『有機EL画面の画質は?!』 MAYA SYSTEM FREETEL SAMURAI KIWAMI 2 SIMフリー 鴻池賢三さんのレビュー・評価

FREETEL SAMURAI KIWAMI 2 SIMフリー

10コア搭載の5.7型有機ELスマホ

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キャリア:SIMフリー OS種類:Android 6.0 販売時期:2016年冬モデル 画面サイズ:5.7インチ 内蔵メモリ:ROM 64GB RAM 4GB バッテリー容量:3400mAh FREETEL SAMURAI KIWAMI 2 SIMフリーのスペック・仕様

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鴻池賢三さん

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プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。

専門誌、ネット、テレ…続きを読む

満足度3
デザイン3
携帯性4
レスポンス5
画面表示3
バッテリー4
カメラ無評価

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有機EL画面の画質は?!
機種不明基本特性
機種不明CalMANカラーチェック
機種不明本機の"ピクチャーモード:標準"とiPhone7を比較。本機は肌に赤味。

基本特性

CalMANカラーチェック

本機の"ピクチャーモード:標準"とiPhone7を比較。本機は肌に赤味。

機種不明内蔵カメラの画質参考に。iPhone7と比較。一長一短。
   

内蔵カメラの画質参考に。iPhone7と比較。一長一短。

   

メーカーから製品提供を受けてのレビューです。
映像の専門家として、画質を中心にレポートします。

【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、製品HPなどを参考にご判断頂ければと思います。
質感ですが、表は全面ガラス、側面と裏面は金属素材で、加工精度も高く、価格に見合う見栄えと言えます。

【携帯性】
サイズは、高さ x 幅 x 厚さ= 157.2mm x 77.5mm x 7.2mm です。
画面が5.7インチと大きい分、本体の面積も広くて携帯にはやや不利ですが、厚みはiPhone7と同じくらいに抑えられていて、この点、スマートに感じます。

【ボタン操作】
側面に電源ボタンと音量+/-、前面にホームボタンを備えています。
全ボタンとも、押し込むストローク長やクリック感も適度で、ストレスを感じません。

【文字変換】
Google日本語入力が利用できます。Android端末で既に慣れている方には使い易いでしょう。
(Google日本語入力の機能ですが、予測変換も充実していて、使い勝手は良好です)

【レスポンス】
メニュー画面上での各種タッチ操作、地図アプリ上でのスクロール/拡大縮小などで処理能力が不足する感は無く、レスポンスは良好です。

【メニュー】
フリーテルのUIとAndroid UIが選択できます。
フリーテルのUIは、ホーム画面でアプリの並びやページの構成がiPhoneに似ていて、iPhoneからの乗り換えユーザーにも理解し易いと思います。


【画面表示】
端的に情報端末として見易いかどうか?、の観点で評価すると、実用充分です。
輝度は当方の測定で最大343cd/m2(全画面白)。直射日光下では流石に見づらいですが、実用充分の明るさです。
色温度(白色の色味)は、標準状態で7000K程度と、屋内外で利用するスマホとしては適切です。
ご参考までに、HDTVの基準であるD65に最も近い設定は「4」(ユーザーモードで調整)でした。その際の測定データを添付(基本特性)しています。専門的には、グレースケールトラッキングが良好で、ガンマも2.2にピッタリ沿うなど優秀です。
一方、色は鮮やか過ぎです。実際に動画や写真を表示すると、特に木々や芝の緑が蛍光色に見えて違和感を覚えます。ネット通販で、色味が重要なファッション関連の物品を購入するのは少々心配です。

自動明るさ調整は、オンにすると、同じ照明下でも、端末の角度が少し変わると、画面が明るくなったり暗くなったりで、実用的ではありません。改善すべきでしょう。
(しかし、固定(手動調整)で大きな不満は感じないので、表示端末として不可ではありません。)

なお、本機は、有機EL(WQHD: 2560x1440画素)画面を搭載し、高画質を謳っていますので、オーディオ・ビジュアルファンも納得できるものか、詳細に確認しました。
まず、出荷状態。人気動画サービスのNetflixはシュート(擬似輪郭)が目立ち、当方の感覚では視聴に適しません。(AmazonビデオやYouTubeでは、このシュート問題は感じません。ソースの解像度に依存?)
因みに、Amazonビデオは、Android端末ではHDで視聴できないこともあり、本機でも、フォーカスの甘い映像になってしまいます。(高画質で視聴できない)

話は変わって、映像調整は「MIRAVISION」機能で可能なので、測定で確認しながら、追い込んでみました。
(ソフトはCalMAN 2016,とMobile Forge、センサーはi1PROです。)

まず、映像調整を可能にするには、「ピクチャーモード」を"標準"から"ユーザーモード"に変更します。「シャープネス」の項目を最小(ゼロ)に設定すると、先述の、Netflixで気になったシュートは収まりました。ところが別問題が発生。"ユーザーモード"では、彩度を最小(ゼロ)に設定しても、肌の色がかなり赤味を帯びて不自然に見えます。(シュートは収まるものの、これだけ赤味を帯びてしまうと、当方の感覚では視聴に適しません。)
折角の高精細有機ELパネルで、動画視聴を楽しみにしていただけに残念です。
(有機ELの特長である、引き締まった黒の再現、コントラストの高さ、視野角の広さなど、いろいろ良い点はあるのですが・・・)

客観評価として、測定データ「CalMANカラーチェック」を添付しています。ご興味の有る方は、参照頂ければと思います。
一番上の「ピクチャーモード:標準」は、DeltaE 2000のグラフで、茶系の色がOK範囲のΔ5程度に収まっています。
2番目の「ユーザーモード/彩度:4(出荷設定)」は、全体的にΔ値が高く、特に茶系の色がNGラインのΔ10に近くなっています。
3番目は、ユーザーモードで彩度を"最小"に設定した場合。全体的にΔ値が低くアベレージも5.22と最善ですが、茶系色のΔ値が「ピクチャーモード:標準」よりも高く、目視での違和感と一致します。
(本来、彩度を最小に設定すれば、"標準"と同等かそれ以下になるべきところ・・・)

結論としては、少なくとも、ユーザーモードの彩度設定が適切に行えるよう改善を希望します。
(Rec.709モードなど、色域を拡張しない設定ができるとベスト)


【音楽】
標準搭載のプレーヤーアプリで、ハイレゾファイル(FLAC/WAV)が再生できました。
高音質とは言い難いですが、実用上問題の無いレベルです。


【バッテリー】
充電スピードを計測しました。
30%→80%程度まで約40分、80%程度→100%まで約70分。(30%→100%までは、約110分)
80%程度から充電速度を徐々に低下させるので、100%充電には時間が掛かりますが、80%程度までなら高速ですので、実用上問題無いでしょう。

【総評】
5.7インチのWQHD有機EL画面を搭載し、処理スピードなどのスペックも上々。価格以上の価値を備えていると思います。
今回指摘した、色問題(色域が広過ぎて彩度も高い)を解決すれば、120点の端末に思います。
カメラ画質関連は、規定文字数で書き切れないので、撮影写真を添付しています。ご参考になれば幸いです。(等倍切り出し)

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FREETEL SAMURAI KIWAMI 2 SIMフリー
MAYA SYSTEM

FREETEL SAMURAI KIWAMI 2 SIMフリー

発売日:2016年12月22日

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