『走りの滑らかさや走りの質感はハイブリッドが上位』 ホンダ フリード ハイブリッド 2016年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度4
エクステリア4
インテリア5
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費5
価格2

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走りの滑らかさや走りの質感はハイブリッドが上位

コンパクトミニバンのフリードがフルモデルチェンジを受けた。今回のモデルはカカクコムの分類では、フリード(ガソリン車)、フリードハイブリッド、フリード+(ガソリン車)、フリード+ハイブリッドの4モデルに分類される。それぞれに分けて書いている部分もあるので、各項目を参照して欲しい。

フリードハイブリッドには、ホンダが横浜のマリン&ウォーク横浜をベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードはGホンダセンシングの7人乗りFF車だ。またほかの機会に栃木のツインリンクもてぎで開催された試乗会にも出席し、EX(6人乗りのみ)に試乗した。

外観デザインはガソリン車のフリードと全く共通である。従来はハイブリッド車にクリアレンズのテールランプを採用するなど、差別化を図っている部分もあったが、今回はそうした違いは設けられていない。強いていえば、ハイブリッド車の主要グレードにはLEDヘッドランプが標準装備されるのでそれが相違点になるが、これはガソリン車の主要グレードでもオプション装着が可能である。

インテリアは、ガソリン車とハイブリッド車でメーターパネルに表示される内容に多少の違いはあるものの、基本デザインについては共通である。当然ながら大幅な質感の向上が大きなポイントになっている。

乗車定員は試乗した7人乗りのほかに2列目シートを独立したキャプテンシートとする6人乗りの設定もある。4WD車が設定されるのは6人乗りのみだが、コンパクトミニバンでハイブリッド車に4WDの設定があるのはフリードだけだから、これは雪国で大きなセールスポイントになる。2WDに比べて燃費が悪くなりがちな雪国の4WDユーザーこそ、燃費の良いハイブリッド車が欲しいと考えているからだ。

今回のフリードは従来のモデルに比べ、ホイールベースを50mm延長することで室内空間を広げている。フロントシートと3列目シートの間の距離は90mm延長され、2列目シートは+120mmのロングスライドを実現した。FF車の6人乗り仕様では360mmのスライド量がある。これらによって3列シートに快適に座れる空間を作っている。

左右のスライドドアは上下に40mm、左右に20mm拡大され、さらに地上から床面までの距離は−15mmの390mmとされた。寸法的にはわずかな拡大だがこれらによって乗降性が向上している。

シートアレンジの多彩さは相変わらずだ。6人乗り、7人乗りとも、1〜2列目フラットモード、2〜3列目フラットモード、最大ラゲッジモードなどが設定されている。最大ラゲッジモードは7人乗り仕様のほうが広く、2列目シートのタンブル機構によって大きな空間が生まれる。

最大ラゲッジモードにするときなどの3列目シートの格納は、左右へのはね上げ式だ。フリードのサイズのボディでは、オデッセイなどでホンダが得意とする床下収納にはできず、これはやや残念なところである。ただ、3列目シートのはね上げはごく簡単な操作でできるので、操作するのが苦にならない。斜め後方視界が悪化するのはデメリットである。

搭載エンジンは直列4気筒1.5Lで、排気量だけでなくボア×ストロークもガソリン車と同じだが、ガソリン車がパワフルな直噴仕様になっているのに対し、ハイブリッド車は効率を重視したアトキンソンサイクルと呼ぶ方式を採用する。

このため、エンジンだけで比較すると、ガソリン車が96kW/155N・mの動力性能を発生するのに対し、ハイブリッド車は81kW/134N・mにとどまっている。これでも少し前の普通の1.5Lのガソリン車並みの実力といえるが、ハイブリッド車ではこれに、22kW/160N・mのパワー&トルクを持つ電気モーターが追加される。

なのでモーターアシストが加わったときの加速フィールなどはガソリン車を上回るような印象がなる。実際には絶対的な加速性能はガソリン車のほうが優れているとのことだが、ミニバンでハイブリッドというクルマの性格を考えたら、走りを追求するようなことにはならない。むしろ燃費を志向するeコンのボタンを押してゆったり走るのが似合うクルマだから、これはこれで良いと思う。

フリードハイブリッドはミニバンボディであることに加え、ハイブリッド車としての重量の増加もあり、試乗したGホンダセンシングでは車両重量が1430kgに達している。ガソリン車に対して70kgほど重いのだ。この重さもガソリン車との加速の差につながる要素である。

ただ、ハイブリッド車には静粛性の高さや走りの滑らかさがある。ガソリン車がけっこう大きな騒音を出すのに比べると、ハイブリッド車は格段に高い走りの質感を備えている。これは大きな魅力である。騒音とともに振動のレベルも低く、コンパクトミニバンとしてデキの良さを感じさせる。

ハイブリッド車の燃費は、試乗したFF車で26.6km/Lとまずまずの数値である。6人乗りの最も燃費の良い仕様では27.2km/Lとシエンタと同じ数値を得ている。シエンタは全グレードで同じ数値を達成しているから、燃費の実力としてはシエンタのほうが上だろうが、フリードも負けていないという印象である。

足回りの良さはガソリン車のフリードと共通する。快適性を重視した柔らかめの乗り心地に加え、穏やかなロールが懐の深さを感じさせるので、気持ち良くコーナーを抜けていくことができる。

家族のためにミニバンを選んだが、ふだんはお父さんが毎日の通勤に使うというような使用パターンの人には、ドライバーズカー的な性格が大いに歓迎されることだろう。

試乗したフリードハイブリッドGホンダセンシングの車両本体価格は約251万円。カーナビやサイド&カーテンエアバッグなどをオプション装着すると280万円台になる。ハイブリッド車はガソリン車に対して約40万円高の設定であるため、絶対的にも高くなってしまうのだ。クルマとしてはハイブリッド車の魅力が大きいが、現実的な選択はガソリン車になるかも知れない。

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