『S-Masterの綺麗な音、地の底から沸き上がるような低音』 SONY TA-ZH1ES Tersolさんのレビュー・評価

2016年10月29日 発売

TA-ZH1ES

  • 独自開発の「D.A.ハイブリッドアンプ」を搭載し、DSD 22.4MHz、PCM 768kHz/32bitのハイレゾ音源に対応したDAC内蔵のヘッドホンアンプ。
  • すべてのPCM音源を11.2MHz相当のDSD信号に変換する独自技術「DSDリマスタリングエンジン」やアップスケーリング技術「DSEE HX」を搭載。
  • 5種類のヘッドホン端子を装備し、変換プラグを介さずバランス接続対応の主要ヘッドホンを接続することができる。
TA-ZH1ES 製品画像
最安価格(税込):

¥278,000

(前週比:±0 ) 価格推移グラフ

価格帯:¥278,000¥278,000 (1店舗) メーカー希望小売価格(税別):¥278,000

店頭参考価格帯:¥278,000 〜 ¥278,000 (全国1店舗)最寄りのショップ一覧

タイプ:ヘッドホンアンプ ヘッドホン端子(ミニプラグ):1系統 ヘッドホン端子(標準プラグ):1系統 ハイレゾ:○ TA-ZH1ESのスペック・仕様

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TA-ZH1ESSONY

最安価格(税込):¥278,000 (前週比:±0 ) 発売日:2016年10月29日

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『S-Masterの綺麗な音、地の底から沸き上がるような低音』 Tersolさん のレビュー・評価

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満足度5
デザイン5
音質5
操作性4
機能性4
S-Masterの綺麗な音、地の底から沸き上がるような低音

各種ヘッドホン端子を並べながらデザインとして成立

頑丈な押し出し成形のフレーム、背面の端子も質感は高い

T 1 2nd Generation (あまり相性が良いとは思えない)

MDR-Z1R (「ハズレ」の個体だったか?)

MDR-Z7 (素晴らしい鳴りっぷり)

XBA-Z5 (これほどまでに鳴るのか!)

これが四回目の再レビュー、つまり最後の再レビューとなる。
高いのだから良くて当たり前と星四つの評価としていたが、
最後に、やはり星五つの評価に改めておきたいと思う。

この SONY TA-ZH1ES は、これまでに自分が買った音響機器の中で、
単品としては最も高価なシロモノ。(購入価格は税込みで243,000円)

特に TEAC UD-503 との価格差相応の価値があるのか、
と考えると「ある」と断言はしかねるが、それでも TA-ZH1ES は、
これはこれで UD-503 とはまた違うウットリ至福の音を味わわせてくれる。

購入価格を度外視して、とにかく「ウットリ至福」の度合いだけを
評価するなら、それは当然ながら最高、星五つに値すると思える。

なお、前回のレビューから今回のレビューの間にUSBケーブルが
audio-technica AT-EUS1000 から audioquest Cinnamon に替わっている。
(下は当方の環境の詳細を含む audioquest Cinnamon のレビュー)
http://review.kakaku.com/review/K0000356650/ReviewCD=1124405/

【デザイン】
いかにもSONYらしくてカッコ良い。
各種ヘッドホン端子が揃っていてアダプター要らずで良い。

【音質】
S-Masterフルデジタルアンプならではの全域にわたる綺麗な音。
地の底から沸き上がるように圧倒的、かつ張りと締まりのある低音。

新品時は「解像感」の高いデジタルな印象が強いが、馴らしが進むと
「解像感」はそのまま、濃密で豊満、アナログ的な良さが出てくる。
「D.A.ハイブリッドアンプ」の馴らしには意外と時間がかかるよう。

自分の手持ちの(DAC兼)ヘッドホンアンプの中で比較対象となる
TEAC UD-503と比べても、TA-ZH1ESはとにかく力強さが際立つ。

本機での音楽鑑賞は、音がまるでシャワーの水のように当たってくる。
そのシャワーの水も、新品当初は粒の大きなものだったが、
馴らしが進むと非常に繊細な水流になったと感じる。
自分に直接は当たらない水の飛沫すら「爽やか」。

一方、UD-503での音楽鑑賞は、水で例えようにも、もはや霧ですらない。
心地良い風に吹かれながら、その空間の中にいるという感じ。
UD-503にはUD-503ならではの音楽鑑賞の世界がある。

UD-503 (AK4490)の音は、とにかく基準となる無音時の
「静けさ」を追求した結果として微細な音までもが浮かび上がる。
TA-ZH1ESの音は、微細な音までも、とにかく鳴る音を緻密に描き出す。

また、TA-ZH1ESには微細な音の再現性に加え、「パワー感」という魅力がある。
なみなみと溢れるパワーで駆動されると、ヘッドホン/イヤホンが朗々と、
しかも「締まった音」で鳴り、その「豊かな抑揚」に、例えばXBA-Z5など
「こんなにも鳴るイヤホンだったのか!」と新鮮な興奮を覚える。

この「爽やかさ」と「パワー感」を兼ね備えた
TA-ZH1ESの音には中毒性さえあるように感じられる。
(他のDAC兼ヘッドホンアンプの音では物足りなくなってしまうおそれ)

やはり同じSONYのMDR-Z7やXBA-Z5とは抜群に相性が良いが、
beyerdynamic T 1 2nd GenerationはUD-503の方が合っていると思う。
http://bbs.kakaku.com/bbs/J0000026707/SortID=19371094/#20785325

【操作性】
リモコンは手に収まりやすい大きさで良い。
「DSEE HX」はリモコンでの操作はON/OFFのみで、
種類の変更は本体のボタンで操作しなければならない。

新品当初は「DSEE HX」をONにすると何故か音がキツい方向に振れたので
あまり使わなかったが、馴らしの進んだ今では好んで使うようになった。
そうなるとリモコンで「DSEE HX」の種類を変更できないことが不満。

【機能性】
「DSEE HX」や「DSDリマスター」はさておき、本機はアナログも含め、入力される
音信号を全て内部でデジタル処理して音を綺麗に整え直す仕組みになっている。
「8倍オーバーサンプリング・デジタルフィルター」、「S-TACT」、
「クリーンデータサイクル」、そして「D.A.ハイブリッドアンプ」
等々だが、これらは実際に効果的だと感じられる。

【総評】
同時に購入したMDR-Z1Rは自分の期待に応えてくれるヘッドホンではなかった。
高額な買い物だっただけに失望感も大きく、その悪夢を忘れ去るためには
MDR-Z1Rのみならず、このTA-ZH1ESも一緒に売り払ってしまおうかと
一時は考えたが、思いとどまり、TA-ZH1ESは手元に残した。
今は、本当に手放さなくて良かったと思っている。

前回のレビューではUD-503とTA-ZH1ES、どちらか一方しか
手元に残しておけないとしたら、UD-503を手元に残すことにするだろう
と書いたが、今ならTA-ZH1ESの方を手元に残すことにするだろうと思える。

星五つとするまでに一年半を要したのは、あまりにも高額な買い物だったので
心理的な減価償却に時間がかかったことと、もう一つ、このヘッドホンアンプは
意外なほどにバーンイン(馴らし)に時間がかかったこともあるように思う。

下の文は本田雅一氏がIFA2016で発表されたTA-ZH1ESを試聴しての感想を
「本田雅一のAVTrends」にて綴られたもの、本当に上手く的確に表現されていて、
今は全くその通りと感じているが、そうなるまでには(使う頻度にもよるだろうが)
自分のTA-ZH1ESの場合は一年ぐらいはかかったように思う。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/1017915.html

「質の高いアナログアンプが持つ、細やかな空気感の表現、
 音場の消え際がキレイにどこまで続くように減衰していく感覚。
 デジタルアンプにはない繊細な表現力と、ローエンドから中低域にかけた
 ”馬力感”のようなものが同居し、しかも一体感をともなって
 違和感なくまとまっている。」

TA-ZH1ESを「買って良かった」のは勿論だが、人に薦めるかと問われれば、
DAC兼ヘッドホンアンプに20万円超を費やせるのかというのがまず一つ、
それから、馴らしにかかる時間への辛抱強さも考慮すべきだろうと思う。
それでも、馴らしの進んだ先には、今自分が味わえているように、
中毒性すら懸念されるような至福の音が待っているはず。

比較製品
TEAC > UD-503

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満足度4
デザイン4
音質4
操作性4
機能性4
S-Masterの綺麗な音、地の底から沸き上がるような低音

各種ヘッドホン端子を並べながらデザインとして成立

背面、10MHzクロック端子は備わっていない

本体とリモコンの操作ボタン、情報表示窓

【デザイン】
いかにもSONYらしくてカッコ良い。
各種ヘッドホン端子が揃っていてアダプター要らずで良い。
本機の脚は四点支持式だがUD-503のような三点支持式の方が良かった。

【音質】
SONYらしく抑揚がきいていて、また力強い。
S-Masterフルデジタルアンプならではの全域にわたる綺麗な音。
地の底から沸き上がるように圧倒的、かつ張りと締まりのある低音。
バランス駆動だけでなく、アンバランスでも十二分に聴き応えがある。
また、他の方のレビューの「爽快感」という言葉には、とてもうなずける。

【操作性】
主な操作はリモコンで行え、そのリモコンも手に収まりやすい大きさで良い。
リモコンでは機能の階層を降りていっての操作は出来ないので、「DSEE HX」は
ON/OFFのみで、種類の変更は本体のボタンで操作しなければならない。

【機能性】
色々な機能を備えているが、Mac環境の当方にとっては
DSDがDoPでも11.2MHzまで対応している点が非常に重要。
「Audirvana Plus」でDSD256変換したものを受け取ることができる。

本機でのDSDリマスターよりも「Audirvana Plus」のDSD変換の方が音が良い。
ついでに言えば「TASCAM Hi-Res Editor」で事前にDSD変換しておいたものを
再生するよりも「Audirvana Plus」のリアルタイムDSD変換の方が音が良い。

【総評】
総評に代えてTEAC UD-503との比較を述べたい。
http://review.kakaku.com/review/K0000784892/ReviewCD=844180/#ReviewRevision-2

UD-503の、ほぼ倍という価格に納得できるかどうか、
それは人それぞれ、どのような音楽鑑賞を好むかによると思う。

長時間音楽に浸(ひた)るにはUD-503の方が向いていると思うし、
即、音楽に高揚したい、昂(たかぶ)りたいのなら本機が向いていると思う。

もっとも「即」とは言っても、本機は「フルデジタルアンプ」ではあるが、
本来の音が出るまでには真空管アンプ並みの暖機(15-30分)が必要。

私見で言わせてもらえば、UD-503が本機と肩を並べるには、まず
マスタークロックジェネレーターを付けたいし、また、バランス駆動は
ともかく、アンバランスの音が貧弱なので別途ヘッドホンアンプを加えたい。

マスタークロックジェネレーターとしてCYBERSHAFTのSoulと
アンバランス用のヘッドホンアンプとしてaudio-technicaの
AT-HA22TUBEを合わせれば本機と同等の価格になる。
http://engawa.kakaku.com/userbbs/2015/ThreadID=2015-10/#2015-10

ところで、CYBERSHAFTのSoulは既に完売、現在は廉価版の「ST」か
高性能モデルの「Platinum」のみというラインナップになっており、
それらすら残り僅(わず)かということになっている模様。

マスタークロックジェネレーターは「音色」を味わい深く、低音を筋肉質に、
真空管アンプのAT-HA22TUBEは音に艶(つや)と豊かさを与える。
(バランス駆動ではなくなるにしても真空管を通した音には独特の魅力がある)

本機には10MHzクロック端子は備わっておらず
マスタークロックジェネレーターには対応していないが、
PCM音源は有無を言わさず384/352.8kHzでサンプリングし直した上で
ノイズ成分を除去するという内部処理が施される仕組みになっているので、
マスタークロックジェネレーターを使ったとしてもUD-503ほど
顕著な効果は感じられなかっただろうと思われる。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000779446/SortRule=2/ResView=all/#20779708

本機には幾種類ものヘッドホン端子が備わっていてアダプター要らずだが、
UD-503のヘッドホン端子は標準が二つなので、アダプターがほぼ必須となる。
(端子二本を使ってのバランス駆動という接続方式は今後消えていくだろう)

本機はS-Master、UD-503はDACチップにAK4490を使う点が根本的に違う。
S-Masterは確かに音が良く聴こえるが、「音色」の味わいという点ではAK4490、
あるいはPHA-3に使われているES9018の方が優れているのではないかと思う。

S-Masterの粋(すい)ともいえる本機の音も、これはこれで素晴らしいが、
新しいAK4497やES9038を相手にしたらどうなのだろうと思ってしまう。

UD-503と比べると本機はパワー感で圧倒するが、もし仮にUD-505が
AK4497を搭載してアンプを強化させてきたら、本機の優位は危ういと思う。
(AK4497搭載のUD-505は来年1月末に発売だそうだが、アンプ部は進化なし?)

本機は次期機種でもS-Masterフルデジタルアンプを貫いてくると思われるが、
果たしてS-MasterでAK449XやES90X8のような味わいを出せるのだろうか。

繰り返しになるが、音楽に浸りたいならUD-503、昂(たかぶ)りたいなら本機。
自分が元気な時には本機、疲れていて癒(いや)されたい時にはUD-503。
現時点での自分の両機の評価を端的に表現するとこうなる。

自分はこれ以上の価格帯のものからの音を聴いたことが無いので、
どちらにしても非常に高い次元の音を聴かせてくれる機器だと思う。

尚、各項目の評価を星四つとしているのは、不満があるというわけではなく、
これだけ高価なのだから良くて当然という思いからで、満足度はとても高い。

ただ、本機かUD-503 + CYBERSHAFT Soul + AT-HA22TUBEのセットか、
どちらか一方しか手元に残せないとしたら、自分はUD-503セットを手元に残し、
本機を手放すことにするだろうと思う。(パワー感よりも「音色」の味わいを選ぶ)

今、本機とUD-503、両方とも手放してUD-505に手を伸ばそうかと考え中。

比較製品
TEAC > UD-503

参考になった2

満足度4
デザイン4
音質4
操作性4
機能性4
S-Masterの綺麗な音、地の底から沸き上がるような低音

各種ヘッドホン端子を並べながらデザインとして成立

背面、10MHzクロック端子は備わっていない

本体とリモコンの操作ボタン、情報表示窓

【デザイン】
いかにもSONYらしくてカッコ良い。
各種ヘッドホン端子が揃っていてアダプター要らずで良い。
本機の脚は四点支持式だがUD-503のような三点支持式の方が良かった。

【音質】
SONYらしく抑揚がきいていて、また力強い。
S-Masterフルデジタルアンプならではの全域にわたる綺麗な音。
地の底から沸き上がるように圧倒的、かつ張りと締まりのある低音。
バランス駆動だけでなく、アンバランスでも十二分に聴き応えがある。

【操作性】
ほとんどの操作をリモコンで行え、そのリモコンも手に収まりやすい大きさで良い。
リモコンでは機能の階層を降りていっての操作は出来ないので、「DSEE HX」は
ON/OFFのみで、種類の変更は本体のボタンで操作しなければならない。

【機能性】
色々な機能を備えているが、Mac環境の当方にとっては
DSDがDoPでも11.2MHzまで対応している点が非常に重要。
「Audirvana Plus」でDSD256変換したものを受け取ることができる。

本機でのDSDリマスターよりも「Audirvana Plus」のDSD変換の方が音が良い。
ついでに言えば「TASCAM Hi-Res Editor」で事前にDSD変換しておいたものを
再生するよりも「Audirvana Plus」のリアルタイムDSD変換の方が音が良い。

【総評】
総評に代えてTEAC UD-503との比較を述べたい。
http://review.kakaku.com/review/K0000784892/ReviewCD=844180/#ReviewRevision-2

UD-503の、ほぼ倍という価格に納得できるかどうか、
それは人それぞれ、どのような音楽鑑賞を好むかによると思う。

長時間音楽に浸(ひた)るにはUD-503の方が向いていると思うし、
即、音楽に高揚したい、昂(たかぶ)りたいのなら本機が向いていると思う。

私見で言わせてもらえば、UD-503が本機と肩を並べるには、まず
マスタークロックジェネレーターを付けたいし、また、バランス駆動は
ともかく、アンバランスの音が貧弱なので別途ヘッドホンアンプを加えたい。

マスタークロックジェネレーターとしてCYBERSHAFTのSoulと
アンバランス用のヘッドホンアンプとしてaudio-technicaの
AT-HA22TUBEを合わせれば本機と同等の価格になる。
http://engawa.kakaku.com/userbbs/2015/ThreadID=2015-10/#2015-10

マスタークロックジェネレーターは「音色」を味わい深く、低音を筋肉質に、
真空管アンプのAT-HA22TUBEは音に艶(つや)と豊かさを与える。
(バランス駆動ではなくなるにしても真空管を通した音には独特の魅力がある)

本機には10MHzクロック端子は備わっておらず
マスタークロックジェネレーターには対応していないが、
PCM音源は有無を言わさず384/352.8kHzでサンプリングし直した上で
ノイズ成分を除去するという内部処理が施される仕組みになっているので、
マスタークロックジェネレーターを使ったとしてもUD-503ほど
顕著な効果は感じられなかっただろうと思われる。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000779446/SortRule=2/ResView=all/#20872950

本機には幾種類ものヘッドホン端子が備わっていてアダプター要らずだが、
UD-503のヘッドホン端子は標準が二つなので、アダプターがほぼ必須となる。
(端子二本を使ってのバランス駆動という接続方式は今後消えていくだろう)

本機はS-Master、UD-503はDACチップにAK4490を使う点が根本的に違う。
S-Masterは確かに音が良く聴こえるが、「音色」の味わいという点ではAK4490、
あるいはPHA-3に使われているES9018の方が優れているのではないかと思う。

S-Masterの粋(すい)ともいえる本機の音も、これはこれで素晴らしいが、
新しいAK4497やES9038を相手にしたらどうなのだろうと思ってしまう。

UD-503と比べると本機はパワー感で圧倒するが、もし仮にUD-505が
AK4497を搭載してアンプを強化させてきたら、本機の優位は危ういと思う。
(折しもIFAにてAK4497を搭載したUD-505が出展されたが、アンプ部の進化は?)

本機は次期機種でもS-Masterフルデジタルアンプを貫いてくると思われるが、
果たしてS-MasterでAK449XやES90X8のような味わいを出せるのだろうか。

繰り返しになるが、音楽に浸りたいならUD-503、昂(たかぶ)りたいなら本機。
自分が元気な時には本機、疲れていて癒(いや)されたい時にはUD-503。
現時点での自分の両機の評価を端的に表現するとこうなる。

自分はこれ以上の価格帯のものからの音を聴いたことが無いので、
どちらにしても非常に高い次元の音を聴かせてくれる機器だと思う。

尚、各項目の評価を星四つとしているのは、不満があるというわけではなく、
これだけ高価なのだから良くて当然という思いからで、満足度はとても高い。

ただ、本機かUD-503 + CYBERSHAFT Soul + AT-HA22TUBEのセットか、
どちらか一方しか手元に残せないとしたら、自分はUD-503セットを手元に残し、
本機を手放すことにするだろうと思う。(パワー感よりも「音色」の味わいを選ぶ)

今、本機とUD-503、両方とも手放してUD-505に手を伸ばそうかと考え中。

比較製品
TEAC > UD-503

参考になった8

満足度5
デザイン5
音質5
操作性5
機能性4
S-Masterの粋(すい)

レビューはもうしばらく下のスレを続けてから書くつもりでしたが、
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000908136/SortID=20335748/#20335748

今後は再レビューを重ねて行く方向に転換します。

【デザイン】
乱立する各種ヘッドホン端子を並べてデザインとしてまとめたのは、さすがSONY。
天板脇の排熱用の隙間をデザインとして成り立たせているのも、さすがSONY。
全体的な質感は高く、特に背面の端子部の質感が意外なほどに高い。
手に持つと押し出し成形で作られたという骨格の堅牢さが伝わってきます。
脚はUD-503のように三点支持が良かったが縦長型の本機には不適当だったか。

【音質】
Walkman(NW-F886)で初経験以降、あまり良い印象を抱いていなかった
S-Masterの、フルデジタルアンプならではの優位性が
存分に引き出された、まさにS-Masterの粋(すい)。

S-Masterの優位性とは、音が良く聴こえるということだと思います。
同時に買ったNW-A30でもS-Masterが進化しているのが実感されます。
勿論、本機のそれは次元が違いますし、デジタルとアナログを組み合わせた
ハイブリッド構成でデジタルアンプの弱点が見事に克服されています。

ただ、ここまで音が良く聴こえると、それは素晴らしい性能には違いないけれど、
音楽鑑賞として快適かどうかは、また違った話なのかもという気がしてきます。

中心部から周辺部まで全く歪みの無いレンズがあったとして、
それは素晴らしい性能のレンズには違いないけれど、そのレンズで撮られた
写真、映像が、見て心地良いものかどうかは別、というのに似た話だと思います。
そこにオールドレンズの価値があったり、あるいは画像編集ソフトで
わざと周辺部をぼかしたり暗くしたりすることもあります。
(音響の世界でいえば、真空管アンプなどがそれにあたるものでしょう)

もっとも、そもそも基本性能の低いレンズやDAC/アンプでは話になりません。
昔、HDR-HC9という家庭用ビデオカメラを使いながら
PMW-EX1という業務用ビデオカメラに憧れていました。
純粋に高性能なレンズと高性能な撮像素子による高画質でした。
本機の音は味付け/化粧によって高音質を演出するものではなくて、
純粋に音が良く聴こえることを追求した結果の高音質だと思います。

NW-A30 + WMC-NWH10 + USBケーブル(AT-EUS1000/1.3)
+ 本機 + MUC-B20SB1 + MDR-Z1Rで聴く音は間違いなく
「高音質」だけれど、心地良いとは言い難いと自分は感じます。
まだバーンイン/エージングが不充分ということもあるでしょうが、
あまりにも「S-Master」過ぎる、音が聴こえ過ぎると感じるのです。
(まさに周辺部まで全く歪みの無いレンズで撮られた画像のように)

そのため現在はMacBook Pro (ME294J/A)上の「Audirvana Plus (2.5.4)」で
(元からDSDの音源を除き)DSD256変換したものを右側のUSBポートから
AT-EUS1000/1.3経由で本機に伝送したものを鳴らすようにしています。
(つまり「DSEE HX」も「DSDリマスタリング」もOFFで)
ヘッドホンはMDR-Z1R、イヤホンはXBA-Z5 (MUC-M20BL1)です。

beyerdynamic T 1 2nd Generationは本機よりもUD-503で鳴らす方が
合っている、より良さが引き出されると、今の時点では感じています。
T 1 2ndはUD-503からアクティヴ・グラウンドで鳴らすのが、
このヘッドホン独特の素晴らしさが一番感じられると思います。

【操作性】
ほとんどの操作がリモコンで出来ます。
本体で操作しなければならないのはゲインのH/L切り換えと
「DSEE HX」の種類の変更ぐらいです。(機能のON/OFFはリモコンで可)

【機能性】
本機の「DSEE HX」について、これは本来CD音質以下の音源をハイレゾ
(本機の場合は384/352.8kHz、32bit)相当に変換する機能のはずですが、
それだけではなく、原音に近づけるというよりは音が派手になる印象を受けます。
五種類ある設定の内どれを選んでも音が派手になる傾向は変わりません。

WalkmanやPHA-3のDSEE HXは単純にハイレゾ相当への変換で、むしろ
音質としては穏やかになる方向ですが、本機のDSEE HXは趣を異にします。
こうした味付けはDSEE HXとは別の機能として搭載して欲しかったと思います。

音質関連のもう一つの機能「DSDリマスタリング」は
少なくともUD-503のDSD変換機能よりは遥かに効果的です。
ただし、これはもう好みの問題なのかも知れませんが、自分は
やはり「Audirvana Plus」のDSD変換の方が良いように感じます。

ちなみに本機はDoPでも11.2MHzまでのDSDを受け取れるので、
「Audirvana Plus」でのDSD変換もDSD256にすることが出来ます。
DSD128への変換とDSD256への変換とで、当方のMacBook Proでは
幸いにもCPU稼働率に違いは無く、どちらでも変換時は270%前後です。

また、本機からのプリアウトも素晴らしい音が楽しめます。
まだ「沼にはまる」前に買った安物のアクティヴ・スピーカーを
鳴らしていますが、本当にビックリするぐらいに綺麗な音がします。

UD-503にはXLRバランス出力端子もありますが、
本機にはRCAアンバラン出力端子しかありません。
しかし、そんな違いは取るに足らないことと思えてしまうぐらいです。
UD-503からのライン出力も「上質な音」なのですが、
本機からのライン出力は本当に「綺麗な音」です。
(本機からのライン出力をHP-V8経由で聴いてみたいものです)

あまたのヘッドホン端子が使えるのは一目瞭然、本機の美点です。
UD-503との比較で言えば、バランス駆動だけでなくアンバランスの
ヘッドホンも充分に聴き応えのある音で鳴らしてくれる点は特筆すべきでしょう。

【総評】
「SONYの音」の指向性を伺うのに大変に興味深い一台だと思います。
本機の示唆するところは、つまり全ての音をきっちり綺麗に聴かせること。
それも音を確認するモニター指向とは違い、あくまで音楽鑑賞のため。
微細な音まできっちり綺麗に、超低音域まで深く、ボワつかない。

以降、また再レビューにて

比較製品
TEAC > UD-503

参考になった15

満足度5
デザイン5
音質5
操作性5
機能性5
「こりゃスゲエや!」

レビューはもうしばらく下のスレを続けてから書くつもりでしたが、
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000908136/SortID=20335748/#20335748

今後は再レビューを重ねて行く方向に転換します。

【デザイン】
乱立する各種ヘッドホン端子を並べてデザインとしてまとめたのは、さすがSONY。

【音質】
Walkman(NW-F886)で初経験以降、あまり良い印象を抱いていなかった
S-Masterの、フルデジタルアンプならではの優位性が
存分に引き出された、まさにS-Masterの粋(すい)。

以降は再レビューにて

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最安価格(税込):¥278,000発売日:2016年10月29日 価格.comの安さの理由は?

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