『最新・最高の運転支援装備を採用』 メルセデス・ベンツ Eクラス セダン 2016年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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『最新・最高の運転支援装備を採用』 松下宏さん のレビュー・評価

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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度4
エクステリア4
インテリア5
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地5
燃費4
価格2

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最新・最高の運転支援装備を採用

メルセデス・ベンツの中核モデルであるEクラスがフルモデルチェンジを受けた。レーダーセーフティパッケージを中心にした最新の運転支援技術をふんだんに盛り込んでいるのが特徴だ。

新型Eクラスには、メルセデス・ベンツ日本が木更津市のかずさアカデミアホールをベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードはE200アバンギャルドスポーツだ。

外観デザインはCクラスとほとんど見分けがつかないくらいに良く似ている。ボディがひと回り大きいので近くで見れば存在感の違いなどが分かるが、遠くから見たのではどちらだか分からないようなデザインである。

運転席に乗り込むと、今度はCクラスとは大きく異なる印象だ。Sクラスに近いともいえるような高い質感のインテリアである。インパネには2枚のワイドな液晶パネルが配置され、右側は速度計や回転計、左側はナビゲーションの画面となる。メーターパネルのデザインやカラーなどは自由に変更が可能だ。

夜間に室内を間接照明で照らすイルミネーションも64色の設定があって自由に選べる。そんなに多くの色が必要なのか、ユーザーが切り換えて楽しむものなのか疑問だが、いろいろなことができるクルマである。

特筆されるのは運転支援装備だ。将来の全面的な自動運転に一歩近づく部分的な自動運転が実現されている。

前車との車間距離を確保しながら追従走行をするアダプティブ・クルーズコントロールは、車線がはっきり書かれていないようなシーンでも、ガードレールや車両などを検知して追従走行が可能。渋滞などで停車した場合には、30秒以内に前車が発進したなら自動で発進して追従していく。

先進緊急ブレーキは、先行車だけでなく、歩行者、自転車、前を横切る車両、それ以外にも路上にある物体などとの衝突の危険を検知するとしっかり作動する。しかも交差点などで飛び出してくる車両にも対応する。

車両の周囲の状態を常時監視しているので、側面からの衝突の危険を感知すると、シートのサイド部分が膨らむとともに、ドア遠ざけて衝突による被害を軽減するインパルスサイドと呼ぶ世界初のシステムも搭載されている。

ドライバーが気を失うなどして運転操作をしなくなった場合には、緩やかに減速して停止する。衝突時に乗員の鼓膜が破れるのを防ぐPRE-SAFEサウンドも装備されている。

もうひとつアクティブレーンチェンジアシストが自動運転への歩みを進める注目の装備だ。高速道路で時速80km以上で走行中にステアリングパイロットが作動しているとき、方向指示器を2秒以上点滅させると、斜め後方を中心に周囲の安全を確認した上で、隣の車線へ移動していく。周囲の監視がしっかりしているからこそ実現できる機能である。

84個のLEDが使われるヘッドライトも特筆モノだ。84個のLEDを自在に点灯/消灯させることで、カーブでは進行方向の先を照らすのはもちろんのこと、ハイビーム時に対向車を幻惑しないようにしたり、歩行者にまぶしさを与えないようにする。ほかに標識への照射を制御したり、路面からの反射がないように照らすなど、実にきめ細かい作動をするのだ。

このように最新・最高の安全装備・運転支援装備を備えているのがEクラスである。現時点ではSクラスを上回る仕様であり、ほかのメーカーがとても追従できないようなレベルにまで達している。

今回試乗したE200アバンギャルドスポーツは、直列4気筒2.0Lのターボ仕様エンジンを搭載したモデルで、135kW/300N・mを発生する。同じエンジンでチューニングが異なるエンジンを搭載したモデルはE250とされ、ほかにディーゼルエンジンを搭載したE220dやV型6気筒3.5Lのツインターボ仕様エンジンを搭載するE400 4MATICなどがある。

試乗車には19インチタイヤが装着されているのでどうかと思ったら、想像する以上に乗り心地が良かった。路面がベルジャンロードのような石畳の道だったのに、ゆるゆると走り出していくと快適な乗り心地である上、ロードノイズも抑えられていて、とても好ましい印象だったからだ。

メルセデス・ベンツはCクラスで、ランフラットタイヤを採用したが、その乗り心地が硬くて閉口させられたものだが、今回のEクラスはそんな不満を感じさせない性能だった。

路面にマンホールのふたが出っ張ったようなシーンでは、やや強い突き上げを感じたりしたので、全面的に好感の持てるものとまではいえないが、全体として快適であったのは間違いない。

E200が発生する135kW/300N・mの性能は、Eクラスのラインナップの中では最も低いものながら、動力性能に特に不満は感じなかった。車両重量は1700kgで決して軽くはないのに、そのボディの重さを感じさせるより、むしろ軽快さを感じさせるような走りだったのだ。

これには9Gトロニックの変速フィールが良くしつけられていることも関係していると思う。9速のギアを変速ショックを感じさせることなくシフトチェンジしながら、何速で走っているのかが分からないようなスムーズな加速を見せるからだ。

ただ、このATは9速のギアがあるのに、自動変速に任せていると、時速80kmでは7速、時速100kmでは8速までしか入らない。9速が使えるのは時速110km以上なので、日本市場での使い方に合わせて変速スケジュールを変更して欲しいところである。

試乗したE200アバンギャルドスポーツの価格は727万円。最新の運転支援装備など、クルマの中身を考えたら高い買い物ではないが、絶対的には安いクルマではない。E200がとても良いクルマだっただけに、すべての人が幸せになれるような、誰にでも買えるメルセデス・ベンツは作れないものかと思う。

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試乗

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レビュータイトル 満足度 投稿日時
Hello ベンツ!  4 2019年4月30日 23:19
代車で2日間の試乗感想  4 2019年3月28日 14:31
素晴らしい車です  5 2019年2月11日 10:29
満足です。  5 2019年1月9日 14:39
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所有満足感ありですね。  4 2018年10月28日 15:44
世界模範セダン  5 2018年9月3日 16:24
オプションがあまりないのが・・・  4 2018年6月29日 12:07
E250。  2 2018年6月24日 21:16
ものすごい燃費に驚きました!  4 2018年5月4日 18:18

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Eクラス セダン
メルセデス・ベンツ

Eクラス セダン

新車価格帯:715〜1074万円

中古車価格帯:348〜958万円

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