『ライバル「SONY/MDR-Z7M2」と比較してみる』 DENON AH-D7200 nBanjoさんのレビュー・評価

2016年10月21日 登録

AH-D7200

50mmのフリーエッジ・ナノファイバー・ドライバーを搭載したフラッグシップヘッドホン

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タイプ:オーバーヘッド 装着方式:両耳 構造:密閉型(クローズド) 駆動方式:ダイナミック型 再生周波数帯域:5Hz〜55kHz ハイレゾ:○ AH-D7200のスペック・仕様

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AH-D7200DENON

最安価格(税込):¥84,800 (前週比:±0 ) 登録日:2016年10月21日

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音漏れ防止無評価
携帯性無評価
ライバル「SONY/MDR-Z7M2」と比較してみる

「SONY/MDR-Z7M2」の方が、高音の伸びやかさが本機よりも上手であり音全体に繊細さを感じ、相対的に本機は音全体にやや粗さを感じる。
これはF特性レンジの広さ(最高周波数)の違いによるものだろう。
ただし、本機の音質が劣るというイメージではなく、「MDR-Z7M2」よりも音の輪郭(エッジ)が際立つイメージなので、本機の方がメリハリよく感じる。
つまり、「MDR-Z7M2」は音場/雰囲気を重視したリスニング、本機は低音寄りのバランスで音像/定位感を重視したリスニングに向いていると私は思う。
両者の音を例えるなら
●「MDR-Z7M2」は、
「動きは精密ながら柔軟/繊細/軽快/優美に披露する女子体操の演技」
●本機(AH-D7200)は、
「動きは精密ながら力強さ/躍動感に満ちて凜々しい男子体操の演技」
と表現してみたのだが、この方がもう少し音のイメージがわかりやすく伝わったのではないだろうか?
装着感は「MDR-Z7M2」の方が断然良い。
本機はややヘッドバンド/イヤーパッド共にフィット感があまり良くない。

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満足度5
デザイン5
高音の音質5
低音の音質5
フィット感3
外音遮断性無評価
音漏れ防止無評価
携帯性無評価
ライバル「SONY/MDR-Z7M2」と比較してみる
   

MUC-B20SB1の中古品(上)と新品(下)

   

■音質について■
勝手ながら価格/スペック面からほぼ同格のSONY「MDR-Z7M2」を本機のライバルと思っているので音質比較してみた。
SONY「MDR-Z7M2」の方もレビュー投稿しているので、その音質についてはそちらを参照してほしい。
本機の音質を大まかに言うと、
しっとり落ち着いた大人の音という印象で私的に好ましい。
(参考までに弟機のD5200は派手目で若者向けの音という印象)
解像感があって低音から高音まで過不足なく伸びやかに感じる。
また、特定の音域を強調するところがない、即ちヘンなクセもないところがよい。
このあたりは「MDR-Z7M2」にも言えるところなのだが、
「MDR-Z7M2」の方が、高音の伸びやかさが本機よりも上手であり音全体に繊細さを感じ、相対的に本機は音全体にやや粗さを感じる。
これはF特性レンジの広さ(最高周波数)の違いによるものだろう。
ただし、本機の音質が劣るというイメージではなく、「MDR-Z7M2」よりも音の輪郭(エッジ)が際立つイメージなので、本機の方がメリハリよく感じる。
つまり、「MDR-Z7M2」は音場/雰囲気を重視したリスニング、本機は音像/定位感を重視したリスニングに向いていると私は思う。
両者の音を例えるなら
●「MDR-Z7M2」は、
「動きは精密ながら柔軟/繊細/軽快/優美に披露する女子体操の演技」
●本機(AH-D7200)は、
「動きは精密ながら力強さ/躍動感に満ちて凜々しい男子体操の演技」
と表現してみたのだが、この方がもう少し音のイメージがわかりやすく伝わったのではないだろうか?

■リケーブルについて■
本機の付属ケーブルは、
入力プラグ(6.3mm/3極アンバランス接続)
 先端側から L/R/GND
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/2極):
 Lch:先端側から L/GND
 Rch:先端側から R/GND
※GNDは共通(導通あり)
となっている。
残念ながら、最近流行のバランス接続ケーブルは付属していないので、手持ちのバランス接続ケーブルで使えるものがないか調べた結果、以下が使えることがわかった。
この中ではやはり「MUC-B20SB1」がヘッドホンの持ち味を一番引き出しているような気がする。

●「MDR-Z7M2」付属のバランス接続ケーブル
入力プラグ(4.4mm/5極バランス接続)
 先端側から L+/L-/R+/R-/G0
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/3極)
 Lch:先端側から L+/L-/G1
 Rch:先端側から R+/R-/G2
※G0/G1/G2は互いに導通なし

●SONY純正ケーブル「MUC-B20SB1」
プラグ仕様は同上。
中古品と新品の2本所有。
添付画像にあるように中古品はケーブル全体が変色(緑化)している。
中古の方が銅線が酸化(緑青が生成)しているわけで、音の高周波成分の伝導率が低下し新品よりも音が若干マイルドになるが、むしろ私的には新品の方の高音がややキツく刺激的に感じるので、中古の方が飲食物を熟成したかの如く良き味わい(まったり感)がして好みである。

●NOBUNAGA Labs「竜頭」
入力プラグ(2.5mm/4極バランス接続)
 先端側から R-/R+/L+/L-
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/3極)
 Lch:先端側から L+/L-/G1
 Rch:先端側から R+/R-/G2
※G1/G2は互いに導通なし

■その他について■
本機の外観は、目立つウッド・ハウジングとシープスキン・ヘッドバンドやアルミダイキャストのハンガーの採用で全体的に見た目に高級感がある。
それに対して「MDR-Z7M2」の外観は、全体的にプラスチッキーな質感と黒一色の見た目に地味なところが高級感や面白みに欠ける。
「MDR-Z7M2」のイヤーパッドは厚めでふんわりしたクッション性が心地よい。
それに対し本機のイヤーパッドは固めであり、ヘッドバンドの形状/感触や曲がり具合の違いもあることから、装着時のフィット感や安定性は「MDR-Z7M2」の方が断然良いと感じる。
つまり、本機の装着性は音質同様に「MDR-Z7M2」に比べてやや粗暴な性質が見られ、「MDR-Z7M2」の女性的印象、本機の男性的印象、という違いをそれぞれが醸し出ている気がする。

■まとめ■
私的には「MDR-Z7M2」を先に入手してメインのヘッドホンとして活躍しており、その後以前から気になっていた本機も遅れて手に入れたわけだが、どちらも甲乙つけがたく、期待通りで買って損はなかったと思っている。
私的にはそのときの気分に応じて両製品を使い分けて楽しんでおり、リケーブルの楽しさも味わうことができて、非常に満足している。
ハイエンドクラスの中でも比較的リーズナブルな価格設定だと思うが、私が入手したのはどちらも中古品。
オーディオ趣味にしているとお金がいくらあっても足りなくなるのが悩みどころで、中古市場があるのもありがたいということを付け加えておく。

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満足度5
デザイン5
高音の音質5
低音の音質5
フィット感3
外音遮断性無評価
音漏れ防止無評価
携帯性無評価
SONY/MDR-Z7M2と比較してみる(FOSTEX/TH610と異母兄弟?)

意外にもライバルとリケーブルの共用化ができる

USBアイソレーター(上)とノイズフィルター(下)

USBアイソレーター(左)とノイズフィルター(右)

   

MUC-B20SB1の中古品(上)と新品(下)

   

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★レビューの追記★
------------------------
■FOSTEX/TH610と異母兄弟の関係?■
本機同様のウッドハウジングのヘッドホンを物色中に、「Sandal Audio」さんのブログ「イヤーパッド交換の音質変化とか」を拝見していて、本機とFOSTEX/TH610のイヤーパッドとそれを固定するプレートの形状がソックリなことに気づいた。
ケーブルコネクターのタイプは異なるものの、オーディオスペックやハウジングを含めたヘッドホン全体の構造もよく似ている。
価格差も大きくない。
おそらく本機とFOSTEX/TH610は異母兄弟(OEM)の関係にあり、音質も似ているかもしれない?

------------------------
以下は前回レビュー内容
(レビュー投稿の文字数制限があるので一部削除/修正)
------------------------
■まえおき■
リスニング環境として、添付画像にあるように中国のTOPPINGブランドのデスクトップ・オーディオ・システム(D50s/A50s/P50)にヘッドホンを接続して使用している。
●D50s(USB-DAC)
DACチップ:ES9038、入力:USB/OPT/COAX/bluetooth(LDAC対応)の4系統、リモコン付属
※DACチップ出力側のオペアンプを換装して使用
●A50s(ヘッドホンアンプ)
RCA入力:1系統、RCA出力:1系統
ヘッドホン出力:「6.3mm/3極アンバランス」「4.4mm/5極バランス」の2系統
※ヘッドホンを接続しない場合は、プリアンプとして使用可能
●P50(シールドトロイダルトランス搭載のリニア電源ユニット)
DC15V出力:1系統(A50s用)
DC5V出力:2系統(1つはD50s用、もう1つはアクセサリ機器やポータブルプレーヤー/スマホの電源供給/充電用)
※システム電源がACアダプターでないところがお気に入り
自作のPCアプリで主にCD音質レベルの音源(44.1kHz)を705.6kHzにアップコンバート再生し、その小型ながらパワー感のあるシステムに入力して使用。
それで聞く音は上質で素晴らしく、非常に自己満足している。
ときどき気軽にWALKMAN(NW-A55)でbluetooth(LDAC)転送再生して楽しむこともあり。
また、PCとDAC間にUSBアイソレーターとUSBノイズフィルターを入れると音質アップに効果大である。

■音質について■
勝手ながら価格/スペック面からほぼ同格のSONY「MDR-Z7M2」を本機のライバルと思っているので音質比較してみた。
SONY「MDR-Z7M2」の方もレビュー投稿しているので、その音質についてはそちらを参照してほしい。
本機の音質を大まかに言うと、
しっとり落ち着いた大人の音という印象で私的に好ましい。
(参考までに弟機のD5200は派手目で若者向けの音という印象)
解像感があって低音から高音まで過不足なく伸びやかに感じる。
また、特定の音域を強調するところがない、即ちヘンなクセもないところがよい。
このあたりは「MDR-Z7M2」にも言えるところなのだが、
「MDR-Z7M2」の方が、高音の伸びやかさが本機よりも上手であり音全体に繊細さを感じ、相対的に本機は音全体にやや粗さを感じる。
これはF特性レンジの広さ(最高周波数)の違いによるものだろう。
ただし、本機の音質が劣るというイメージではなく、「MDR-Z7M2」よりも音の輪郭(エッジ)が際立つイメージなので、本機の方がメリハリよく感じる。
つまり、「MDR-Z7M2」は音場/雰囲気を重視したリスニング、本機は音像/定位感を重視したリスニングに向いていると私は思う。
両者の音を例えるなら
●「MDR-Z7M2」は、
「動きは精密ながら柔軟/繊細/軽快/優美に披露する女子体操の演技」
●本機(AH-D7200)は、
「動きは精密ながら力強さ/躍動感に満ちて凜々しい男子体操の演技」
と表現してみたのだが、この方がもう少し音のイメージがわかりやすく伝わったのではないだろうか?

■リケーブルについて■
本機の付属ケーブルは、
入力プラグ(6.3mm/3極アンバランス接続)
 先端側から L/R/GND
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/2極):
 Lch:先端側から L/GND
 Rch:先端側から R/GND
※GNDは共通(導通あり)
となっている。
残念ながら、最近流行のバランス接続ケーブルは付属していないので、手持ちのバランス接続ケーブルで使えるものがないか調べた結果、以下が使えることがわかった。
この中ではやはり「MUC-B20SB1」がヘッドホンの持ち味を一番引き出しているような気がする。

●「MDR-Z7M2」付属のバランス接続ケーブル
入力プラグ(4.4mm/5極バランス接続)
 先端側から L+/L-/R+/R-/G0
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/3極)
 Lch:先端側から L+/L-/G1
 Rch:先端側から R+/R-/G2
※G0/G1/G2は互いに導通なし

●SONY純正ケーブル「MUC-B20SB1」
プラグ仕様は同上。
中古品と新品の2本所有。
添付画像にあるように中古品の方は銅線が酸化(緑青が生成)しているわけで、音の高周波成分の伝導率が低下し新品よりも音が若干マイルドになるが、むしろ私的には新品の方の高音がややキツく刺激的に感じるので、中古の方が飲食物を熟成したかの如く良き味わい(まったり感)がして好みである。

●NOBUNAGA Labs「竜頭」
入力プラグ(2.5mm/4極バランス接続)
 先端側から R-/R+/L+/L-
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/3極)
 Lch:先端側から L+/L-/G1
 Rch:先端側から R+/R-/G2
※G1/G2は互いに導通なし

■その他について■
前回レビューを参照ください

■まとめ■
私的には「MDR-Z7M2」を先に入手してメインのヘッドホンとして活躍しており、その後本機も入手したわけだが、どちらも甲乙つけがたく、期待通りで買って損はなかったと思っている。
私的にはそのときの気分に応じて両製品を使い分けて楽しんでおり、リケーブルの楽しさも味わうことができて、非常に満足している。
ハイエンドクラスの中でも比較的リーズナブルな価格設定だと思うが、私が入手したのはどちらも中古品。
オーディオ趣味にしているとお金がいくらあっても足りなくなるのが悩みどころで、中古市場があるのもありがたい。

参考になった1

満足度5
デザイン5
高音の音質5
低音の音質5
フィット感3
外音遮断性無評価
音漏れ防止無評価
携帯性無評価
ライバルと比較してみる

意外にもライバルとリケーブルの共用化ができる

USBアイソレーター(上)とノイズフィルター(下)

USBアイソレーター(左)とノイズフィルター(右)

   

MUC-B20SB1の中古品(上)と新品(下)

   

■まえおき■
リスニング環境として、添付画像にあるように中国のTOPPINGブランドのデスクトップ・オーディオ・システム(D50s/A50s/P50)にヘッドホンを接続して使用している。
●D50s(USB-DAC)
DACチップ:ES9038、入力:USB/OPT/COAX/bluetooth(LDAC対応)の4系統、リモコン付属
●A50s(ヘッドホンアンプ)
RCA入力:1系統、RCA出力:1系統
ヘッドホン出力:「6.3mm/3極アンバランス」「4.4mm/5極バランス」の2系統
※ヘッドホンを接続しない場合は、プリアンプとして使用可能
●P50(シールドトロイダルトランス搭載のリニア電源ユニット)
DC15V出力:1系統(A50s用)
DC5V出力:2系統(1つはD50s用、もう1つはアクセサリ機器やポータブルプレーヤー/スマホの電源供給/充電用)
※システム電源がACアダプターでないところがお気に入り
※アクセサリ機器としてUSBアイソレーターまたはUSBノイズフィルターを使用
自作のPCアプリで主にCD音質レベルの音源(44.1kHz)を705.6kHzにアップコンバート再生し、その小型ながらパワー感のあるシステムに入力して使用。
それで聞く音は上質で素晴らしく、非常に自己満足している。
ときどき気軽にWALKMAN(NW-A55)でbluetooth(LDAC)転送再生して楽しむこともあり。
また、PCとDAC間にUSBアイソレーターとUSBノイズフィルターを入れると音質アップに効果大である。

■音質について■
勝手ながら価格/スペック面からほぼ同格のSONY「MDR-Z7M2」を本機のライバルと思っているので音質比較してみた。
SONY「MDR-Z7M2」の方もレビュー投稿しているので、その音質についてはそちらを参照してほしい。
本機の音質を大まかに言うと、
しっとり落ち着いた大人の音という印象で私的に好ましい。
(参考までに弟機のD5200は派手目で若者向けの音という印象)
解像感があって低音から高音まで過不足なく伸びやかに感じる。
また、特定の音域を強調するところがない、即ちヘンなクセもないところがよい。
このあたりは「MDR-Z7M2」にも言えるところなのだが、
「MDR-Z7M2」の方が、高音の伸びやかさが本機よりも上手であり音全体に繊細さを感じ、相対的に本機は音全体にやや粗さを感じる。
これはF特性レンジの広さ(最高周波数)の違いによるものだろう。
ただし、本機の音質が劣るというイメージではなく、「MDR-Z7M2」よりも音の輪郭(エッジ)が際立つイメージなので、本機の方がメリハリよく感じる。
つまり、「MDR-Z7M2」は音場/雰囲気を重視したリスニング、本機は音像/定位感を重視したリスニングに向いていると私は思う。
両者の音を例えるなら
●「MDR-Z7M2」は、
「動きは精密ながら柔軟/繊細/軽快/優美に披露する女子体操の演技」
●本機(AH-D7200)は、
「動きは精密ながら力強さ/躍動感に満ちて凜々しい男子体操の演技」
と表現してみたのだが、この方がもう少し音のイメージがわかりやすく伝わったのではないだろうか?

■リケーブルについて■
本機の付属ケーブルは、
入力プラグ(6.3mm/3極アンバランス接続)
 先端側から L/R/GND
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/2極):
 Lch:先端側から L/GND
 Rch:先端側から R/GND
※GNDは共通(導通あり)
となっている。
残念ながら、最近流行のバランス接続ケーブルは付属していないので、手持ちのバランス接続ケーブルで使えるものがないか調べた結果、以下が使えることがわかった。
この中ではやはり「MUC-B20SB1」がヘッドホンの持ち味を一番引き出しているような気がする。

●「MDR-Z7M2」付属のバランス接続ケーブル
入力プラグ(4.4mm/5極バランス接続)
 先端側から L+/L-/R+/R-/G0
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/3極)
 Lch:先端側から L+/L-/G1
 Rch:先端側から R+/R-/G2
※G0/G1/G2は互いに導通なし

●SONY純正ケーブル「MUC-B20SB1」
プラグ仕様は同上。
中古品と新品の2本所有。
添付画像にあるように中古品はケーブル全体が変色(緑化)している。
中古の方が銅線が酸化(緑青が生成)しているわけで、音の高周波成分の伝導率が低下し新品よりも音が若干マイルドになるが、むしろ私的には新品の方の高音がややキツく刺激的に感じるので、中古の方が飲食物を熟成したかの如く良き味わい(まったり感)がして好みである。

●NOBUNAGA Labs「竜頭」
入力プラグ(2.5mm/4極バランス接続)
 先端側から R-/R+/L+/L-
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/3極)
 Lch:先端側から L+/L-/G1
 Rch:先端側から R+/R-/G2
※G1/G2は互いに導通なし

■その他について■
本機の外観は、目立つウッド・ハウジングとシープスキン・ヘッドバンドやアルミダイキャストのハンガーの採用で全体的に見た目に高級感がある。
それに対して「MDR-Z7M2」の外観は、全体的にプラスチッキーな質感と黒一色の見た目に地味なところが高級感や面白みに欠ける。
「MDR-Z7M2」のイヤーパッドは厚めでふんわりしたクッション性が心地よい。
それに対し本機のイヤーパッドは固めであり、ヘッドバンドの形状/感触や曲がり具合の違いもあることから、装着時のフィット感や安定性は「MDR-Z7M2」の方が良いと感じる。
音質だけでなく以上からも、「MDR-Z7M2」の女性的印象、本機の男性的印象、という違いがそれぞれ醸し出ている気がする。

■まとめ■
私的には「MDR-Z7M2」を先に入手してメインのヘッドホンとして活躍しており、その後以前から気になっていた本機も遅れて手に入れたわけだが、どちらも甲乙つけがたく、期待通りで買って損はなかったと思っている。
私的にはそのときの気分に応じて両製品を使い分けて楽しんでおり、リケーブルの楽しさも味わうことができて、非常に満足している。
ハイエンドクラスの中でも比較的リーズナブルな価格設定だと思うが、私が入手したのはどちらも中古品。
オーディオ趣味にしているとお金がいくらあっても足りなくなるのが悩みどころで、中古市場があるのもありがたいということを付け加えておく。

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デザイン5
高音の音質5
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意外にもライバルとリケーブルの共用化ができる!

   

■まえおき■
リスニング環境として、添付画像にあるように中国のTOPPINGブランドのデスクトップ・オーディオ・システム(D50s/A50s/P50)にヘッドホンを接続して使用している。
●D50s(USB-DAC)
DACチップ:ES9038、入力:USB/OPT/COAX/bluetooth(LDAC対応)の4系統、リモコン付属
●A50s(ヘッドホンアンプ)
RCA入力:1系統、RCA出力:1系統
ヘッドホン出力:「6.3mm/3極アンバランス」「4.4mm/5極バランス」の2系統
※ヘッドホンを接続しない場合は、プリアンプとして使用可能
●P50(シールドトロイダルトランス搭載のリニア電源ユニット)
DC15V出力:1系統(A50s用)
DC5V出力:2系統(1つはD50s用、もう1つはアクセサリ機器やポータブルプレーヤー/スマホの電源供給/充電用)
※システム電源がACアダプターでないところがお気に入り
自作のPCアプリで主にCD音質レベルの音源(44.1kHz)を705.6kHzにアップコンバート再生し、その小型ながらパワー感のあるシステムに入力して使用。
それで聞く音は上質で素晴らしく、非常に自己満足している。
ときどき気軽にWALKMAN(NW-A55)でbluetooth(LDAC)転送再生して楽しむこともあり。

■音質について■
勝手ながら価格/スペック面からほぼ同格のSONY「MDR-Z7M2」を本機のライバルと思っているので音質比較してみた。
SONY「MDR-Z7M2」の方もレビュー投稿しているので、その音質についてはそちらを参照してほしい。
本機の音質を大まかに言うと、
しっとり落ち着いた大人の音という印象で私的に好ましい。
(参考までに弟機のD5200は派手目で若者向けの音という印象)
解像感があって低音から高音まで過不足なく伸びやかに感じる。
また、特定の音域を強調するところがない、即ちヘンなクセもないところがよい。
このあたりは「MDR-Z7M2」にも言えるところなのだが、
「MDR-Z7M2」の方が、高音の伸びやかさが本機よりも上手であり音全体に繊細さを感じ、相対的に本機は音全体にやや粗さを感じる。
これはF特性レンジの広さ(最高周波数)の違いによるものだろう。
ただし、本機の音質が劣るというイメージではなく、「MDR-Z7M2」よりも音の輪郭(エッジ)が際立つイメージなので、本機の方がメリハリよく感じる。
つまり、「MDR-Z7M2」は音場/雰囲気を重視したリスニング、本機は音像/定位感を重視したリスニングに向いていると私は思う。
両者の音を例えるなら
●「MDR-Z7M2」は、
「動きは精密ながら柔軟/繊細/軽快/優美に披露する女子体操の演技」
●本機(AH-D7200)は、
「動きは精密ながら力強さ/躍動感に満ちて凜々しい男子体操の演技」
と表現してみたのだが、この方がもう少し音のイメージがわかりやすく伝わったのではないだろうか?

■リケーブルについて■
本機の付属ケーブルは、
入力プラグ(6.3mm/3極アンバランス接続)
 先端側から L/R/GND
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/2極):
 Lch:先端側から L/GND
 Rch:先端側から R/GND
※GNDは共通(導通あり)
となっている。
残念ながら、最近流行のバランス接続ケーブルは付属していないので、手持ちのバランス接続ケーブルで使えるものがないか調べた結果、以下が使えることがわかった。
どれも「MDR-Z7M2」と共用できるのが予想外。
この中ではやはり「MUC-B20SB1」がヘッドホンの持ち味を一番引き出しているような気がする。

●「MDR-Z7M2」付属のバランス接続ケーブル
入力プラグ(4.4mm/5極バランス接続)
 先端側から L+/L-/R+/R-/G0
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/3極)
 Lch:先端側から L+/L-/G1
 Rch:先端側から R+/R-/G2
※G0/G1/G2は互いに導通なし

●SONY純正ケーブル「MUC-B20SB1」
プラグ仕様は同上

●NOBUNAGA Labs「竜頭」
入力プラグ(2.5mm/4極バランス接続)
 先端側から R-/R+/L+/L-
ヘッドホン側プラグ(3.5mm/3極)
 Lch:先端側から L+/L-/G1
 Rch:先端側から R+/R-/G2
※G1/G2は互いに導通なし

■その他について■
本機の外観は、目立つウッド・ハウジングとシープスキン・ヘッドバンドやアルミダイキャストのハンガーの採用で全体的に見た目に高級感がある。
それに対して「MDR-Z7M2」の外観は、全体的にプラスチッキーな質感と黒一色の見た目に地味なところが高級感や面白みに欠ける。
装着感など実用面で比較してみると、
「MDR-Z7M2」のイヤーパッドは厚めでふんわりしたクッション性が心地よい。
それに対し本機のイヤーパッドは固めであり、ヘッドバンドの形状/感触や曲がり具合の違いもあることから、装着時のフィット感や安定性は「MDR-Z7M2」の方が良いと感じる。
音質だけでなく以上からも、「MDR-Z7M2」の女性的印象、本機の男性的印象、という違いがそれぞれ醸し出ている気がする。

■まとめ■
私的には「MDR-Z7M2」を先に入手してメインのヘッドホンとして活躍しており、その後以前から気になっていた本機も遅れて手に入れたわけだが、どちらも甲乙つけがたく、期待通りで買って損はなかったと思っている。
私的にはそのときの気分に応じて両製品を使い分けて楽しんでおり、リケーブルの楽しさも味わうことができて、非常に満足している。
このレビューを見て興味がわいてきた人には、是非とも本機と「MDR-Z7M2」の両方の音を試聴して、ハイエンドクラスのヘッドホンの音がどんなものかを味わっていただきたい。
どちらもハイエンドらしい上質な音を味わうことができるはずだ。
しかも、ハイエンドクラスの中でも比較的リーズナブルな価格設定だと私は思う。
どちらか気に入った方を選ぶのもよし、私のように欲張りに両方とも手にすることもアリかもしれないと言いたいところである。
因みに私が入手したのはどちらも新品より安い中古品なのだが。
オーディオ趣味にしているとお金がいくらあっても足りなくなるのが悩みどころで、中古市場があるのもありがたいということを付け加えておく。

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