ER4SR レビュー・評価

2016年 8月 発売

ER4SR

  • 原音に忠実なフラットなサウンドを実現した、スタジオリファレンスの有線イヤホン。
  • ハウジングはアノダイズド加工を施した上質なアルミ製ボディを採用している。
  • ドライバーはバランスドアーマチュア型(1基)、入力プラグは3.5mmステレオ・ミニプラグ、L型を採用。コードは1.5m(着脱式MMCXコネクタ)。
最安価格(税込):

¥44,820

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タイプ:カナル型 駆動方式:バランスド・アーマチュア型 ER4SRのスペック・仕様

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ER4SREtymotic Research

最安価格(税込):¥44,820 (前週比:±0 ) 発売日:2016年 8月

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満足度:4.37
(カテゴリ平均:4.24
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  1. 4 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感 4.08 4.19 -位
高音の音質 高音部の音質の良さ 4.70 4.15 -位
低音の音質 低音部の音質の良さ 4.01 4.12 -位
フィット感 装着したときのフィット感など 4.23 4.08 -位
外音遮断性 外の音を遮断するか 4.90 3.79 -位
音漏れ防止 音漏れを防止するか 4.99 3.79 -位
携帯性 コンパクトさ 4.25 3.86 -位
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やえがらすさん

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満足度5
デザイン4
高音の音質5
低音の音質5
フィット感4
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性4
   

   

購入して4、5年ほど経って、かつてのER4Sと比較したくなったので書いてみました。購入する人の参考になって欲しいです。

難しく語らず?長く聞いてきた音のレビューをシンプルに書くことに努めたいと思います。でも、長くなってしまいましたw

【デザイン】
ER4S(以下、4S)は根元がプラで作られ、ER4SR(以下、SR)はアルミで綺麗な塗装です。SRはコードも絡みにくく着脱式MMCXで、変更したりタッチノイズにも対応していて、時代の経過を感じます。そのため4Sは太刀打ちできないタッチノイズの問題がありますが、家で聞くような環境で歩いて移動でもしなければ、そこまで問題だと個人的には思いません。

【高音の音質】&【低音の音質】
手持ちにはこれより値段の高いSHURE AONIC 5があり(それなりに名機らしいですが。SE846もあります)バランスドアーマチュアドライバー(BA)で3基良い音を奏でてくれます。4SはBA1基のみだから、本来表現力は不利なのですが、それを楽々と越えてくる綺麗な澄んだ音を出してきます。

最初に聞いたときの感想ですが、イヤホンという物を忘れるほどのリアルに近い高音を出します。特に楽器はそこに忠実にあるように。声はその場で居るような、ただ録音の質が悪いと録音だと分かるくらいに。単に超高解像度という言い方があっているかも。その出来の良さに少し怖さすら覚える。
SRはそれと比べると「イヤホンだ」とはっきり分かり解像度が落ちているのが分かります。4Sの高音の品質が100ならば、SRは80〜85くらい。AE5なら65〜70くらい。ざらつきと、何かベールが3、4枚ほど重なってるくらい、音の雑味(ハッキリというとノイズは無いのだがノイズがあるように錯覚し、聞こえてしまう。上手く表現できないが多分聞けば誰でも分かる)があり透き通る綺麗さがはっきりと、失われている。今の時代に何故これほどの違いはなぜあるのだろうか?とすら思うし、他人のレビューを見ていても思う。SRは4Sを真似て作られたコピー品という言い方が一番しっくりくる。特に高音はこれに尽きる。しかしながら、SRは音の特性でも後継品で改良型という位置づけなんですよね・・。ちょっと納得いかないw

低音について。4Sは低音の方は綺麗に締まっていて、安心して聴けるが、SRの方が表現は1枚上手。迫力も表現もSRが上。これが影響してるのか分からないが、ほんの少しだけ広がりがあるのもSRの方。定位は4Sの方が正確かな。だけれど、4Sに近しいままだからモニターライクなのは変わらない。鑑賞用としては絶対にSR。
中音の厚みと表現力は、両者どちらも乏しく唯一の弱点だけどモニターが好きな人には良く映らないし圧倒的高音があるので、中音も重要だが最終的にスポイルしてしまう。

あとインピーダンスの違いから4Sのボリュームの半分で鳴らしきれるSR。4Sは結構ドライブ(電力)を必要とします。安いパワーのないポタアンでは少し厳しいかも。家で聞いてれば気にならない所かな。
SRも4Sも速い曲にも付いていけるので、楽器主体の音楽には強くテクノもこなせるしクラシックも良い。 余談だけど、手持ちの開放型ヘッドホンSENNHEISER HD650ではテクノなどは出来ない芸当(イヤホンではないが) なので感心しているw イヤホンは苦手なジャンルが機種によってあったりするからだ。 案外、ポップスは心地良くない。4SでもSRも高解像度系は聞き疲れするうえ、安いイヤホンの方が良い感じで音がマスクされ聞きやすいからだ。

【フィット感】
4SもSRも差は感じない。
【外音遮断性】&【音漏れ防止】
4SもSRも差は感じない。
【携帯性】
4Sは絡むがSRはコードが絡まない。一枚上手のSR。

【総評】
ここまで絶対的な4Sの話を書いてきた。音が良いというのは間違いなくSRより、4Sに譲るだろう。ただ、ただ、凄い重要なことが。4Sを聞いていると他のヘッドホンが、あの綺麗な高音が欲しくて求めてしまう。今のところ、他店の高級オーディオ視聴も含めてヘッドホンも幾つもの沼を味わってきたが、いまだ4Sのような高音を聞けていない。ヘッドホンやイヤホンの沼は20年を超えてきているのに。
技術的な事はわからないが4Sの開発というのは、補聴器メーカーの特別な技術を使って生まれたから他社では表現できないのだと・・勝手に思っている。
4Sには、物凄い高音のアドバンテージがあるが中音や、広がりが凄い苦手。どこまでも鑑賞用ではなく正確なモニター用の綺麗な高音を出す装置であるが、中音や、広がりのみで言えば、2万円程度(AKGのK701)のヘッドホンにも負けると個人的に思っている。何かの技術員や音楽の専門家でもない限り、家で聞くのは普通に鑑賞用が良いと思っている。広がり、適度な解像度の音、豊かな中音やSRよりも優れた低音の表現のヘッドホンの方が耳も心も満たされて、長く聞くとゆっくりできる。4Sだと体調が悪いと疲れていて高音の感動が拾えない事は多々ある。これは4Sにしか無い事だと思っている。聞くときには集中しないと唯一無二の高音を楽しめない。そして疲れてくる。ほかの人はどうかは知らない。

聞ける機会があるなら4Sで、ほとんど再現出来ていて、ほんの少し一般寄りになったSRは好感度が持てる。幾つかのヘッドホンやイヤホンは手放したけど、唯一キャラ被りの4SとSRどちらも持って使っていますし、これからも使っていきます。

上手くレビュー表現できてない所は反省しますが、SRはとってもいい。4Sに縛られる必要はないよ。と言っておきます。4Sは10年以上使い、特殊な耳のマイクロフィルターも2度変えました。その使用歴の自分がSRも良いよと言うのです。タイトルにもある、これからの時代ならヘッドホンやイヤホンに好き嫌いを作らないであろう、SRの一択です。優れていたら全部OKというのじゃないのが、ヘッドホンやイヤホンの沼だと私個人は感じております。し、、他の方もそんなように思うのだろうと感じる今日この頃です。

本当に長い文章失礼しました。どうしても書きたかったレビューの1つだったので。

主な用途
音楽
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PC

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ミスターペッパーさん

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満足度2
デザイン4
高音の音質2
低音の音質2
フィット感3
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性4

中古で比較的安く買えたので再レビューです。
結論は変わらず、ER-4Sと比較してボーカル帯域がこもっている、です。

長時間聴けるようになったので、ある程度耳エージング(慣れ)で初見よりはマシに聞こえますが、それでもER-4Sはおろか1DDのTinHiFi T3PlusやMOONDROP Kadenzよりもこもって聞こえます。

また、最も低評価にしたいのは中音域なのですが、高音域もやはりER-4Sに比べて劣っています。
Youtubeにあるチャープ音で確認してみたところ、手持ちのイヤホンで1kHz以上が最もフラットに聞こえたのはER-4Sでした。ER-4Sの箱に書いてある周波数特性をよく見ると、ターゲットカーブよりも10kHz以上が大きくなっているのですが、それでフラットに聞こえました。最近ではハーマンターゲットカーブよりも10kHz以上を持ち上げた方がよいという説があるそうですが、その通りに思えました。

低音が計測上はフラットなのに小さく聞こえるのは、ハーマンターゲットが正しいと思わされますが。

とはいえ、ER-4Sでも10kHz以上は3-4kHzより小さくなっています。これ以上は耳を痛めるなどと書いている人は、周波数特性を見たりER-4Sを聞いたことがないんでしょうね…10kHz以上が出ていたら耳を痛めるというのなら、多ドラのイヤホンの方がよっぽど痛めると思います。

ただ、☆1はやり過ぎたと思うので1つ増やしておきます。

----------------------------------

いつも使っているER-4Sが断線しかかっているので、次の候補として試聴してきました。

私は本当は試聴だけでレビューを書くなどしてはならないとは思っているのですが、少なくともER-4Sとの差は数秒聞いただけで一目瞭然だったので、あえて書かせていただきます。

まず最大の違いはボーカルの声の曇りです。
事前調査で低音はER-4Sより出ているとの情報を得ていたので、逆にそれ以外はさほど変わらないだろうと全然気にもしていませんでした。

しかし、リファレンスにしている曲を再生し、イントロが終わってボーカルが入り出した瞬間耳を疑いました。

これがあのER-4Sの後継機なの!?

もちろん、その場で何度も自分のER-4Sと交換して聞き比べました。
イヤーピースはおろしたての自分の物を付け替えましたので、その差ではあり得ません。

もうその時点で買うのはやめましたが、一応低音の違いも確認してきました。
低音はER-4Sに比べて量は多少多いのですが、その分だけ多少ぼわついた感じでした。
まあ、ここは好みが分かれるところでしょうね。

ともかく、ER-4Sのユーザーさんは買うのであれば一度は試聴してみるべきだと思います。
そうしなければ、後悔する可能性がかなり大きいと思われます。

ちなみにER-4Sはケーブルも含めて生産終了らしいので、私はER-4Sのコネクタをmmcxにできる変換コネクタを買って使用し続けることにしました。
ER-4S用のサードパーティー製ケーブルもいつまで生産しているか分かりませんからね・・・

以上、店頭の試聴機での感想でしたが、願わくばあれが使い込まれて異常を来していた個体であってほしいものです。

主な用途
音楽
接続対象
オーディオ

参考になった22人(再レビュー後:1人)

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かぷ1さん

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満足度5
デザイン4
高音の音質5
低音の音質5
フィット感4
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性4

【デザイン】
とくに問題ありません。
【高音の音質】
硬くならずよい出音です。
【低音の音質】
弱めですが、イヤホンでは特にドンシャリを避けた方が音質がよく感じられるので、個人的に○です。
【フィット感】
イヤーピースの選択もでき、うまくフィット可能でした。
【外音遮断性】
遮音性はよいです。ただ、あまりにも外音が聴こえないので、少し心配になることがあります。
【音漏れ防止】
音洩れの心配はありません。
【携帯性】
問題なく携帯できます。
【総評】
クラシック音楽と相性のよいイヤホンで、この価格帯を試したことの無い人なら間違いなく「これすごい!」というレベルにはあります。高価ですが、イヤホンでの音楽鑑賞が趣味の方には、おすすめです。

主な用途
音楽

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デジタルinさん

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満足度5
デザイン3
高音の音質無評価
低音の音質無評価
フィット感3
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性5

WM1ZM2とシングル接続で外出用として使用しています。

【音質】
高解像度と言われますが、低音が軽いことに加え、トランジェント特性が良く付帯音が少ないためだと思います。また左右のドライバー特性差分が少ないため空間表現も広くはありませんが正確です。ただシングルドライバのため限界も感じます。ER-4SRをさらに高解像度にした上に各音域を厚くした音が出てくる音の面での完全上位互換イヤホンはIER-Z1Rかなと思います。

同じく高遮音で有名なSE846も興味で購入しましたが、これとは対極の音でした。

【遮音性】
合ったイヤーピースでしっかり差し込めばSE846よりも優秀な遮音性能です。フィット感は圧倒的にSE846が良いですが。
一方今時のノイキャンには敵いません。ただ、ノイキャンは外からのノイズには強くても音漏れ遮音の性能は高くありません。また、音質的なスイートスポットもほんの少し音量を大きくしたところに設計してあることが多いです。静かな状況では気をつかいながら音楽を聞く事になるのに対し、高遮音タイプのイヤホンは安心して音楽に集中出来ます。プレーヤーにも依ますが、WM1ZM2との組み合わせでは小さめの音量でも音が痩せたり情報量が落ちるということも比較的少なく、愛用してます。

【その他】
公式で4.4mmバランスケーブルを出して欲しいです。

主な用途
音楽
接続対象
ポータブルプレーヤー

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oumumumuさん

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満足度5
デザイン5
高音の音質5
低音の音質5
フィット感3
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性4

試聴してからずっとほしかったイヤホンです。
使用しているDAPはFiio M11 PLUS ESSです。
デザインはコンパクトでスタイリッシュな印象です。
ケーブルはMMCX端子ですが少し特殊な形状なのでメーカーから出ているものを使用することをお勧めします。私はメーカー正規品の2.5mmバランスケーブルを使用しています。
イヤーピースは軸径が細いので細軸用のアダプタがあれば標準的なものも装着できますが、付属のトリプルフランジタイプをお勧めします。装着感にかなり癖はありますが、遮音性はかなり高く、ANC搭載のモデルかそれ以上に遮音してくれます。

音質としてはモニターイヤホンらしくかなりフラットで、音場の広さや空間表現能力の高さこそありませんがかなり原音に近い音で鳴らしてくれるのでしっかり忠実な音で聴きたい人は一聴する価値はあると思います。
分解能、定位感がかなり良く、どこにでもフォーカスを合わせられるようなカッチリとした音質のイヤホンです。
キレが良く輪郭がはっきりした歪や籠りのない低音、ボーカルの息遣いやギターの弦の振動まで感じ取れそうなほど繊細に表現された中音域、硬質な金属音を刺さらずに余韻まで心地よく響かせてくれる高音域と、今まで聴いてきたイヤホンの中でもより音の正確さが秀でていると思います。低音域はしっかりと密閉するように装着していないと量感が足りないと感じましたが奥までしっかりと装着できればかなり良質な音を聴かせてくれます。
普段リファレンスとして試聴している楽曲でもほかのイヤホンでは明瞭さに欠けている部分もかなり細かく鳴らしてくれるので、好きな音楽をとにかく忠実に聴きたいという方にはかなりおすすめできます。

付属品はイヤーピースがトリプルフランジ、ダブルフランジ、ウレタンフォームとかなり豊富にあり、替えのフィルターとフィルター交換用のツール、イヤホンポーチ、キャリーケースとかなり豪華で、リスニング用としてでなくプロ用モニターとしても基本的に困ることはないと思われます。

価格は約4万円と決して安くはないですが、今まで低価格から本機を超える価格の物を含めて試聴を含めて聴いてきたイヤホンの中では私が一番感動したイヤホンです。


主な用途
音楽
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ポータブルプレーヤー

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774/960さん

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満足度5
デザイン5
高音の音質5
低音の音質4
フィット感4
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性5

ER4SRとER2XRを並べて

ダブルフランジチップセット(製品同梱)

トリプルフランジとダブルフランジのサイズ比較

   

ダブルフランジチップ(サイズS)を装着

   

【デザイン】
先代のプラスチックボディから、アルマイト加工のアルミボディが採用されたことで、ソリッドなデザイン美が付与されたと同時に、イヤホン本体の耐久性が格段に向上しています。
また、公式にケーブルの差し替え機能が利用できるようになったため、BAドライバが故障しない限りイヤーチップ・ケーブル・フィルタをユーザーが交換することで、半永久的に使用できるイヤホンとなりました。

【高音の音質】
【低音の音質】
本機の魅力は既に周知されていることと思いますが、敢えてここで特筆すべきは、「DFターゲットカーブに忠実で、左右ドライバ間の周波数特性マッチングが一致している高品質な製品が、たった4万円前後で確実に購入できる」ところです。
このお陰で、低域から高域までの全ての音がフラットに頭内へ届けられる感覚の中、定位を正しく把握しながら、自分の意志で聴きたい音を選択することが容易く出来ます。
(音源側で意図されていない限り、どの音も強調せず、しかしどの音も削らずに鳴らすからこそ実現できる、音響工学的に認められたフラットなサウンド特性を持ちます)

またシングルBA型イヤホンらしい音の繋がりの自然さ、そしてEtymoticがチューンしたドライバの出音の歪みの少なさも素晴らしく、多くの音が重なる場面でもそれぞれの音の音像が乱れることがありません。

一方で、低域が多いリッチなサウンド、中域を強調した声に艶のあるサウンド、高域の煌びやかさ・または刺激を減らしたサウンドなど、リラックスしたリスニング向きのサウンドとはどれともかけ離れているため、気楽に音楽を楽しむ為の製品としては向かないシーンが多いのも事実です。

【フィット感】
何かと目の敵にされがちなEtymoticのイヤーチップですが、本来、鼓膜を突き刺すほど奥まで差し込む必要はなく、その手前で外耳道を密閉(シール)することが出来れば十分です。
もちろん、外耳道入り口付近で密閉してしまうと、鼓膜からドライバまでの距離が著しく長くなってしまい、低域を余計に増幅してしまう悪影響が生じます…。

自身に最適なイヤーチップを選ぶ際、個人的な手順としては、
 @製品付属のフォームチップで、良好なシール状態となったときの出音を覚える
 A同じシール状態を得られるチップを、とっかえひっかえ試してみる
 Bケーブルのタッチノイズが気になる場合、耳掛け方式で装着できるものを選ぶ
といった順番を踏むことをお勧めします。

さらに、2021年夏ごろから販売開始されたダブルフランジチップ(4サイズ)も利用することで、2サイズしか無いトリプルフランジよりも、細かくチップサイズを選定することが可能になりました。
なおEtymotic本国サイトを見ると、EVOが発売されたころから、ER全シリーズにもダブルフランジチップが全サイズ1ペアずつ付属するようになったようですので、これから購入する方はイヤーチップ選びが本当に楽になると思います。
(2022年9月ごろに自分もヨドバシ店頭でER2XRを買い増ししましたが、そちらにもダブルフランジチップが全種入っていました)

【外音遮断性】
【音漏れ防止】
自身の耳に合うイヤーチップを選べた場合、ほとんどの騒音を通さなくなり、バックグランドノイズが無い快適な状態で音楽を聴くことができます。

最近の情勢で例えますと、窓を開けた通勤電車内の騒音でしたら、イヤホンが無音状態であっても、ウレタン耳栓を付けたかのように遮音できます。
音楽を再生すれば、トンネルを通過中でもほぼ騒音が聞こえなくなくなります。

【携帯性】
付属品全てを収納できる中型セミハードポーチと、イヤホン本体を丸めて収納できる小型ポーチの2種が付属します。
基本的には小型ポーチでの運用で問題ないと思います。

【総評】
ER-4Sの後続機として発売されてから既に6年経ち、なお存在感を醸し続ける、シングルBA型イヤホンの雄。
様々なオーディオ機器が登場する昨今、音響工学的なサウンドリファレンスを崩さず、強かにそこに在り続けるER4SRは、Etymoticの持つ企業哲学そのものと言えるでしょう。
どこまでも分析的で、発する音に対し誠実さと正確さをポータブル機に求めるなら、このイヤホンが馴染むはずです。

一方で、純粋に音楽を楽しむ目的にER4SRを選択するのはお勧めできず、ER4SRの特性を保ったままリスニング用途に使いたい場合は、ER4XRが最適です。

こちらは、DFターゲットカーブから低域(20〜500Hz)を2〜3dB増加させており、DFターゲットカーブからハーマンターゲットカーブに近づいたような周波数特性となっています。
そのおかげで、楽曲の土台がより安定し、迫力と音場の濃密さが増したサウンドを鳴らしてくれます。
正直、自身が普段聴くクラブミュージック系統の楽曲では4XRの方が最適で、シンセリードのキレを気にしながら図太いキックベースを聞くためだけに買い増したい気持ちが…。
(その前にER2XRを買ってしまいましたが…。ただ低域の増加量は4XRより2XRの方が多いという…)

個人的に、Klipsch X10の後続機として選んだER4SRですが、シングルBA型イヤホンのグレードアップとして適切だったと今も思います。また30k前後で買える日が来れば4XRも…!

【余談】
〇今までの所有機器
[イヤホン]:ZH-DX210-CB(故障)、Klipsch X10、EPH-100(故障)/200、ER4SR、IE400 pro、ZH-DX200-CT、Final E2000、ATH-CKR10、EA-HF1
[ヘッドホン]:K612 pro、99 Classics、Double Zero 001、HPH-MT8、ST-90-07
[再生機]:NW-A17、Earstudio ES100、Shanling M3X

〇参考ページ
https://clarityfidelity.blogspot.com/2016/09/etymotic-research-er4sr-iem.html
https://crinacle.com/2019/12/03/cliffnotes-etymotic-er2-market-disruptor/
https://www.audiosciencereview.com/forum/index.php?threads/etymotic-er2xr-review-iem.29818/
http://quwa.fc2web.com/Audio-110.html

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ゲーム
ラジオ
接続対象
オーディオ

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妻怖いさん

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満足度5
デザイン4
高音の音質5
低音の音質4
フィット感4
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性5

 接触不良のため長らく眠っておりました。久しぶりに引っ張り出しダメもとであれこれしてると、なんと音が出ました! 久しぶりのエティモサウンドに感動しております。元々イヤホン沼に入るきっかけとなった本機。いま聴いても素晴らしい中高音、控えめだが締まりのある深い低音、最高です。
実は接触不良を起こした時にかわりにer4xrを購入しました。購入当初はer4srより好みでしたが、長く聴いていくとそれぞれの短所が見えてきました。xrは低音に引っ張られ少しキラキラした高音がくすんでしまっているようです。srは音源や再生機側によっては低音がスカスカになる場合もあります。
現在はdapをnw-wm1zm2に変え、ier-z1rと合わせて使っています。すっかりer4の出番はなくなっていましたが、er4srが直ってからはこちらにハマっております。濃密で空間表現力があるdapですが、意外とモニターイヤホンのer4シリーズは合います。とくにこちらのer4srは細部まで描ききるような繊細なサウンドですが、上流が良ければ良いほどそのポテンシャルを発揮しているようです。特にハイレゾ音源(ストリーミングではなくmora等の購入音源)をソースダイレクトで聴くとier-z1rにも引けを取りません。 
少し前なら2万円代で買えた本機。純正ケーブルのままアンバランスで素晴らしいサウンドなのでリケーブルの必要もなし(いろいろなケーブルも試したが最初ばかりで結局純正にはかないません) コスパ抜群でおすすめです。
最後に注意点はスマホ直で聴いても本機の良さは全く出ません。雑な上流だとそのまま再生します。できるだけ良いdapと高音質な音源を用意して下さい。
あと最初は辛い方もいるかもしれませんが、イヤピは付属の三段キノコをおすすめします。たくさんイヤピがついて来ますが、こちらがいちばんポテンシャルを発揮できるかと思います。きっとそのうちに慣れます!

主な用途
音楽
接続対象
ポータブルプレーヤー

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奥流星さん

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扇風機・サーキュレーター
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満足度3
デザイン4
高音の音質3
低音の音質2
フィット感3
外音遮断性4
音漏れ防止4
携帯性4

【デザイン】
独特な円柱のようなデザイン、いかにもプロフェッショナル感のただようデザインで一味違う雰囲気を醸し出しています。

【高音の音質】
こちらのメーカーの特徴でもある高音ですが、確かにクリアなサウンドかもしれませんが、正直なところ長時間聞くのも辛くなるような"痛い"サウンドです。レコーディングなどのモニター用であれば音の分離が良い面が役立つかもしれませんが、個人的には面白みを排除しきったサウンドといった印象。

【低音の音質】
低音はタイトすぎて感じにくいです、ジャンルによっては曲の魅力を半減させることになるでしょう。

【フィット感】
フィット感は申し分ないです、ただ、円柱のような長細い形状が事あるごとに触れやすく引っかかって落ちるとい事がよく起きます。

【外音遮断性】
遮断性は高め、フィット感は強めなので外音は気になりません。

【音漏れ防止】
こちらもほとんど問題はありません。

【総評】
高品質なイヤホンの中でも独自路線を行くイヤホンですが、合わない人はまったく合わない可能性があります。楽しく音楽を聴くというより、いかにタイトなサウンドで音を聞きたいなんて人にはおすすめかもしれません。

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gugan6182さん

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満足度5
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高音の音質5
低音の音質4
フィット感5
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性5

音量は最近の機器であれば十分に取れる。
これ以上どこかの帯域を押し上げると耳にダメージがくる。
4Sの高音も結構危険水域だった。
4Sと比較して低評価を付けている人は、個人的には心配になる。
これ以上「いい」音を求める行為は、耳を痛めつけるのと引き換えに刺激を得ようとすることなのではないだろうか。

中低域のうねりもきちんと出ている。ここは明らかに進化と言っていい。
ケーブルが柔らかくなって取り回しも向上。

主な用途
音楽
ゲーム

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進撃の関西人さん

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満足度5
デザイン5
高音の音質5
低音の音質4
フィット感4
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性4

【環境】
Fiio X5 3rd + Fiio A5 → 音源 : FLAC

リケーブル : FI-CABF12A

【音質】
 解像度が非常に高いです。その代償としてなのか、低音の量が非常に少ないです。量が少ないだけで、かなりの低域まで確かに鳴っているのですが、他のイヤホンに比べて圧倒的に量が少ないです。低音が少ないことにより迫力が不足するのは否めません。
加えて、非常に平面的なサウンドになっています。耳の奥まで差し込む装着方法によって、音が非常に耳の近くで鳴るので、音場が非常に小さくなってしまう事が原因の一つかと思います。
 しかし、私はこのイヤホンより音楽を“聴く”ことに特化したイヤホンは無いのではないか?と考えています。
 このイヤホンで音楽を長時間BGM感覚で”聞く”のは良くないです。解像度が高く、耳にも負担がある装着方法なので疲れます。
 しかし、このイヤホンで音楽を”聴く”とどんな音でも拾えるのです。
 低音から高音域までほとんど色付け・味付けがされてませんが、高音はどこまでも伸びます。金属音はリアルに響きます。
 解像度が非常に高く、耳の近くで鳴らすので全ての音が聴こえます。

 何でも聴こえる解像度・素材を活かす音・低音かなり少なめ・音に厚みが少ない・迫力が少ない・どこまでも伸びる高音

 などがこのイヤホンの音質のキーワードです。
 圧倒的過ぎる長所のせいで、全てがこれでいいんだと思えて来て、短所が短所でなくなるという意味の分からないイヤホンです。(褒め言葉)

【使用感】
 付属のケーブルは非常に長くて重く、持ち歩くのには不便でした。
 リケーブルしてからは装着感も良くなりました。
 このイヤホンの長所は圧倒的な遮音性の高さでもあると思うので、ぜひリケーブルして外で使ってみて下さいね。
 付属の透明イヤーチップが耳にフィットするのですが、すぐに劣化して黄ばみが発生してしまいます。

【まとめ】
 このイヤホンを購入するにあたっては、試聴が必須だと思います。
 メイン機として付き合うには、他機種のような低音を捨てられるか・独特な装着感にずっと向き合えるか・このイヤホンで音楽を楽しめるかなどを考慮する必要があると思います。
 解像度が高くて何でも聴こえる事が必ずしも音楽を楽しむこととは結びつきません。
 しかし、私はこのイヤホンと出会ってから音楽を非常に楽しむことができています。
 伝説の機種の正統後継機ですから、伝説に触れてみたい方は是非試してみてください。

主な用途
音楽
接続対象
ポータブルプレーヤー

参考になった8人(再レビュー後:8人)

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tam-tam17701827さん

  • レビュー投稿数:173件
  • 累計支持数:1842人
  • ファン数:32人
満足度5
デザイン3
高音の音質5
低音の音質5
フィット感5
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性3

【デザイン】
デザインに関しては特に言及すべき点はありません。
【高音の音質】
高解像度、リファレンスモニターとして最高のイヤホン。
前機種と比較して魅力が無くなったとの多数のレビューを散見するが個人的にはそのような印象は受けません。
【低音の音質】
前機種と比較して明らかに低音は改善されてます。
低音には不足は感じません。
よってXRは無用な産物としか思えない。(決してXRが良くないという事では有りません。詳しくない後述します)
【フィット感】
フィット感は素晴らしいが装着感は悪いとしか言えない。
【外音遮断性】
Shureをも凌ぐ最高レベル。きちんとした装着が行われていれば下手なノイズキャンセリング機能をも凌ぐ!
【音漏れ防止】
きちんとした装着時は音漏れ皆無に等しい!
【携帯性】
特に言及すべき点はありません。
【総評】
ユーザー視点を考え、低音強化モデルとフラット標準モデルの2タイプを用意したのが最大の誤算。
これはメーカー側の配慮であるので特に悪い訳では無いのですが結果的にユーザー側はどちらを購入して良いのか即決が出来ない状態にさせてしまった。
もともと前モデルER4Sでも低音が弱過ぎると散々叩かれていたのでメーカーサイドでもこの点を無視出来なかったと思われます。
しかし前モデルER4Sでもきちんと装着出来ていれば低音不足を特に感じないレベルでした。
装着は大変苦痛を伴う方も多数いらっしゃったと推測します。
当時のレビューでも激痛が走るとか、酷いものになると耳から出血、というものまでありましたから。
多少の苦痛は伴うものですが中には鼓膜に刺さってしまうのではないか?という恐怖で深く入れる事が出来ない方も居ましたから。
耳の内部は個人差はあれど大変敏感な部位ですのでまともに装着出来ていた方はかなり少数だったと思いますね。
そういった方々は当然の如く低音が少ない、弱いと言う訳なのでイヤホンの構造上仕方の無いものという認識でいます。
私自身も当初きちんと装着出来ていなかったようでやはり低音不足というか音質そのものに不満を感じていましたし。
しかし、ER4Sのきちんとした装着方法というものが動画で確認出来る様になり、自身の装着が不完全であった事も確認出来ました。
耳を後ろに引っ張りながらもうこれ以上は挿入出来ない、というところまでイヤホンを入れなければならないので、これは耳に敏感な人には無理だな、と思ったくらいなので。
メーカー側が推奨する正しい装着が出来ていれば低域の不足は感じることは全く無く極めてフラットなのには驚きましたし。
発売から20年近く経ってようやく後続機種が発表されましたがドライバーは新しくなったものの再生周波数帯域は20~16,000Hzと全く同じまま。
この間にもメーカー側は様々な試行錯誤を繰り返したらしいです。マルチBAも試作したがクロスオーバーがネックになり、結局マルチBAの優位性を見いだす事が出来なかったと開発者は語っています。
20~16,000HzというのはBAドライバーの限界では無くあえてネットワーク処理で16,000Hzでカットしているそうです。
これは極めて良好な音として捉えた場合16,000Hz以上の音もドライバーは再生出来るが音質として不満があると言う事らしいです。
少しでも音質に不満があるのであればそのまま再生するよりもカットしてしまった方が良いとの事を語ってましたね。
素晴らしい開発者であるとは思うのですが、開発者と企画者は違います。
同じメーカーでも様々な担当の方が居ますから、ユーザーに不満が多い低域の問題を責められたのでしょう。
低域側にシフトすれば高域側をさらに削る事になるのでこれは一つのモデルで解決出来ないという落とし所になってしまったと推測されます。
ER4Sの正当後続機はER4SRです。非常にフラット。ドライバーの進化とともに解像度も増しており原音再生率も著しく向上しています。
ところが低音不足を叩かれるのを恐れてか低音強化モデルも作ってしまいました。
低音はたしかに増してますがフラットではありません。再生周波数帯域が全く一緒なので余計なイコライザーなどで増幅させているとしか考えられません。
余計な回路を通す事で確実に音質は劣化します。
また、真面目に視聴した方も実際視聴した事で迷いが生じるでしょう。
SRのが良いとは思うがXRのが確かに低域は出ている。XRは低音は出ているがフラットという視点からみるとSRに軍配が上がる。
こんな感じでユーザー側に選択肢を委ねる事で即決できなくしてしまったのです。これは想定外の大誤算でしょう。
ユーザーサイドに配慮したつもりが仇となってしまいました。
ER4Sの時はいくら低音に不足があると叩かれても選択肢が無い以上そこは承知で購入するしかありませんから即決で購入出来たのです。
実際この後続機が発表された時は低音強化モデルの追加は歓迎されましたが瞬く間に失速してしまいました。
今、様々な個性のイヤホンが出揃っている現在、この価格帯でこのイヤホンを購入検討される方は非常に少ないと考えます。
ハイレゾ対応でない、狭い再生帯域、相変わらず改良されていない不快な装着感、中途半端なインピーダンス設定。
さらにER3SE、ER3XR、ER2SE、ER2XRとどんどん下位機種を投入している辺りメーカーサイドの大変な焦りが感じられます。
どうやったら売れるのかパニック状態になってる様子がありありと見えるではありませんか。
実際視聴しましたが本機は大変優秀なリファレンスモニターイヤホンとしてこれ以上のフラット特性は望めませんし、シングルBAとしての超高解像度イヤホンとしても最右翼に属するものです。
極めて忠実な原音再生を求めるならば本機はその最高峰であると確信を持って言えます。(ハイレゾ音源は無理ですが)
XRという余計な兄弟機を作ってしまった為思わぬ大誤算を生んでしまった本機ですが極めて優秀なイヤホンとして再考の余地有りです。
仕事として使用するならばこれ以上のイヤホンは存在しません。製作者の方、お勧めです!

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三嶋いずもさん

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高音の音質5
低音の音質4
フィット感5
外音遮断性5
音漏れ防止5
携帯性4

【デザイン】
先代よりも遥かにかっこよくなった。文字が入るだけでこんなに変わるんだなと。


【高音の音質】
艶やかかつ繊細な音を出す。女性ボーカルは艶やかに、男性ボーカルはクールに、電子音は耳に刺さるような感覚はなく、聴き疲れのない素晴らしい高音を奏でる。この高音は他のメーカーでは絶対に奏でることはできない。断言できる。中音域も薄れること無く、明瞭感のある素晴らしい音である。


【低音の音質】
低音は控えめだが、だからといって全く鳴らない訳ではない。HARDCORE TECHNOではそれなりにパンチの聞いた低音を奏でる。ずんずん鳴る低音ではなく、濃密で野太い感じの低音である。ずんずん系が好きな人はがっかりするだろう。でも、これこそEtymotic Researchの音である。


【フィット感】
3段イヤーピースだけでなく色んなイヤーピースがあるので、フィット感は完璧。


【外音遮断性】
ノイズキャンセリングよりもすごい。


【音漏れ防止】
よほど大音量じゃない限り漏れる心配はないだろう。


【携帯性】
SONYやゼンハイザー、SHURE等の高性能イヤホンより小さいので持ち運びも申し分なし。ケーブルもしなやか。


【総評】
これはイヤホンではない。音響神器である。色々なメーカーがハイレゾ対応していく中で、Etymotic Researchはあえて我が道を行くハイレゾ非対応でおまけにシングルアーマチュア。だが、それこそEtymotic Researchなのである。無駄な味付けはしない。おまけに今回はメーカー初のリケーブル正式対応なので、拡張性も備えている。これこそ本来あるべき音響機器の姿なのかもしれない。

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takayuki3939さん

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ソニーのNW-A45本体(約2万円)で装着すると、高音も低音も響きが全くなく、ソニーの純正イヤホンの方が断然良いです。田舎で近に専門店がなく試聴していなかった私が悪いのですが、これは酷すぎる。まだ、5000円のオーディオテクニカやBOSEのほうが良いです。3万円もして悔しいのでレビューしました。ご参考までに。

主な用途
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captainjapanさん

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並行輸入品で約30kととても高額な部類のイヤホンですが、買って全く後悔はありませんでした。サウンドハウスさんがメーカーの代理店をされてるそうで、オススメです。このイヤホンの真価を発揮するには、まず耳奥に突き刺すような装着感に慣れる必要があります。個人的にはこの装着感に不快感や痛みは一切ありませんが、個人差があると思うので試聴をお勧めします。

音質に関して、iPhone直挿しでも圧倒的な解像度の違いを感じられます。高音域の煌びやかさが同メーカーのHF5シリーズと比較しても段違いです。DAPでAAC256kbpsとFLACを当機種で比較したところ、シンバルなどの高音域に注目して聴くとすぐ違いが分かりました。ダイナミック型のイヤホンを愛用されてる方には、最初は低音が出ないスカスカで、冷たく暗い音に聴こえるかもしれません。この機種はスタジオリファレンス用であり、そこらのリスニング用のイヤホンとは別物と考えた方が良いです。音楽の音情報を冷徹なまでに伝えてくれるマシンなのです。イメージですが、音楽をおそばに例えるとこの機種では高級ざるそばを、同価格帯の他のリスニング用イヤホンでは美味しい天ぷらそばを味わえる感覚です。(笑)

あと、間違いなくポタアンやアンプに繋いだ方が元気に鳴ります。特に低音が元気で、聴き分けがよりはっきりできるようになった印象です。リケーブルも可能ですが、mmcx端子がL字型のものでないと耳から噴水が出てるような状態になります。(笑) Finalのf7200のケーブルが合うので、リケーブルしてみましたが音質面ではどこまで影響があったかあまり実感できていません。mmcx端子を何度も抜き差しして比較するのは怖いです。(笑) 付属のケーブルは1.5mと少し長く、結構重さもあって分岐前のケーブルも太めです。上記のリケーブルをしてから取り回しと装着感が上がりました。イヤーチップは付属の透明三段フランジが僕には一番合いました。耳穴をきっちり塞げる大きさのものを選ばないと低音が逃げてスカスカになります。クリプシュの二段フランジLも試しましたが、僕には小さすぎました。付属の透明三段フランジですが、すぐに黄ばみが目立ってしまいます。二ヶ月もすれば交換が必要です。洗っても落ちません。僕は外出時だけ新品に取り替えて使っています。

ゴージャスなサウンドでは決してなく、迫力が少し足りないところもあります。分解能は高いですが音場は狭く頭の中で鳴ってるような感覚です。しかし、間違いなく唯一無二の解像度と正確さを持っています。これに慣れると、他ではボーカルに膜が被さってるように聴こえます。狭い音場が女性ボーカルと相性が良いと思います。脳内で直接歌われてるような感覚になります。ぜひ、お気に入りの女性アーティストで聴いてみてくたざい。エロさすら感じます。(笑) 間違いなく最高のイヤホンのひとつだと思います。

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Chandlarさん

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hf5を2年、ER4Sを2本(保証で取り替えたのも含めると4本)で4年、合計6年ほど使ってきました。
SUREもアルティメットイヤーズもソニーもパイオニアも、5万クラスで4Sと同等だと思います。
今回、視聴なしでER4SRを購入。


○視聴環境
cowon J3(昔、4Sを唯一単体でそこそこ鳴らせるDAPだった為)
waveファイル
エージング済
DAP のエフェクトは全てオフ。(エフェクトをかけたり帯域をいじったりして自分好みの音を聴く人に、エティモの魅力はわからないと思います)


○音質
4Sより楽器が独立して聴こえる。4Sは楽器も声もくっついているような印象だったので、4SRが標準的な3万前後のイヤホンの音場だと思います。

ボーカルの声がより綺麗になった。これまで聴こえなかった音が聴こえる。エティモの澄んだ音です。

シンバルの高音やボーカルのサ行の音が異常に刺さる。(音楽を聴くに耐えないレベル)
→家電量販店で2万〜15万円クラスのDAPで視聴しても同様の結果。
特に値段の高いDAP では、綺麗な低音〜中音と、割れた高音の差が顕著です。


音の総評: 高音域の初期不良として、サウンドハウスに対応依頼中です。

僕はER4Sを散々聴いていたので音を比較できますし、モスキート音を聴けるなど、それなりに耳には自信があります。

このイヤホンを3万円で買っている他のレビュアーの方々も同様に信用できると思います。

そして他の高評価なレビューや、以前に持っていたER4Sの音と比較して、僕の手元に届いたER4SRの音は正常ではないと確信しています。

よって、音のレビューはまた後程行います。



○ケーブル
非常に扱いやすくなり、タッチノイズも減りました。
といっても、4Sが極太ケーブルだっただけで、これが普通です。

○イヤーピース(3段キノコ)
他にも指摘してる人がいますが、わずかに薄くなりました。遮音性が下がり、装着感は上がってます。
付けられるなら、4Sのものに替える予定。

○価格
3万円は高い。
4Sが過去にサウンドハウスで15000円くらいまで下がったことを考えると、高いです。
しかしオンリーワンの澄んだ音なので、他のメーカーを買う選択肢はないです。

○総評
全体的に4Sよりパワーアップしたと思いますが、他社製品の標準的なメリットを取り入れたことにより、個性は感じにくくなったと思います。

本来の音はおそらくER 4Sの上位互換だと思うので、後にレビューを書き換えます。
今はサウンドハウスの対応を待ちます。

主な用途
音楽
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