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2017年8月18日 18:01 [1055097-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 5 |
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音質 | 5 |
操作性 | 5 |
機能性 | 5 |
普段、自宅でも外出先でもDAP+イヤホンで音楽を聴いており、ネットワーク機能に対応していないオーディオ機器で音楽を聴くことがほとんど無くなっていました。
音源もハイレゾ音源を購入する機会が増え、CDもFlac化していたためCDを入れ替えて音楽を聴くことも億劫となっていました。
ただ、耳だけで音楽を聴くのではなく体全体で音楽を聴きたいという想いも持っており、せっかくのオーディオ機器をなんとか活かせないかと考えていたときに、DENONの「HEOS Link」の存在を知り導入に至りました。
ネットの情報だけで購入してしまったので、本体が届いたときに、思っていたよりもコンパクトで驚きましたが、しっかりと重量感はあります。
デザインも近未来的な感じで、前面に表示されるLEDランプが良いアクセントになっています。
ボタン類は、右側面にボリュームボタンとミュートボタンがあるのみでとってもシンプルです。
オーディオ機器と一緒に設置した場合に、説明しなければ何の機器なのか分からないと思います。
HEOS Linkを利用するためには、スマホにアプリをインストールして設定する必要があります。
そのため、AndroidまたはiOSのスマホかタブレットがないと利用できません。
今時、スマホもタブレットも持っていないという人はあまり居ないと思いますが、もし持っていない場合はセットアップで躓くと思うので要注意です。
セットアップには、iPhone7 Plusを利用しました。
セットアップを実施したところLightningケーブルのヘッドフォンジャックアダプタがあるかと聞かれました。
最初にiPhoneが接続している無線LANの設定をするのですが、ヘッドフォンジャックを経由してHEOS Link側のAUXと接続して実施する仕組みです。
あとでiPhone6で確認したところ、Lightningケーブルの確認画面は表示されず、AUXとの接続を促す画面が出てきました。
アプリ側で機種を判別しているようです。
実はここである失敗をしてしまいました。
接続する際に付属のAUX用の3.5mmオス-オスケーブルで接続するのですが、間違えて3.5mmのIR DIRECTケーブルで接続してしまい、何度無線LANのパスワードを入力しても受け付けてもらえませんでした。
よくよくケーブルを見ると「IR DIRECT」というタグが貼られていて間違えに気付いた次第です。
AUX用のケーブルに付け替えたら無事にパスワードが受け付けられ、無線LANが設定できました。
このような間違えが起きないようにケーブルにタグが付けられていたのに、確認不足でした・・・。
スマホのイヤホンジャックを利用せずに、直接有線LANで接続する方法と、WPSを利用して無線LANを設定する方法もあります。
接続さえ出来てしまえば、あとは至って簡単です。
HEOSアプリを使って操作をします。
再生するデータを指定する形となっていて、
・スマホ内の音楽
・ミュージックサーバー
・USBメモリ
・外部メモリ
などから選べる他、Spotify、tunein、SOUNDCLUD、AWAなどのサービスも利用出来ます。
これらのサービスを利用する前にHEOSアカウントというものを登録する必要がありました。
また、tuneinはHEOSアカウントさえ登録すれば利用できましたが、その他のサービスはそれぞれ会員登録が必要となります。
スマホ内にハイレゾ音源以外の音楽データを保存してあるので、これまでイヤホン経由で聞いていた音楽をオーディオ機器経由で聞けるようになりました。
また、ハイレゾ音源についてもPCを利用することで聴くことができます。
DLNAクライアント機能が搭載されているので、PCをDLNAサーバとすることで、PCに保存したファイルを再生できます。
ただ、Windows10ではDLNAサーバを利用するのに別途アプリが必要となります。
そこで、Kodiという無料アプリを利用してみました。
HEOSアプリの「ミュージックサーバー」という項目に表示されればOKなのですが、最初なかなか表示されず戸惑いました。
Kodi側の設定をいろいろと変更したところ、無事にHEOSアプリ側で見ることができました。
ハイレゾ音源はFLAC/WAV/Apple Losslessは192kHz/24bitまでサポートし、DSDも5.6MHzまでサポートしているということで、FLACの192Khz/24bitとDSD5.6MHzのファイルを再生してみましたが、問題なく聴くことができました。
PCに保存してあるハイレゾ音源もオーディオ機器で再生できるようになって大満足です。
難点は、PCを起動しKodiアプリを立ち上げていないと利用出来ない点です。
自宅にDLNAに対応したNASサーバーがあれば違うのでしょうが・・・。
1点残念だったのは、普段利用しているDAPのNW-WM1AとAUX経由で接続した場合に音量が取れない点です。
NW-WM1A側の音量を最大にして、オーディオ機器側のボリュームもある程度大きくしないと音が聞こえません。
そのため、NW-WM1Aの音楽データを鳴らす場合は、Bluetoothで接続するのが良さそうです。
Bluetoothの対応コーデックは調べても分かりませんでしたが、SONY独自のLDACには対応していないでしょうから、SBC接続になるんだろうなぁと予測しています。
そのため、ハイレゾ音源でも音質は望めないので、ハイレゾ音源を聴く場合はPC経由がよさそうです。
可能ならばHEOSアプリ内にハイレゾ音源を保存できる機能を搭載して、スマホ経由で再生できるとPCを起動しなくとも聴けるのになぁと思います。
不満点をいくつか書きましたが、これまで埃をかぶっていたオーディオ機器が息を吹き返し、体全体で音楽を感じることが出来るようになり、ハイレゾ音源の音楽を気軽に楽しめるようになったメリットが一番大きいです。
ハイレゾ音源が増えてきて、普通のオーディオ機器での再生を諦めていた人にとてもオススメ出来ます。
オーディオ機器はそのままに、HEOS Linkを追加するだけで再生環境が改善します。
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