PLENUE R PR-128G-SL [128GB]
- 最高級Hi-Fiオーディオシステム用のデジタルアナログコンバーターを搭載した、ハイレゾ対応のデジタルオーディオプレーヤー。
- 最大17時間の連続MP3(128kbps基準)再生が可能。高音質音源(24bit、96kHz、FLAC基準)も最大16時間まで連続再生が可能。
- 長時間駆動や周辺環境の温度変化によるサンプリング変化を最小化するために「TCXO」を搭載。いかなる状況でも安定的に高音質再生が可能。
PLENUE R PR-128G-SL [128GB]COWON
最安価格(税込):ショップが販売価格を掲載するまでお待ちください 発売日:2017年 9月 8日

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2019年3月17日 10:28 [1208965-1]
満足度 | 4 |
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デザイン | 5 |
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携帯性 | 3 |
バッテリ | 4 |
音質 | 4 |
操作性 | 3 |
付属ソフト | 無評価 |
拡張性 | 無評価 |
●音質
PLENUE-RはCOWONの中では初中級クラスで、ほぼフラットバランスで各社エントリーからミドルクラスのモデルによくあるようなソリッド(固い)傾向な音質です。
印象が強かったのは、非常に滑らかで、荒々しさ刺々しさなど、いわゆる歪感やノイズ感をまったく感じさせない、音全体を丹念に磨き上げたといったツルツル/サラサラの感じの美音だったところです。
これは、一昔前と違った最近のプレーヤーが高音質化を狙い高精度なマスタークロックを生成するようになってきた傾向(特徴)の表れで、それがエントリーレベルまで一般化してきたという気もいたします。
イヤホンで聴くと、はじめのうちはその美音さにうっとり聴くことができて良かったのですが、ちょっと長めに聴いているとどの曲もちょっときれいに整いまとまり過ぎていて、私としては単調で面白みにかけるような音調と、いかにもデジタルぽさが強調され無味無臭なやや味気なく素っ気ないというところが出てしまいがちな点が気になる印象でした。
TI社のPCM5242という最新型らしい?DACチップを使用しており、TI社というと私的にはすぐにバーブラウンをイメージしてデジタルでありながらしなやかさや弾力感といったアナログ的な要素のあるサウンドかと思っていたところ、どうもそうでなくCirrusLogic社あるいはESS社のDACチップのような優等生だがちょっと色気にかけると思わせるような印象の音でした。
付け加える点として、PLENUE-Rには光デジタル出力があり、据え置きの自分好みのDACにSPDIF接続した状態で再生したときは、プレーヤーが出す美音が私好みに色付けされたことですばらしく良い音になり、これなら長時間リスニングが心地よく楽しめると思いました。
●良い点(音質以外)
1)電源ON/OFF時の起動/終了が実に速いこと
2)操作レスポンスがいい
3)バッテリーが長持ち(DAPとしてはスタミナがある方)
4)「JetEffect」機能の音質設定は使いやすい。
5)有機ELディスプレイ(AMOLED)
6)LED照明による演出
本体右上に電源ボタンがあるのですが、その周りにリング状のLED照明が実装されておりマルチカラーで発光します。
赤色:充電中
緑色:充電完了
水色:CD音質音源の楽曲再生中
赤紫色:ハイレゾ音源(PCM)の楽曲再生中
黄色:DSD/DXD音源の楽曲再生中
青色:Bluetooth出力で再生中
のように色ごとに意味付けがされて点灯または点滅します。
そして、私が良い点として特筆すべきところは、再生中にLED照明がゆっくりと点滅するところを見ていると、まるで生き物が息をしているかのように見えてくるところが、実に絶妙かつ演出感のある効果であると思えるからです。
通常のプレーヤーではメイン画面が消えてしまうとその動作状態が全く分からなくなり、イヤホンで音を聴かずに動作を確認するにはいちいちメイン画面を点灯しなくてはなりません。
ところがこのPLENUEの演出はメイン画面がOFFして消えているときにも有効で、一目で状態を把握することができて至極便利です。
しかも、さきほど述べたように機械であるはずのプレーヤーがまるで生き物の如く自分が動いていることを、優しく持ち主に伝えようとしているかのように見えるところに愛着がわいてくるわけです。
過去のオーディオ機器でもLED照明による演出機能をもったものはいくつかありましたが、大抵はそのメーカーの社名ロゴマークや商品名のロゴマークが点灯するもので、店頭に陳列したときの商品デモ効果としては有効でしたが、購入して自宅の部屋においたときには何の有難みもなく、ただ鬱陶しく邪魔くさいというイメージのものでした。
DAPとしてこのPLENUEの演出は今までになく単純ながらすごく評価できる機能だと感心したしだいです。
もちろん、設定メニューでこの機能を無効にすることも可能です。
●残念な点
1)使用しはじめてすぐに気になったのが、日本語ローカライズがうまくない(洗練化されていない)
・日本語フォントがしょぼく安っぽさが滲み出ている
・設定メニュー内の項目名で文字列表示が不完全で尻切れになっているところがある
・日本語単語のの使い方が適切でなくわかりずらくなってしまっているところ
こういったところは、同じ韓国メーカーでも先駆者であるIRIVER Astell&Kernの方が上手ですね!
2)操作レスポンスは良いが、タッチの反応が敏感すぎたり画面スクロールが速すぎるという違和感があります
3)光デジタル出力のデジタルオーディオ信号のサンプルレートが44.1kHzで固定になっている
これについては、メーカーサポートに問い合わせて正式な回答をいただきましたところ、
内部デバイスの仕様でそうなっているということでした。
私の推測ではおそらくPLENUE-RがBluetooth対応したことで44.1kHzに固定になってしまったということでしょう。
でも、光デジタル出力での音もなかなか良く不満は感じませんでした。
●補足
私が所有するオーディオ機器のほとんどはモニター系と呼ばれるあまりクセのない所謂優等生的なものばかりですが、普段からモニター系のサウンドに慣れ親しんでいると、自然と自分の中でサウンドに対する基準が生まれて、それが定着するようになります(記憶に残る)。
したがって、モニター系機器をもっていると新しく購入しようとするものや購入したものを評価するにはすごく役に立つわけです。
現在は、一通り基準となる機器を揃えることができましたので、さらなるオーディオリスニングを楽しむために私の中でちょっとガツンとくるくらいの個性を感じさせる機器を探し求めているところです。
手始めに音の上流に位置していてサウンド個性を確認しやすく比較的種類が少なく迷わず選択しやすいDAPからとりかかっているしだいですが、残念ながらPLENUE-Rは性能・機能ともに比較的優秀なプレーヤーだと思いますが、音質面でそれに当てはまらなかったです。。
- ジャンル
- ジャズ
- その他
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「PLENUE R PR-128G-SL [128GB]」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2019年3月17日 10:28 |
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2017年12月5日 16:55 |
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2017年10月7日 01:35 |
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2017年10月6日 09:12 |
デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
(最近3年以内の発売・登録)






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音質、機能性、使い勝手を高次元で両立した万能系優秀モデル!
(デジタルオーディオプレーヤー(DAP) > M17 FIO-M17-B [64GB])5
鴻池賢三 さん
(デジタルオーディオプレーヤー(DAP))
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