『表面的には違和感あるが、プレイするとよりメガテンを感じられる』 アトラス 真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY [通常版] 酒缶さんのレビュー・評価

[酒缶]

2021年2月15日 23:42 [1421967-1]

満足度	5

操作性	5
グラフィック	5
サウンド	5
熱中度	5
継続性	5
ゲームバランス	4

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」（「満足度」含む）および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

表面的には違和感あるが、プレイするとよりメガテンを感じられる

パッケージ、操作ガイド、カートリッジ

【概要】
・地球環境が崩壊して誕生した滅びの地（シュバルツバース）を探索し、人類滅亡のシナリオ回避を目指すRPG。ＤＳ向けに発売された『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』のパワーアップ移植バージョン。

・操作方法（フィールド）
　スライドパッド・十字ボタン　移動
　Ａボタン　決定
　Ｘボタン　フィールドセーブ
　Ｙボタン　デモニカメニュー
　Ｌボタン　左水平移動
　Ｒボタン　右水平移動

・操作方法（バトル）
　スライドパッド・十字ボタン　カーソルの移動
　Ａボタン　決定
　Ｂボタン　キャンセル
　Ｘボタン　コンディション
　Ｙボタン　アナライズ
　Ｒボタン　オートバトル

・タイトルメニューから選べる項目は３種類。
「NEW GAME」ゲームを最初から始める
「LOAD GAME」セーブデータからの再開
「DLC」DLCの購入


【評価】
・オープニングからしばらくの間はメガテンらしさをいまいち感じないが、ダンジョンに入って探索し始めると、『真・女神転生』シリーズらしさを十分に感じることができる作品。悪魔と会話をして仲間にし、悪魔と一緒にして戦い、悪魔を合体させてさらに強い悪魔を作り上げていくのが楽しい。３作目以降の『真・女神転生』シリーズは客観視点でキャラクターを操作してダンジョンを探索するタイプになっているため、より初期の『真・女神転生』シリーズらしいプレイ感覚を味わえる。

・基本的には拠点でセーブを行うことになるが、ダンジョン探索中にもフィールドセーブができ、適度にセーブをしていれば順調に攻略をすることができる。通常のセーブも本体側に１つ、ＳＤカード側に１９個のセーブができるため、プレイ状況に応じてセーブを分けるような遊び方もできる。

・ダンジョンＲＰＧというと難しい印象があるが、オートマップになっているため、下画面を中心に攻略できるのがありがたい。また、何かがある際には上画面を見る意味も十分にあるため、せっかく３Ｄダンジョンなのにした画面中心に見てしまうというダンジョンＲＰＧにありがちな不満点もうまく解消されているように感じた。

・プレイ開始時に選べる難易度が多く、一番低い難易度でプレイすると、ダンジョン探索や悪魔合体といった、「女神転生」のプレーンな楽しみ方に注力することができ、多様な遊び方ができるのがありがたい。


【まとめ】
・スーパーファミコン時代の『真・女神転生』シリーズで止まっている人は、『真・女神転生』シリーズの最近の作品よりも今作をプレイした方が、『真・女神転生』らしさを楽しめるように思います。ダンジョンＲＰＧを楽しみたいけど『世界樹の迷宮』は違う、と思ってしまう人はぜひ挑戦してみてください。