Dacamp L1
フルバランス接続対応のDAC内蔵ヘッドホンアンプ
プロフィールオーディオ・ビジュアル評論家。
VGP(ビジュアルグランプリ)審査副委員長。同ライフスタイル分科会座長。
THX/ISF認定ホームシアターデザイナー。
日本オーディオ協会 諮問委員(2013-2020)。
専門誌、ネット、テレ…続きを読む
2016年11月24日 11:05 [979682-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 5 |
| 操作性 | 5 |
| 機能性 | 5 |
※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。
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|---|---|---|
洗練度の高いデザインと良好な質感! |
「GAIN」「BASS」「TREB」ツマミ |
両脇にヘッドホン出力、中央にボリュームツマミと分かり易い配置。 |
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底面の入出力端子 |
付属品。箱に丁寧に収められている。 |
メーカーからサンプル機(メディア用)をお借りしてのレビューです。
【デザイン】
デザインには好みがあると思いますので、写真などを参考にご判断頂ければと思います。
質感は、アルミと思われる肉厚の金属素材に加え、表面加工も高精度。非常に高級感があります。端子部にあしらわれた金色のパーツもアクセントになって格好良いです。
【音質】
WindowsPCとUSB接続し、ハイレゾ音源を中心に試聴しました。プレヤーソフトはHQPlayer Desktop3、組み合わせたイヤホンはRHA CL1CERAMICを中心に、手持ちのヘッドホンやイヤホンでも確認しました。
当初、高域がややキツイ印象を受けましたが、20時間程度のエージングで落ち着きました。基本としてS/Nが非常に高く、透明感溢れるサウンドが楽しめます。余韻に含まれる繊細なニュアンスも丁寧に拾い上げ、澄み切った空間に音の粒が漂うような空気感の再現性も見事です。
RHA CL1CERAMICと組み合わせると、アンバランス接続でも精度の高さは驚くべきレベルで、音の分離が良く、移動する距離感も目に浮かびます。バランス接続ではさらに引き締まり、聴かせるべき輪郭はより明瞭に、倍音や余韻の膨らみはより豊かにと、この価格帯のポタアンとしては最高峰に思います。
「BASS」と「TREB」ツマミで、低域音と高域音のボリューム調整が簡単でにできますので、組み合わせるヘッドホン/イヤホン、音楽、好みに応じて最適化できるのも良いです。
高域が元気ですが、悪い意味ではなく、良く伸びていますので、ユーザー側で抑える方向で調整すると良いでしょう。(出ていないモノを持ち上げるのは感心しませんが、出ているモノを抑えるのは無理が無く、自由度があって良いと思います)
「GAIN」は、LO,MID,HIから選べます。CL1CERAMICは150Ωとイヤホンとしてはかなり高めで、MIDに設定すると低域の厚みが引き出せて良い感じでした。
なお、「GAIN」の切替に際し、付属の取扱説明書には、一旦電源をOffにする旨の記載がありました。おそらく、音量が大きくなってしまった際に聴覚を傷めないための注意書きでしょう。実際のところ、音楽再生中に「GAIN」の切替は有効で、一旦音が切れた後にフェードインするので、面倒さや大きな問題は感じませんでした。比較試聴して最良のポジションを見つけることも可能です。(説明書では一旦電源Offを推奨していますので、くれぐれもご注意ください!)
【操作性】
凹形状と幅広のボリュームダイヤル(電源スイッチ兼用)の組み合わせは、微調整がし易く、ポケットの中で誤って回ってしまうことも少ないでしょう。
側面に設けられた「GAIN」「BASS」「TREB」は、両側から指で摘まないと回りにくい構造で、こちらも鞄の中で誤って回ってしまう心配は無さそうです。これらの設定を変更するのは、イヤホン/ヘッドホンを交換した時がメインだと思いますので、上手い仕組みだと思います。
デザイン性を高めつつ、操作性も抜群で、洗練度の高さを感じます。
【機能性】
USB入力はPCMが最大384kHz/32bit、DSDは最大11.2MHz(DSD256)と最高峰のスペックです。
光デジタル入力(丸型φ3.5mmでアナログラインIN端子と共用)も可能です。(最大PCM192kHz/24bit)
DACはLとRそれぞれに「ES9018K2M」を各1基使用し、アンプ回路はAB級でフルバランス構成、出力はアンバランスとバランス(4ピンのミニXLR)と、実に豪華な仕様です。
因みに、アンバランスとバランスは両方同時に出力はできず、両方接続した場合はアンバランスから出力されました。
充電はUSB(オーディオ入力で使用するmicroBと兼用)です.
PC接続時(USB電源供給有)は、音楽再生中も充電が行われます。
iOSデバイス接続(USB TypeA接続)で音楽再生している間は充電できません。
ほか、内蔵4000mAhのバッテリーからチャージアウト(USB TypeAに接続したモバイル機器への充電)が可能です。(本機の電源をOffにした状態で、「Gain」ダイヤルを"充電マーク"に設定している時)
【総評】
美しく高級感のある外観、最高峰のスペック、ツインDAC、フルバランス構成のアンプ、バランス出力、実力派の高音質、そして値頃感のある価格と、ユーザーの理想を凝縮したかのようです。
この価格帯では最もお薦めしたい優秀製品です!(いろいろな賞を受賞しそうですね!)
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