Sound BlasterX G5 SBX-G5
S/N比120dBのDACを搭載したヘッドホンアンプ

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2018年3月7日 19:08 [1025882-2]
満足度 | 4 |
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安定性 | 5 |
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音質 | 5 |
機能性 | 4 |
入出力端子 | 2 |
付属ソフト | 4 |
長々とした文章になりますがご容赦ください。
【環境】
Windows10 64bit Ver1709 build16299.248(FallCreatorsUpdate)
ヘッドホン ATH-A500(64Ω) / SW-HP01(40Ω) にて使用
【外観/造り】
外観は黒くどっしりとした重厚感がありますが持ってみると結構軽いです。
裏一面はゴムシート張りになっており、若干コードを引っ張る形になっても
その場に食いついてくれます。
通電するとXの字のロゴとボリュームノブ周りが淡く赤く光ります。
【安定性】
すべて正常に機能し、トラブルには一度も逢っていません。
本体が人肌より暖かい程度に発熱しますが熱による影響も見受けられません。
【音質】
とても良いです。無音状態でのホワイトノイズはありません。
普段聞いている圧縮音楽でもこんな音が含まれていたんだと
再発見があるくらい良く鳴らしてくれます。低音が強めなのと高音のサ行がやや
耳に刺さることがありますが、こうした音の「傾向」は各種調整で自由に変えら
れるので音質としての評価に含めません。
サイドスイッチのGainをLowにしてヘッドホン出力端子に接続していますが、
それでも大きすぎるくらいの音量でした。(64Ω)
Highを選択できることも考えると抵抗の高いヘッドホンでも問題なさそうです。
マイク入力もほとんどノイズが認められませんでした。安物のピンマイクなだけ
にここまでノイズが乗らないことに驚いています。
※MBのDAC専用USBポートにて接続のためノイズ評価は個人差があります。
ノイズが心配な方は電源品質、タコ足配線、GNDループなどを見直すことで
USB 5Vラインの安定化を図りましょう。
【機能性】
サイドスイッチにて3つのプロファイルの切り替え、ScoutModeの有効無効、
ヘッドホン端子の出力ゲインLow/Highの選択ができます。
私自身は切り替えたいプロファイルも無いため使用していませんが、
ボタンは周囲より窪んだ位置にありけっこう押しづらいです。
ScoutModeを頻繁に使うのであれば、このボタンを使用するよりは
Acoustic Engine Proの設定でホットキーを割り当てて使用すると良いでしょう。
音をパススルー出力させるダイレクトモードやスピーカー/ヘッドホン
といった出力構成の設定はどうやらG5のグローバルな設定として扱われるようで
プロファイルの切り替えで変更することはできません。
同様にライン/ヘッドホンといった出力先選択も設定などで切り替えできず、
ヘッドホン端子にプラグが物理的に刺さっているかで出力先が決まります。
スピーカー(ライン出力)とヘッドホンを刺しっぱなしで切り替えたかったので
ここは非常に残念です。
ボリュームノブは若干硬めの無段階式でどこまでも回ります。
あくまでWindowsの音量スライダーと連動するだけのボリューム調節ノブなので
ゲインを調整する場合はイコライザーの出力レベルを使うと良いでしょう。
バーチャルサラウンドは前後の違いをはっきり認識できるほど立体的です。
ただし、前世代のSBXシリーズと比較してやや定位が甘くなった気がします。
方向の聞き分けは自然にできているので大きな問題には感じませんでした。
SoundBlasterシリーズ特有のサラウンドとステレオが同居しても
綺麗にまとまるバランス感は健在です。
ドライバが無い状態では2chデバイスとして認識されるため、おそらくPS4では
バーチャルサラウンドは機能しないと思われます。
専用ソフトウェアのインストール時にエクストラオプションを含めることで
ASIO出力が可能になります。再生リダイレクトも使用可能です。
主にゲーマー用デバイスとしてのG5ですが、後述のVoiceFXも相まって
配信用途にも向いていそうです。
【入出力端子】
ヘッドホン出力、ライン(光)出力、ライン(光)入力、マイク入力、
MicroUSB(PC/PS4用)、ダウンストリームUSBtypeA(ハブのようなもの)
以上の6ポートがついています。USBを除くいずれもステレオミニプラグで
光入出力は同アナログ入出力と排他仕様となっています。
光入力については多チャンネルをサポートしていません。
また、ラインとヘッドホンの同時出力はできません。
端子の豊富さに対して制約が多く、この項目は厳しく評さざるを得ません。
【付属ソフト】
ドライバおよび設定ソフトはAcoustic Engine Proとしてリリースされています。
CreativeおなじみのSurround、Crystalyzer、Bass、SmartVolume、DialogPlus、
ScoutMode、イコライザーなど好みの音作りに必要十分な機能が揃っています。
個人的に特筆したいのがVoiceFXです。
いわゆるボイスチェンジャーなのですが、ありがちなプリセットから効果を
選択するタイプだけにとどまらず声の成分を細かに調整して自分だけの声を
作ることが可能です。
【総評】
USB接続タイプのSoundBlasterシリーズはほとんどがAPOを通したソフトウェアに
よる処理で音の味付けをしています。
それに対しG5は専用ソフトで設定/記憶したプロファイルを内蔵プロセッサで
処理しているため、ドライバレスでも設定通りの音を出してくれます。
今時のPCにサウンド処理の負荷云々を問うことはあまり意味を成しませんが、
高負荷時であっても音飛びしにくいことやOSやゲームに依存せず使っていける
という貴重なデバイスであることはポイントが高いです。
端子類やプロファイルといったあらゆる「切り替え」の不満点はありますが、
音の良さとバーチャルサラウンドにどこまで納得できるかによると思います。
- レベル
- 自作経験豊富
- 重視項目
- その他
参考になった11人(再レビュー後:6人)
2017年5月4日 18:45 [1025882-1]
満足度 | 4 |
---|
安定性 | 5 |
---|---|
音質 | 5 |
機能性 | 3 |
入出力端子 | 2 |
付属ソフト | 4 |
長々とした文章になりますがご容赦ください。
【環境】
Windows10 64bit Ver1703 build15063.138(CreatorsUpdate)
ヘッドホン ATH-A500(64Ω) / SW-HP01(40Ω) にて使用
【外観/造り】
外観は黒くどっしりとした重厚感がありますが持ってみると結構軽いです。
裏一面はゴムシート張りになっており、若干コードを引っ張る形になっても
その場に食いついてくれます。
通電するとXの字のロゴとボリュームノブ周りが赤く光り、高級感が増します。
若干淡い光り方で刺すような眩しさはありません。
【安定性】
すべて正常に機能し、トラブルには一度も逢っていません。
本体が人肌より暖かい程度に発熱しますが熱による影響も見受けられません。
【音質】
とても良いです。無音状態でのホワイトノイズはありません。
普段聞いている圧縮音楽でもこんな音が含まれていたんだと
再発見があるくらい良く鳴らしてくれます。低音が強めなのと高音のサ行がやや
耳に刺さることがありますが、こうした音の「傾向」は各種調整で自由に変えら
れるので音質としての評価に含めません。鮮明さ精細さから★5としています。
サイドスイッチのGainをLowにしてヘッドホン出力端子に接続していますが、
それでも大きすぎるくらいの音量でした。(64Ω)
Highを選択できることも考えると抵抗の高いヘッドホンでも問題なさそうです。
マイク入力もほとんどノイズが認められませんでした。安物のピンマイクなだけ
にここまでノイズが乗らないことに驚いています。
(MBのDAC専用USBポートにて接続のためノイズ評価は個人差があります。)
【機能性】
サイドスイッチによるプロファイルの切り替え、ScoutModeの有効無効、
ヘッドホン端子の出力ゲインLow/Highの選択ができます。
何番目のプロファイルを使用しているかはスイッチ横に並ぶ3つの白LED
が点灯することで把握できるようになっています。
個人的にこれらを使うことはありませんが、数多くのゲームや映画に合わせて
ワンボタンでプロファイルを切り替えられるのはとても便利でしょうね。
ただこのプロファイルの切り替えについては制約があり、
ダイレクトモードの有効無効や出力構成をプロファイルで切り替えできない
ことや、出力構成の選択がヘッドホン端子接続時はヘッドホンのみ、
ライン出力時はスピーカーのみしか選択できないといった自由度の低さが
ところどころに見受けられました。
(ライン出力だけはヘッドホン扱いするオプションが用意されています)
機能の多さに反してそれほど柔軟ではない分評価は低めです。
ボリュームノブについては若干硬めの無段階式でどこまでも回ります。
すこし触れて誤爆するようなことはなさそうです。
ただ、内部でアナログ的にボリュームを調整しているわけではないようで、
おそらくPS4などで継続的なボリューム設定をしたい場合はイコライザーの
出力レベルで調整をするほうがいいのかもしれません。
録音デバイスとして再生リダイレクトが使用可能です。
主にゲーマー用デバイスとしてのG5ですが、後述のVoiceFXも相まって
配信用途にも向いていそうです。
ASIO出力も可能です。
【入出力端子】
ヘッドホン出力、ライン(光)出力、ライン(光)入力、マイク入力、
MicroUSB(PC/PS4用)、ダウンストリームUSBtypeA(ハブのようなもの)
以上の6ポートがついています。USBを除くいずれもステレオミニプラグで
光入出力は同アナログ入出力と排他仕様となっています。
光入力については多チャンネルをサポートしていません。
ヘッドホン端子に接続するとライン出力が自動でミュートになります。
これに合わせてソフト側の出力構成もスピーカーからヘッドホンへと
自動で切り替わります。
惜しむべきはラインとヘッドホンの同時出力が不可能という点と、
スピーカーとヘッドホンの切り替えがヘッドホンミニプラグの物理的な
抜き差しによってしか行えない点です。
端子類がいくら豊富であったとしても、それを実使用する上でいくつも制約が
ついてまわることからこの項目は低めに厳しく評さざるを得ません。
【付属ソフト】
ドライバおよび設定ソフトはAcoustic Engine Proとしてリリースされています。
CreativeおなじみのSurround、Crystalyzer、Bass、SmartVolume、DialogPlus、
ScoutMode、イコライザーなど好みの音作りに必要十分な機能が揃っています。
個人的に特筆したいのがVoiceFXです。
いわゆるボイスチェンジャーなのですが、ありがちなプリセットから効果を
選択するタイプだけにとどまらず声の成分を細かに調整して自分だけの声を
作ることが可能です。
【総評】
USB接続タイプのSoundBlasterシリーズはほとんどがAPOを通したソフトウェアに
よる処理で音の味付けをしています。
それに対しG5は専用ソフトで設定/記憶したプロファイルを内蔵プロセッサで
処理しているため、ドライバレスでも設定通りの音を出してくれます。
今時のPCにサウンド処理の負荷云々を問うことはあまり意味を成しませんが、
高負荷時であっても音飛びしにくいことやOSやゲームに依存せず使っていける
という貴重なデバイスであることはポイントが高いです。
端子類やプロファイルといったあらゆる「切り替え」の不満点はありますが、
この音の良さと仮想サラウンドにどこまで納得できるかによると思います。
仮想サラウンド自体の評価はお手持ちのヘッドホンとAcoustic Engine Liteで
体験できるのでG5の購入を検討されている方はそちらを試してから決めるのも
良いかもしれませんね。
- レベル
- 自作経験豊富
- 重視項目
- その他
参考になった5人
「Sound BlasterX G5 SBX-G5」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2019年9月15日 20:20 |
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2018年8月5日 21:29 |
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2018年4月25日 03:39 |
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2018年3月7日 19:08 |
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2018年3月5日 14:49 |
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2018年2月19日 14:27 |
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2018年1月13日 18:52 |
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2017年8月24日 19:04 |
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2017年1月24日 21:37 |
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2016年11月14日 01:27 |
サウンドカード・ユニット
(最近3年以内の発売・登録)






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