『引き締まった感じの走行フィールはプリウスを超える』 トヨタ C-HR 2016年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度3
エクステリア4
インテリア5
エンジン性能4
走行性能5
乗り心地4
燃費1
価格3

※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

引き締まった感じの走行フィールはプリウスを超える

2017年1月に発売されたC-HRは、トヨタが プリウスに採用したのと同じTNGAと呼ぶ新世代プラットホームをベースに開発した比較的コンパクトなサイズのSUVだ。

コンパクトと言っても全幅が1750mmもある堂々たる3ナンバー車なのだが、全長は4360mmにとどめられている。ヴェゼルに対して+75mmと比較的短く抑えられているから、世界的に見ればいろいろなクルマがどんどん大きくなり続ける今の時代、コンパクトというか手頃なサイズのSUVということになる。

C-HRには地元のディーラーで試乗車を借り出し、時間をかけてじっくりと試乗した。C-HRにはハイブリッド車とダウンサイジング直噴ターボ仕様の2種類があるが、試乗車はターボエンジンを搭載した上級グレードのG-Tだ。

ちなみにC-HRのハイブリッド車はFFのみの設定で、直噴ターボ車は4WDのみの設定となる。プリウスハイブリッドには4WDの設定があるが、限定的な4WDシステムなのでSUVの4WDとしては通用しないためだろう。

外観デザインはトヨタとしてはかなり思い切った感じである。アニメの世界から飛び出して来たような近未来感覚のデザインだと思う。個人的にはこういうデザインは嫌いではなく、妙に丸くてのめっとしたデザインに比べたらずっと良いと思う。

ただ、前から見ても横から見ても後ろから見ても、何とも面の数が多すぎて煩わしいような印象を受けてしまう。メリハリが効きすぎてエッジも際立ち過ぎる印象なのだ。もう少しすっきりしたデザインにできないものか。

インテリアも斬新で先進感のあるデザインに仕上げられていて、これはこれで良いと思う。造形だけでなく見た目の質感も上々のレベルにあり、気分良く運転できると思う。

後席の居住空間はあまり広くない上に、後席用のドアは把手ピラー部分に隠されるようにして高い配置に配置されていて操作がしにくい。ドアの開口部も小さくて、乗降性はあまり良くない。窓も小さくて乗り込むと窮屈なところに押し込まれた感じになる。デザインを優先したことのしわ寄せがきた形である。前席優先で後席にはあまり人を乗せない人が選ぶクルマと割り切って考えるべきだろう。

搭載エンジンは8NR-FTS型で、直列4気筒1.2Lの直噴ターボ仕様だ。これは先にオーリスに搭載されたのと同じエンジンだが、オーリスでは欧州仕様のエンジンをそのまま搭載していたために無鉛プレミアムガソリンだったが、C-HRでは日本向けに無鉛レギュラーガソリン仕様とされている。

動力性能の数値は85kW/5200〜5600rpm、185N・m/1500〜4000rpmで、無鉛プレミアムガソリン仕様のオーリスと全く変わらないのだから、レギュラーで当然という感じだ。

C-HRのG-Tは駆動方式が4WDということもあって車両重量が1470kgとやや重く、また組み合わされるトランスミッションが無段変速のCVTということもあって、走りは特に元気が良いという感じではない。同じエンジンを搭載するオーリスは1300kgで格段に軽いから、けっこう良く走る印象だったが、C-HRでは重さが響いている印象がある。

ただトランスミッションには7速シーケンシャル機構を備えるほか、スポーツ/ノーマル/エコのドライブモードが選択可能だから、スポーツモードを選んで積極的にレバーを操作すればそれなりの元気の良さは得られる。そうなるとパドルシフトが欲しいという気持ちにもなるが、それは装備されていない。

コーナーの立ち上がりなどでは、電子制御式の4WDシステムが積極的に後輪側に駆動力を伝えるらしく、気持ち良く加速が伸びていった。

C-HRがデキの良さを感じさせるのは足回りだ。SUVボディの4WD車で最低地上高が155mmと心持ち高いので、操縦安定性の面で不利になるかと思ったら、想像していた以上に安定性に優れた走りを実現した。コーナーでの安定性の高さなど、引き締まった感じの乗り味はプリウスを上回る印象であり、良く煮詰められた足回りだと思う。

タイヤはSUV用のタイヤではなくポテンザRE050Aというスポーツタイヤで、それも225/50R18インチサイズが装着されていた。18インチの大径タイヤを履く割には妙な突き上げもなく、乗り心地の上々という印象だった。

安全装備は上級仕様のトヨタセーフティセンスPが装備されている。ミリ波レーダー+単眼カメラで人間も見分けるタイプだ。C-HRはこれで良いが、トヨタは早くほかの車種に搭載するセーフティセンスCを廃止してPに統一すべきである。

C-HRのG-Tにとって弱点となるのは燃費だろう。車両重量の重さもあってダウンサイジング直噴ターボの割には燃費があまり良くなくて15.4km/Lにとどまっている。ハイブリッド車の燃費が30.2km/Lであることを考えると、ほとんど半分しか走らない。C-HRの売れ行きでハイブリッド車が大半を占めているのは燃費によるところが大きいだろう。雪国のユーザーなど、本気で4WDを必要とするユーザーでないと選びにくいのがC-HRのガソリン車である。

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