HD-AMP1
- USBインターフェイスデバイスを搭載し、最大11.2MHz DSDと384kHz/32bit PCMの入力に対応した、プリメインアンプ。
- フロントパネルにUSB-A端子を備え、パソコンやNASを使用せずにハイレゾ音源を再生できる。
- 電圧増幅アンプとHDAM-SA2によるディスクリート出力バッファーアンプで構成されたヘッドホン専用アンプにより、勢いのある再生音を実現する。
<お知らせ>
初期生産品において、付属のリモートコントローラーを使ってボリュームを操作した際、ごく稀に音量コントローラーが正しく動作しないことが判明いたしました。詳しくはメーカーページをご覧下さい。

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2016年9月13日 00:21 [959946-2]
満足度 | 1 |
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デザイン | 2 |
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操作性 | 3 |
音質 | 2 |
パワー | 3 |
機能性 | 3 |
入出力端子 | 3 |
サイズ | 4 |
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既存のM−CR603との比較です |
マランツのデジタルコンポ「M-CR603」と、ハーベスの小型スピーカーの「P3ESR」を組み合わせて、日々音楽を楽しんでいるもの
です。スイッチング電源搭載のこの、HD‐AMP1に興味があって購入し、一定期間使ってみました。
【デザイン】
奥行が結構ありますが、正面から見た時のサイズ感や凝縮感はスマートで好感が持てます。筐体の質感も感じられます。
ただ、ボリュームやセレクターのノブのバランスやサイドのウッド調パネルがイマイチな印象で、見れば見る程奇異に、やや陳腐に
感じて来てしまいます。後述しますが、ここら辺のデザインに統一感が無い印象が、音質にも表れていると思いました。
【操作性】
フツーのプリメインアンプといった印象です。ややセレクターノブのクリックが軽く、心もとない印象があります。
背面端子も高級感があり、強度もありますから、ケーブルを変える際など楽しめるでしょう。
【音質】
本器はプリアンプ部とパワーアンプの前段部に、マランツご自慢のアナログ回路の、「HDAM」回路を搭載しており、最後の
パワーアンプにスイッチング回路を搭載しているそうです。
このスイッチングを使ったパワーアンプはとてもハイスピードな出音を得られる事が利点で、僕も好きな回路なのですが・・・
どうも、このHDAM回路とスイッチング回路とが、お互いの利点を阻害しあっているような音だと感じました。
複雑なHDAM回路を音楽信号が通る事で、音楽の情報の勢いが削がれます。その削がれた音楽情報をスイッチング回路で
素早く増幅している事から、どうもイマイチ出音の印象がチグハグな印象が常につきまといました。
コンサートのブルーレイなどを見ると一目瞭然なんですが、アーティストの動きや楽器を操作する映像とHD‐AMP1から出てくる
音楽に一瞬の間があるのです。それとか、力強く演奏しているのにその力強さがスピーカーから飛び出してこないというか・・・
クラシック音楽の秘めやかだけどもダイナミックな音楽の情報量も、画一的に小さくまとまる印象でした。
僕はバイオリン協奏曲が好みで良く聴くのですが、このHD‐AMP1ではバイオリンの高弦の判別がしにくいのです。
おそらく、HDAMで失われた音楽情報をハイスピードで増幅している為、バイオリンのねいろが余計に無味乾燥して聴こえるの
だと感じています。
これらの事から、チグハグなアンプだと僕は感じました。
【パワー】
音量だけは小さな筐体ながらいっぱしにある印象です。
ですが、音や音楽が飛んでこず、音量だけはありますので、どうしてもうるさく感じ、聴いていてまどろっこしくて物足りない
フラストレーションが溜まります。
こういったところも、重い古典的アンプの悪習を踏襲している印象です。
【入出力端子】
アナログ入力が二つ、光が二つ、同軸が一つ、あとはUSBのAとBが一つずつです。
ここらへんも、中途半端な印象です。
盤をかけるオーディオにはやや足りなく、デジタルにもいまひとつ、PCオーディオ向けとして見ても保守的過ぎると僕は感じました。
【総評】
新たなアンプをつくりたかったが、古い考えに囚われてしまった可哀想なアンプといった印象です。
アナログの苦手なところをデジタルがむき出しにしてしまったのです。
僕はマランツというメーカーは大好きです。
日本のオーディオメーカーでは、唯一世界的な視点と良い音を知っているメーカーだとも思っています。
だからこそ、このHD‐AMP1には期待していたのですが・・・
もし、次にデジタルアンプの後継機種をつくるとしたら、是非とも次はデジタルらしく割り切ってシンプルイズベストを極めた
アンプを出して欲しいです。
売れているレシーバーのアンプ部だけを取り入れて、プリメインに特化したアンプを出せば、おそらく今以上に売れるとは思います。
既存のアナログアンプが売れなくなるかも知れませんけれども。
マランツさん応援しています。これからもマランツの機器を買い続けるでしょう。
- レベル
- 上級者
参考になった32人(再レビュー後:32人)
2016年9月12日 22:55 [959946-1]
満足度 | 1 |
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デザイン | 3 |
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操作性 | 3 |
音質 | 2 |
パワー | 3 |
機能性 | 3 |
入出力端子 | 3 |
サイズ | 4 |
マランツのデジタルコンポ「M-CR603」と、ハーベスの小型スピーカーの「P3ESR」を組み合わせて、日々音楽を楽しんでいるもの
です。スイッチング電源搭載のこの、HD‐AMP1に興味があって購入し、一定期間使ってみました。
【デザイン】
奥行が結構ありますが、正面から見た時のサイズ感や凝縮感はスマートで好感が持てます。筐体の質感も感じられます。
ただ、ボリュームやセレクターのノブのバランスやサイドのウッド調パネルがイマイチな印象で、見れば見る程奇異に、やや陳腐に
感じて来てしまいます。後述しますが、ここら辺のデザインに統一感が無い印象が、音質にも表れていると思いました。
【操作性】
フツーのプリメインアンプといった印象です。ややセレクターノブのクリックが軽く、心もとない印象があります。
背面端子も高級感があり、強度もありますから、ケーブルを変える際など楽しめるでしょう。
【音質】
本器はプリアンプ部とパワーアンプの前段部に、マランツご自慢のアナログ回路の、「HDAM」回路を搭載しており、最後の
パワーアンプにスイッチング回路を搭載しているそうです。
このスイッチングを使ったパワーアンプはとてもハイスピードな出音を得られる事が利点で、僕も好きな回路なのですが・・・
どうも、このHDAM回路とスイッチング回路とが、お互いの利点を阻害しあっているような音だと感じました。
複雑なHDAM回路を音楽信号が通る事で、音楽の情報の勢いが削がれます。その削がれた音楽情報をスイッチング回路で
素早く増幅している事から、どうもイマイチ出音の印象がチグハグな印象が常につきまといました。
コンサートのブルーレイなどを見ると一目瞭然なんですが、アーティストの動きや楽器を操作する映像とHD‐AMP1から出てくる
音楽に一瞬の間があるのです。それとか、力強く演奏しているのにその力強さがスピーカーから飛び出してこないというか・・・
クラシック音楽の秘めやかだけどもダイナミックな音楽の情報量も、画一的に小さくまとまる印象でした。
僕はバイオリン協奏曲が好みで良く聴くのですが、このHD‐AMP1ではバイオリンの高弦の判別がしにくいのです。
おそらく、HDAMで失われた音楽情報をハイスピードで増幅している為、バイオリンのねいろが余計に無味乾燥して聴こえるの
だと感じています。
これらの事から、チグハグなアンプだと僕は感じました。
【パワー】
音量だけは小さな筐体ながらいっぱしにある印象です。
ですが、音や音楽が飛んでこず、音量だけはありますので、どうしてもうるさく感じ、聴いていてまどろっこしくて物足りない
フラストレーションが溜まります。
こういったところも、重い古典的アンプの悪習を踏襲している印象です。
【入出力端子】
アナログ入力が二つ、光が二つ、同軸が一つ、あとはUSBのAとBが一つずつです。
ここらへんも、中途半端な印象です。
盤をかけるオーディオにはやや足りなく、デジタルにもいまひとつ、PCオーディオ向けとして見ても保守的過ぎると僕は感じました。
【総評】
新たなアンプをつくりたかったが、古い考えに囚われてしまった可哀想なアンプといった印象です。
アナログの苦手なところをデジタルがむき出しにしてしまったのです。
僕はマランツというメーカーは大好きです。
日本のオーディオメーカーでは、唯一世界的な視点と良い音を知っているメーカーだとも思っています。
だからこそ、このHD‐AMP1には期待していたのですが・・・
もし、次にデジタルアンプの後継機種をつくるとしたら、是非とも次はデジタルらしく割り切ってシンプルイズベストを極めた
アンプを出して欲しいです。
売れているレシーバーのアンプ部だけを取り入れて、プリメインに特化したアンプを出せば、おそらく今以上に売れるとは思います。
既存のアナログアンプが売れなくなるかも知れませんけれども。
マランツさん応援しています。これからもマランツの機器を買い続けるでしょう。
- レベル
- 上級者
参考になった0人
「HD-AMP1」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2021年8月28日 20:42 |
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2021年6月24日 18:58 |
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2021年3月31日 22:22 |
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2020年7月3日 20:13 |
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2020年5月24日 17:12 |
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2020年2月25日 04:14 |
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2019年12月30日 02:31 |
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2019年9月29日 12:26 |
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2019年7月15日 23:43 |
プリメインアンプ
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