LUMIX DC-G9 ボディ
- 有効画素数20.3M画素を実現したLive MOSセンサーを採用した、ハイエンドクラスのミラーレス一眼カメラ。
- 手ブレ補正機能 「Dual I.S.2」により、望遠域までシャッター速度6.5段分の補正効果を実現。
- 応答速度が速く、きめ細やかで見やすい有機ELディスプレイを採用している。約368万ドットのライブビューファインダーは120fpsの高フレームレートで表示が可能。

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2022年3月7日 22:35 [1460782-2]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 3 |
機能性 | 3 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
動物認識は比較的信頼できます(認識枠がきっちりと表示されます)。 |
鳥認識は全幅の信頼をおくことができる・・・とはいきません |
自動認識のオンオフは、正直“まぎらわしい”です。 |
規則的に動く被写体であれば、きっちりと追尾してくれます。 |
コントラスト差が大きすぎると、初動でピントが迷うことがあります(やがて合焦)。 |
夕日を撮影していても、ピントが迷うことがありました。 |
購入から1年近く経ちました。
最初のレビュー(購入から約2ヶ月後に作成)の時点では見えてこなかったこともいくつか見えてきましたので、再レビューさせていただきます
(項目によっては、旧レビューの記述を再掲しています)。
なお、当方のm4/3環境としては、本機種とオリンパスE-M1 MarkII(以下、M1_2と略記)を主に併用しています。M1_2の価格ドットコムでのレビューはこちら https://review.kakaku.com/review/K0000920685/ReviewCD=1185982/)。
なお、本レビューは、静止画撮影のみを前提としています。
*****
【デザイン】(この項目は、旧レビューを再掲)
パナソニック製のデジカメというと、“LUMIX”の統一ブランドとなっています。
”Panasonic”とデカデカと書かれているくらいならば、”LUMIX”と書かれている方が、個人的には好印象です
(ラテン語で「光」を意味するlumen/luxに由来するのでしょうから、カメラらしいブランド名です)。
【画質】
m4/3として、必要十分な画質です。画質面での不満はありません。
【操作性】(この項目は、旧レビューを再掲)
M1_2と比べると、明確に本機種の方が良好です。
特に、以下の点が賞賛に値します。
・連写をダイヤルで切り替えできること(いちいちメニューを呼び出さなくともよい)
・AF-SとAF-Cを背面レバーで切り替えできること(いちいちメニューを呼び出さなくともよい)
・ISO感度、ホワイトバランスの設定に、専用のボタンが用意されていること
・ジョイスティックを搭載していること(AFエリアの切り替えが容易。斜め移動にも対応していれば、言うことなしなのですが・・・)
【バッテリー】
ミラーレスとしては、“ややマシ”な側でしょう。M1_2よりは、本機種の方が若干持ちがよいという印象です。
【携帯性】
〔m4/3の〕フラッグシップ機に携帯性を求めてはいません。
M1_2よりは明確に大型で重いです。それどころか、ボディだけを比較すれば〔フルサイズ機としては小型軽量で名高い〕ソニーα7 IIIよりも、本機種の方が大型で重いです(大きさと重さに見合った性能であることは認めますが)。
とはいえ、m4/3は「レンズを小型軽量にできる」というメリットがあるため、全体としてみるならば、携帯性や機動性は「ある」といえます
(そもそも、「何を基準にするか」で、携帯性の有無は変わってきます)。
【機能性】
現代のデジイチとして求められる機能はそろっているといえます。
なお、本機種導入のひとつの動機であったDual I. S.は、超望遠域では、あってもなくても大差はない・・・というのが、使ってみての実感です(パナライカ100-400mmの使用経験を踏まえての判断)。
【液晶】
背面液晶については、必要十分なクオリティだと思います。
ファインダーについては、大型で倍率が高く、OLEDを採用しているだけあって、見栄えは抜群です。
その一方で、ファインダー像が歪んでいるのは、やはり気になるところでした。
【ホールド感】
悪くはない・・・のですが、M1_2よりは劣ります。
【総評】
m4/3の“もう一方のフラッグシップ機”にふさわしく、全体的な完成度は高いです
(そろそろ、後継機種がほしい時期になりましたが、本当に出るのでしょうか・・・。
OM-1が“おー”カメラというべき飛躍的な発展を見せましたから、ハードルは上がりましたよね・・・)。
「再レビュー」ということで、被写体認識と空間認識AFについて、1年ほど使ってみての印象を整理してみます。
(被写体認識(私は顔・瞳・人体認識を使用しません))
「鳥・動物認識」については、被写体を選ぶという印象です。
動物認識については、動物園で撮影した限りにおいては、基本的には非常に有効に機能しました(動物園ですから、「ある程度の大きさの動物ばかりいる」ことは、考慮する必要があります。添付画像をご参照ください。小動物の場合は、時折厳しくなることもありました)。
他方で、鳥認識については、全幅の信頼をおくことはできません。だいたいにおいては機能するのですが、飛び回っている鳥を認識・追尾するような性能を期待すると、確実に裏切られます。それどころか、〔背景によっては〕止まっている鳥さえきちんと認識してくれない場合もあります。
鳥撮影の場合は、「鳥・動物認識」を有効にしてもしなくても、そこまで歩留まりは変わらないというのが、私自身の印象です。
また、「鳥・動物認識」が有効になっているのかいないのか”わかりにくい”ことも問題です(添付画像をご参照ください)。
(空間認識AF)
パナソニック機というと、コントラストAFを頑なに採用し続けています(空間認識AF)。〔鉄道や航空機のような〕規則的に動く被写体であれば、〔これらの被写体に対する自動認識機能がない本機種でも〕M1_2と同等以上のレベルで、AFは追従してくれます(添付画像をご参照ください)。
他方で、コントラストAFの宿命として、コントラスト差が著しく小さい状況〔空を飛んでいる鳥など〕や、逆に、コントラスト差が著しく大きい状況〔前照灯を点灯させた鉄道車両や、朝日・夕日など〕)では、盛大にピントが迷うことがあります。
このような状況では、間違いなくM1_2のAF〔像面位相差AF〕の方が信頼できます。
本機種のAFの特性によって、シャッターチャンスを逃したこともありました。
パナソニックは“頑なに”−−m4/3でもフルサイズでも−−像面位相差AFを採用しません(本レビューを書いている時点で最新機種となるGH6でも、採用されていません)。他方で、像面位相差AFが画素欠損をともなうことは事実としても、それを補ってあまりあるメリットがあるからこそ、他社は像面位相差AFを採用するわけです。
〔ほかにも同じようなことを考えているパナユーザーはいると思いますが〕本機種のレベルの空間認識AFと像面位相差AFを比較すれば、像面位相差AFの方がメリットが大きいのではないか・・・と、1年ほど使っているうちに、印象が変わりました。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 風景
- その他
参考になった33人(再レビュー後:15人)
2021年6月6日 13:43 [1460782-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
画質 | 5 |
操作性 | 5 |
バッテリー | 4 |
携帯性 | 3 |
機能性 | 4 |
液晶 | 4 |
ホールド感 | 4 |
鳥認識が機能している例 |
鳥認識が機能していない例(認識枠は出ていました) |
鉄道撮影の例(スマシオカーブ) |
航空機撮影の例 |
鳥・動物認識の作動状況の表示は、少し“まぎらわしい”です |
グリップの比較(左:本機種/右:E-M1 MarkII) |
m4/3環境としては、これまでオリンパス製のボディばかり使ってきました(現在はE-M1 MarkII(以下、M1_2と略記)が主力です。価格ドットコムでのレビューはこちら https://review.kakaku.com/review/K0000920685/ReviewCD=1185982/)。
他方で、レンズについてはオリンパス製とパナソニック製がほぼ半々です。
そして、m4/3の限界として、“ボディとレンズのメーカーを揃えないと、協調手ぶれ補正が有効にならない”ことがあります。
このこともありまして、主として以下の目的から、本機種を買い増すことにしました。
・超望遠域を委ねるパナライカ100-400mmでも、協調手ぶれ補正(Dual I. S.)を使いたい。
・鳥・動物認識の恩恵に与りたい(人体認識はどうでもいい)。
・〔E-M1シリーズと双璧をなす〕m4/3のもう一方のフラッグシップ機を使ってみたい。
なお、私は一切動画撮影をしませんので、静止画撮影のみを前提としたレビューとなります。
*****
【デザイン】
パナソニック製のデジカメというと、“LUMIX”の統一ブランドとなっています。
”Panasonic”とデカデカと書かれているくらいならば−−エネループのデザイン“改悪”の際には、失望したものです−−”LUMIX”と書かれている方が、個人的には好印象です
(ラテン語で「光」を意味するlumen/luxに由来するのでしょうから、カメラらしいブランド名であるともいえます)。
【画質】
m4/3として、必要十分な画質だと思われます。
M1_2と比べると、jpeg撮って出しの発色がやや暖色寄りのように思われるのは、画像処理エンジンの違いによるのでしょうか。
【操作性】
M1_2と比べると、明確に本機種の方が良好です。
特に、以下の点が賞賛に値します。
・連写をダイヤルで切り替えできること(いちいちメニューを呼び出さなくともよい)
・AF-SとAF-Cを背面レバーで切り替えできること(これも、いちいちメニューを呼び出さなくともよい)
・ISO感度、ホワイトバランスの設定に、専用のボタンが用意されていること
・ジョイスティックを搭載していること(AFエリアの切り替えが容易。斜め移動にも対応していれば、言うことなしなのですが・・・)
【バッテリー】
ミラーレスなので“こんなもの”と言いたいところですが、M1_2よりは、本機種の方が若干持ちがいいように思われます。
鳥や航空機を撮りに行くと、一日で1000カットくらいは平気で撮っています〔連写のためカット数が嵩む〕。それでもバッテリーを交換することはありません
(私自身の経験を踏まえると、残り1目盛りくらいになっています。M1_2で同じことをしたら、バッテリーを交換していました。
導入直後で、バッテリーがへたっていないだけという可能性もあります)。
【携帯性】
〔m4/3の〕フラッグシップ機に携帯性を求めてはいません。
M1_2よりは明確に大型で重いです。APS-C機よりも、ボディだけ見れば大型で重い場合もあるでしょう。
とはいえ、m4/3は「レンズを小型軽量にできる」というメリットがあるため、全体としてみるならば、携帯性や機動性は「ある」といえます
(そもそも、「何を基準にするか」で、携帯性の有無は変わってきます)。
【機能性】
現代のデジイチとして求められる機能はそろっているといえます。
なお、本機種導入のひとつの動機であったDual I. S.ですが、超望遠域では、あってもなくても大差はない・・・というのが、使ってみての実感です。
パナライカ100-400mmの使用経験でいうならば、M1_2での使用〔レンズ側の手ぶれ補正機能のみ有効〕よりは、「ファインダー像が少し安定する」ような気はしますが、露骨に違うような気もしませんでした(個人の感想です)。
そもそも、超望遠域においてはボディ側の手ぶれ補正の効きが悪いので、Dual I. S.といっても、過剰な期待をしてはいけないのかもしれません。
【液晶】
背面液晶については、必要十分なクオリティだと思います。
ファインダーについては、大型で倍率が高いことがアピールされており、ファインダー像は確かに大きいです。
その一方で、ファインダー像が歪んでいるのは、やはり気になるところでした。
【ホールド感】
悪くはない・・・のですが、M1_2よりは劣ります(添付画像をご参照ください。グリップ形状の違いは明確です)。
この違い、ニコン機も併用する私の実感としては、「D750/D7500“以前”と“以後”の違い」と説明するとしっくりきます。
【総評】
m4/3の“もう一方のフラッグシップ機”にふさわしく、全体的な完成度は高いです。
ただし、本来の導入理由であった「鳥・動物認識」については、私の使い方では「いまひとつだった」というのも実感です。
そもそも、「鳥・動物認識」が有効になっているのかいないのか”わかりにくい”ことが問題です(添付画像をご参照ください。きちんと見ない私が悪いだけ?)。
最初に試写しに行ったときには、「鳥・動物認識」が無効の状態で撮影していました(どうりで認識枠が出ないわけです)。
その後、カラクリに気づいて(?)「鳥・動物認識」を有効にした状態で、改めて試写しに行ったのですが、鳥については、「これでは当てにできない」というのが、偽らざる実感でした。
もちろん、「飛んでいる鳥をファインダーに収めたら即座に合焦する」レベルを求めてはいません。しかし、止まっていたり地上を歩いている鳥でも、認識枠が出ているにもかかわらず、合焦していないことがけっこうな割合でありました。
一端ハマれば追従してくれるのですが、ハマるまでにタイムラグがあるという印象です。これなら、自動認識に頼らなくても結果に大差はありませんね・・・。
なお、パナソニック機というと、コントラストAFを磨き抜いていることで有名です(空間認識AF)。〔鉄道や航空機のような〕規則的に動く被写体であれば、M1_2と同等以上のレベルで、AFは追従しているという印象です。
他方で、コントラスト差が小さい状況〔空を飛んでいる鳥など〕では、やや苦しいところも見受けられました。
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 風景
- その他
参考になった18人
「LUMIX DC-G9 ボディ」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2022年5月29日 22:19 |
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2022年5月16日 23:27 |
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2022年5月4日 15:30 |
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2022年3月7日 22:35 |
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2022年3月2日 17:00 |
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2022年1月31日 14:38 |
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2021年11月28日 19:49 |
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2021年11月24日 09:17 |
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2021年10月1日 08:11 |
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2021年9月27日 23:31 |
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