『スポーティなクーペボディこそAMGモデルに最適』 メルセデスAMG C AMG クーペ 2016年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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『スポーティなクーペボディこそAMGモデルに最適』 松下宏さん のレビュー・評価

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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度3
エクステリア4
インテリア4
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地4
燃費2
価格2

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スポーティなクーペボディこそAMGモデルに最適

メルセデス・ベンツは、メルセデスブランドの下にメルセデス・マイバッハとメルセデスAMGがぶら下がる形でブランドの拡充を図っている。これによって超高級車ブランドとしては失敗したマイバッハを量産される高級車ブランドとすることに成功したほか、メルセデスAMGもプレミアム志向のユーザーに幅広く対応できるモデルを目指している。

これに合わせてメルセデス・ベンツ日本は、AMG43シリーズのエンジンをCクラスを中心とするさまざまなモデルに一気に搭載してきた。

メルセデスAMG C43 4MATICクーペもそのひとつで、メルセデス・ベンツ日本が千葉市のザ・サーフオーシャンテラスをベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。

メルセデスAMG C43 4MATICクーペの概要はボディタイプに関する部分を除くと、メルセデスAMG C43 4MATIC(セダン)やメルセデスAMG C43 4MATICステーションワゴンと基本的に共通なので、エンジンやトランスミッション、足回りなどについては、セダンやステーションワゴンの記述を参考にしてほしい。

ちなみに、AMGモデルのグレードモデル名の表記は、かつてはV型8気筒エンジンを搭載したC63など、2桁の数字がエンジンの排気量を示す数字として使われてきたが、現在では動力性能のレベルを示す数字として使われている。

たとえばAクラスにはA45というモデルがあり、これには2.0Lのツインターボ仕様エンジンが搭載されているが、このエンジンの動力性能は3.0Lのツインターボ仕様であるC43を上回っているため、モデル名を示す数字が大きくなっている。排気量と動力性能の数値が逆転する形になっているわけだ。

C43クーペに搭載されるV型6気筒3.0Lのツインターボ仕様エンジンは、ブルーダイレクトと呼ぶ直噴エンジンにふたつのターボを装着し、これにさまざまなAMGテクノロジーを盛り込むことで、270kW/520N・mの動力性能を得ている。

セダンやステーションワゴンで書いたように、ピュアなAMG仕様エンジンとは違うのだが、AMGを名乗るだけの性能を持ち、豪快な加速フィールが味わえる圧倒的な加速性能を持つ。高回転まで回したときのパンチ力は凄いが、それを存分に発揮できるシーンは日本の道路交通環境の中にはない。

クーペボディの外観デザインは見るからにスタイリッシュなものだ。今ではほとんどのメルセデス・ベンツに採用されるようになったフロントグリル中央のスリー・ポインテッド・スターも、クーペボディにこそ似合うものといっていい。

エアロパンパーやトラックリッドのリップスポイラーなどは、AMGモデルとしてはやや控えめな印象ながら、サイドスカートなど合わせてスポーティさを感じさせるものである。19インチのマルチスポークアルミホイールもAMG専用のものだ。

インテリアはタイトなコクピット空間が作られていて、本革シートやAMGCスポーツステアリングなどが装備されて標準のCクラスクーペとの違いが設けられている。

2ドアで乗車定員も4名にとどまるクーペは実用性の面ではあまり期待が持てない。4名乗車が可能といっても実質的には2人で乗るクルマである。このように考えると、クーペは非日常的なボディタイプなのだが、だからこそAMGモデルのような走りに特化したスポーツモデルが良く似合う。逆にいえば、AMGモデルに最適なのがクーペボディなのだ。

1台所有では難しい面があるが、複数所有の2代目以降のクルマとして、メルセデスAMG C43 4MATICクーペは十分に意義のあるクルマだ。それが900万円強で買え、ほとんどオプションを装着しなくてすむのだから、買えるユーザーにとってはリーズナブルなものとなる。

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※プロフェッショナルレビューは「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」の集計には含まれません。

メルセデスとAMGをつなぐ中間的な存在ながら走りは豪快

AMGはマイバッハとともに、メルセデス・ベンツのサブブランドとして位置付けられ、新しくメルセデスAMGの名前を付けて販売されるようになった。これにタイミングを合わせるように、43シリーズのエンジンをCクラスを中心にさまざまなモデルに一気に搭載してきた。その中でC43 4MATIC(セダン)は、2015年にC450の名前で販売されたモデルが、マイナーチェンジによってC43に変わった形である。

メルセデスAMG C43 4MATICには、メルセデス・ベンツ日本が千葉市のザ・サーフオーシャンテラスをベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。

Cクラスには、格段にパワフルなV型8気筒ツインターボ仕様エンジンを搭載したC63もラインナップされているが、これに対してC43はより現実的なAMGモデルである。とはいえ1000万円級の価格は誰にでも手の届くクルマではない。

従来からある豪快な走りのAMGと、標準のメルセデス・ベンツをつなぐ中間的なモデルとして位置付けられるのがC43であると考えたら良い。

中間的といっても外観デザインなどはAMG仕様のものが用意される。専用のフロントスポイラーやリヤ&サイドスカートが装着され、大きなエアインテークのあるフロントスポイラーが見るからに迫力を感じさせる。ハイグロスブラックのAMGツインスポークアルミホイールもC43の特徴となる部分だ。

搭載エンジンはV型6気筒3.0Lのツインターボ仕様だ。ブルーダイレクトと呼ぶ直噴エンジンにふたつのターボを装着し、さまざまなAMGテクノロジーを盛り込むことで、270kW/520N・mの動力性能を得ている。

極めてパワフルなエンジンではあるが、ピュアなAMG仕様エンジンとは少し違っている。というのは、AMG仕様のエンジンは一人のマイスターが一機のエンジンの組み立てを担当するワンマン・ワンエンジン方式を採用するのが普通だが、このエンジンはラインで量産されるからだ。

これによって量産が可能になるほか、コストダウンも図れるわけで、比較的手頃な価格が設定されているのもそのためだ。ただ、量産エンジンではあるものの、AMGの手によるエンジンであるも確かで、270kW/520N・mの動力性能は文字通り圧倒的なものといえる。

C43を走らせようと、停車状態からスターターボタンを押すと、ブォンという空吹かしが入る。これはちょっと大きめの音で状況によっては気恥ずかしくなることもある。アクセルを踏み込んで走り出すと、豪快な排気音とともに強烈な加速が伸びていく。このサウンドはAMGエグゾーストシステムによるもので、AMGモデルならではと言っていい。

またこのエンジンは実にフレキシビリティに富んだエンジンである。270kWの最高出力を5500〜6000回転で発生するというやや高回転型のエンジンという側面を持つと同時に、520N・mの最大トルクは2000〜42000回転という低い回転数から幅広い回転域で発生するからだ。

高回転まで回したときのパンチ力は当然ながら凄いものがあり、同時に低速域でもトルクフルで扱いやすいエンジンとされている。Dレンジのままで走らせると、組み合わされる9Gトロニックが早めにシフトアップしていくが、その変速フィールは滑らかそのものだ。

強くアクセルを踏み込めば、あっという間に制限速度に達してしまい、日本の道路交通環境の中ではC43の性能を存分に味わいつくすことはできないが、余裕ある動力性能を持つクルマの魅力は味わえる。

ただ、シフトプログラムは欧州仕様のままで日本に持ち込まれていて、Dレンジで自動変速に任せていると時速100kmで走っても9速に入らない。時速80kmなら7速で走っている。日本向けには専用のチューニングを施し、より低い速度域で最も燃費の良いギアを使えるようにして欲しいものだ。

乗り心地は相当に硬めながら、AMGダイナミックセレクトでECOやコンフォートの走行モードを選べば、前後異サイズの19インチのスポーツタイヤとは思えない快適な乗り心地が味わえる。走行モードはダンパーだけでなく、エンジンのレスポンスやステアリングの操舵力なども変えるものだ。ちなみに走行モードはほかにスポーツとスポーツ+のモードが設定されている。

またC43シリーズはSLCを除いた各モデルが4MATIC仕様とされていて、4WDであることによる走りの安定性が高いレベルにある。特に高速走行時のスタビリティの高さは大きな安心感につながる。高性能エンジンの搭載車にふさわしい安定性といっていい。

標準のCクラスで物足らず、差別化されたCクラスでパフォーマンスを楽しみたいと考えるユーザーのためのクルマである。

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新車価格帯:969〜1452万円

中古車価格帯:547〜1198万円

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