『個性と実用性、あなたはどっちを選ぶ?』 トヨタ C-HR ハイブリッド 2016年モデル ヒラミーさんのレビュー・評価

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ヒラミーさん

  • レビュー投稿数:25件
  • 累計支持数:388人
  • ファン数:2人
満足度4
エクステリア5
インテリア3
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費5
価格3
個性と実用性、あなたはどっちを選ぶ?

フロント

リヤ

コックピットまわり

今回はふと乗りたくなってという気まぐれな理由からC-HRに乗ってきました。小一時間ぐらいのドライブだったので多くは語れませんが、取り敢えず感想を残しておこうと思います。

タイムズカーシェアでお借りしました。走行距離が73000kmということなので、個体は初期型かと思われます。

【エクステリア】
登場から5年が経っているが、個性的なデザインのおかげか色褪せた感じはまるでない。それなりの出来なクルマが多いトヨタとしてはファンタスティックとも言えるレベル。これはデザイナーさん偉い!
そういや、今はC-HRとタメ張れるデザインのクルマなんてないなあ…いや、日産にジュークってのがあったな…あれ、今はキックスって言うのか。やはりこの個性的なデザインでC-HRの右に出るものあらずか。

【インテリア】
逆にインテリアはデザインの犠牲を食らった印象。実用性に欠ける。まず、狭い。身長170cmの僕からしても天井が近く感じられる。おまけに後部座席の足元がこれまた大変窮屈そう。何やらヤリスに繋がる様なものを感じた…。
続いてはトヨタの十八番、必殺樹脂地獄。それは1台に着ければまた1台、また1台と終いには現行クラウンにまで及んだ、コストカットの名手にして低評価の名手。
「…なんだこのステアリングは?プリウスの派生モデルだからてっきりプリウスのが付いてると思いきやヴィッツのアレンジだと!?アクアに付いて何故お前には付かない!?ゆっくりと正面からせまるこの存在感…。伝説のトヨタチューン、悪魔の…(筆者は某マンガの見過ぎの模様。)」
レースマンガの世界から戻ったが、このクルマにはもう1つ問題がある。実はこれが大問題。C-HRに乗ったことがある人ならほぼ間違いなく経験しているだろうが、左後方が見えない!そのせいで左折はおぼつかない。ドアミラーとルームミラーによる予知が頼り。これではいつか人を轢いてしまうかもしれない。この辺はデザイナーどうかしてんじゃないのというレベル。全く偉くない!教習所で左折の仕方を習わなかったのだろうか。おまけにプリウスに似てか、後方視界も酷いもの。今のご時世、クルマは安全第一でお願いしますよ、トヨタさん!

【エンジン性能】
今回は街乗りでエンジン自体を使う瞬間が少なく、エンジンの性能よりTHSUの恩恵を大きく感じられた。
C-HRのユニットはプリウスに搭載されている1.8L+モーター。アクア用の1.5Lユニットと違ってモーターのトルクもあり、加速がもたつかない。それにユニットのカバー領域も1.5Lはせいぜい30km/hまでのものが、これは50km/h前後までイケる。その為、街乗りなら燃費面でも快適性でも大きな効果がある。

【走行性能】
走りはなかなか悪くない。まず、トヨタの新しいクルマづくりの考え方を表したTNGAプラットフォームをベースに作られたボディは割とカチッとした印象。この辺りの安心感は高い。
足まわりだが、17インチタイヤとのマッチングは悪くない。ただ、今回の個体は70000km以上走ってくたびれているのか、ダンパーが抜けている感じ。でも、悪くない。これは僕の勝手な予想だが、元のアシはややスポーティー志向に振ったのではないだろうか。ところが、ダンパーの抜けたこの感じが意外にも街乗りに合っているのだ。しなやかにも感じる。
直進安定性も良い。全高の低さと後席床下にハイブリッドバッテリーが搭載されているおかげだろう。しっかりしたボディとも相まって安定感があり、乗りやすい。
しかし、1つ惜しいのがブレーキ。プリウスなどと同じく甘い。ペダルストロークが短い割にはレスポンスに乏しく、踏力のコントロールが難しい為、停止がカックンになる。あと、フロントにばかり効き過ぎる。バッテリーの重さでリヤのリフトは少ないが、もう少しブレーキバランスをリヤに振っても良いのでは。

【乗り心地】
これも悪くない。さすがのトヨタ、街中の路面のいなし方は得意と言ったところか。ただ、あくまで路面が良い場所での話なので、荒れた路面でどうなるかはまた別問題となりそう?

【燃費】
さすがハイブリッドカー。小一時間の街乗り程度ならその数値は揺るがない。この数値が大きく変わらなければ、ホントにおサイフに優しいクルマと言えるよね。

【価格】
ちょっと高い。新しいボディやデザインと引き換えに割と目に見える部分がコストカットされている印象を受けたくせ、価格に反映されている感じがしない。これはどういうこと?

【総評】
トヨタにしては強気なクルマである印象なのがこのC-HR。ガソリン車にはイマドキMTの設定があったりして結構嬉しいクルマなのだが、何か腑に落ちない部分があるのだ。
「ガソリンエンジンはこの車格で1.2…?」
「後ろ狭くない?」
「何か中の質感…あんまり良くなくない?」
そしてやっぱり…。
「左後ろ見えないのチョー怖くない!?」
結局このC-HRは、トヨタが珍しく個性と実用性、更には質感と価格を欲張ったクルマに仕上がった訳だが、対極にある2つ(4つ)を1つに押し込もうなんてやっぱり無理だったという夢物語と終わっている。実際、僕の評価としても実用性に欠けた為、これは△。それならいっそ価格を更に上げて質感向上に充てれば、それこそ新型ヴェゼルやキックスなんかも震え上がるいいクルマになるのではないだろうか。
トヨタは今まで価格でお客さんを集める戦法は世界広しと言えどよく知っているはずなので、今度は質感の高いクルマでお客さんを集めるのにチャレンジだ。いずれ登場するであろう新型C-HRでね。

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C-HR ハイブリッド 2016年モデル
トヨタ

C-HR ハイブリッド 2016年モデル

新車価格:274〜314万円

中古車価格:134〜440万円

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