Profiler Head [ホワイト]KEMPER
最安価格(税込):¥150,000
(前週比:±0
)
登録日:2017年 6月19日
プロフィールエフェクターやギター、DTM系機材などの情報サイト、きになるおもちゃのKです。続きを読む
2019年9月14日 23:13 [1259196-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 4 |
| 耐久性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
Kemper |
アコギでも |
エフェクトループ |
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おすすめRig1 |
おすすめRig2 |
おすすめRig3 |
Kemperの登場は2011年。2019年現在、ハードウェア面では一切変わっていませんが、アップデートを重ね、一切古さを感じさせないどころかサウンド面ではやはり今でも最強クラスの音色を誇っています。
プロのステージでも見かけることが多く、ヘヴィ系のアーティストだけでなく、ポップスでもなんでもこなします。
どうしてもこの手のデジタルアンプはヘヴィサウンドのイメージが強いですが、Kemperに関して言うと実はクリーンからローゲイン、ミディアムゲインもとても素晴らしいです。
例えば、DTMなどでギターを録るとなったとき、これほど楽な機材は本当に無いんじゃないかと思うほど楽に良い音が録れます。
●良いアンプを持っていないと意味が無い?
もともと「実在するアンプの音を取り込んで使う」機材なので、良いアンプを持っていないと意味がないと考える人もいると思います。
発売当初はたしかにそうだったかもしれませんが、今となっては全く問題ありません。リグマネージャーという専用ソフトを使って、世界中からアップロードされた多彩なアンプのサウンドを自由に選んで使うことができます。
もちろん自分だけのアンプの音を取り込むこともできますし、それをアップロードして世界に公開することもできます。
無料で使うことのできるアンプサウンドは1万数千を超えていて、その中でもとても素晴らしいアンプサウンドは多数あります。
このレビューのおすすめRig1〜3に、無料で使えるサウンドの中から100種類の音を選んだものを載せているので、参考にしてもらえればと思います。
また、Kemper用のリグを販売しているサイトも数多くあり、それらを上手く使うとさらに自分に合ったサウンドを見つけることができると思います。
●Kemper vs Axe-Fx
Kemperと並び、もう1つの最高峰のデジタル系アンプ/マルチエフェクターとして知られるAxe-Fx。今では少し価格差が出てしまっていますが、どちらを選ぶか迷うこともあると思います。
まずジャンルでいうとDjentではAxe-Fxの方が強いと言われますし、実際に使用しているプレイヤーも多いので、ノウハウを検索したりすることもできますので、Djent専門で行くならAxe-Fxの方がやりやすいかもしれません。もちろんKemperでも最高の音を作る事は可能です。
それ以外のジャンルでは、プレイスタイルや好みによるところが多くなり、どちらが明確に良い、ということは無いと思います。
Axe-Fxはとにかく多数のパラメータ、多数のエフェクトを同時に使って設定することができるので、1つの音をじっくりと作り込むことができます。それだけの時間と根気がある人なら、Axe-Fxはとても楽しめると思います。
Kemperは、そのDSPパワーのほとんどをアンプに割いていると思われるので、エフェクトの種類はそこまで多くはありません。
たいていのジャンルは十分にこなせるくらいのエフェクトは装備されていて、そのクオリティも高いのですが、Axe-Fxほどではないのも事実です。
ただ、一方で最初から「アンプをマイクで録った音」を基本としているため、良い音にたどり着くまでのスピードが速いです。
手軽に良い音をサクっと作ってプレイしたいなら、Kemperの方が向いていると思います。
また、Kemperのサウンドの特徴として、ローゲインやギターのボリュームを絞った時の音が真空管アンプに近いという特徴があります。
Axe-Fxもサウンドクオリティはとても高いですが、特にローエンドの特性が独特で、そのせいかローゲインではKemperの方が自然な真空管アンプのサウンドに近いと感じることが個人的には多いです。
●Kemper vs Helix
また、Kemperと価格帯も近く、DSPパワーも似ているLine6 Helixと迷うことも多いと思います。
Helixの特徴は、モデルにもよりますがやはりフロアタイプがあるということです。
Kemperも“Stage”というフロアタイプが出たので、その点では近いものがあります。
Helixはカラーディスプレイで画面も大きく、操作性が非常に高い機種としても知られています。
また、収録エフェクト数もKemperより多く、同時につかえるエフェクトや接続の種類もより多彩です。
Helixもアンプモデリングのクオリティは高いのですが、KemperやAxe-Fxと比べると少しプラグイン的なイメージがあります。もちろん十分にクオリティは高いと思いますが、比較をすると全体的に平面的なサウンドに聞こえることがあります。
アンプサウンドに関していえば、Kemperは現状では最強に真空管アンプの特性を再現することのできる機材だと思います。
その上で、どこを重視するのかでどちらを選ぶかを考えるのが良いと思います。
●良いアンプサウンドを手軽に出したいなら
Kemperは、とにかく手元に置いていつでも世界中のアンプの音を出せる機材としては最高です。
例えば、エフェクトは後からDAW上でかけたりすることもできますし、Line6のHX Stompや写真にも載せたEventide H9などの機材をエフェクトループに入れれば、より多彩な空間系サウンドを作る事もできます。
どちらかというとアンプヘッドとして考えるとKemperの立ち位置が分かりやすいと思います。
Axe-Fxはどこまでも音を追い求められるマルチエフェクター、Helixはシンプルで扱いやすくて音も良いマルチエフェクター、そしてKemperは、最高峰の真空管アンプシミュレーターにハイクオリティなエフェクトが付いたデジタルアンプヘッド、という印象だと思います。
こんな見た目ですが意外と操作性も高いので、多少デジタル機材を分かる人なら、簡単に使いこなすことができると思います。
音は相当深く追い込むこともできますし、手軽にハイクオリティな音を即座に出すように使うこともできる機材です。
- 比較製品
- LINE6 > Helix Floor
- Fractal Audio Systems > Axe-Fx III
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4
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