思いました。また、タイヤは16インチで扁平率55%の「ECOPIA EP150」でしたが、言われなければ「REGNO」かと思えるくらいロードノイズが少なかったです。

【燃費】
40分程度の試乗のため、燃費については無評価とさせていただきます。

【価格】
“クルマそのものの完成度”を考えれば、高くはありません。この価格でレクサスCT 200hと遜色ない乗り心地が得られ、低燃費であることも考えれば、買って損はないと思います。ただし、このクルマで悩ましいのは、先進の安全装備をつければつければつけるほど、価格競争力が弱まってしまうことです。といって、GZグレードにして全部つけたところで、欧州のライバル車にやっと追いつく程度の安全性能で、国産車ならアクセラと同程度でしかありません。また、DCMも、現時点でほとんど使いでがないと思います。GXグレードで最低限のオプションをつけても300万円を超え、GZグレードでフル装備になると350万円を軽く超えるので、どこまでオプションを付けるかによって、コスパの良し悪しが大きく分かれてきます。

【総評】
会心の作とも言えるような、素晴らしいクルマだと思います。ただし課題はマーケティングにあると思います。本当にこの内容で「60年の若返り」が図れるのかを考えると、非常に難しいと思います。それは決して、カローラという大衆車のイメージがネックになるということではなく、価格とグレード設定が、ターゲット層とかけ離れているのではないかということです。アクティブな20-30代の若者がスポーツカーを買うなら、まずボリュームゾーンになるのは、スイフトスポーツやデミオXDのようなコンパクトハッチでしょうし、高所得な若者なら、86あたりを狙うと思います。また、おしゃれな
コンパクトSUVも有力でしょう。せめて、乗り出し250万円くらいで購入できる1.5Lターボ車のようなグレードがないと、この市場を開拓するのは難しいと思います。現状の価格設定とラインアップでメインの顧客層になるのは、子育てから離れた中高年層になるのではないでしょうか。むしろ、高級車からのダウンサイザーの囲い込みに向いていると思います。ただし、乗り心地のいいスポーツハッチが好きな30台後半の私にとっては、すぐにでも買いたいくらい魅力的なクルマです。

比較製品
トヨタ > プリウス 2015年モデル
マツダ > アクセラスポーツ 2013年モデル
スズキ > スイフトスポーツ 2017年モデル
レビュー対象車
試乗

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