『ガソリン車に比べ走りの質感に優れるが価格は高い』 レクサス RX ハイブリッド 2015年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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『ガソリン車に比べ走りの質感に優れるが価格は高い』 松下宏さん のレビュー・評価

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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

満足度3
エクステリア4
インテリア5
エンジン性能4
走行性能4
乗り心地4
燃費5
価格2

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ガソリン車に比べ走りの質感に優れるが価格は高い

レクサスRXのハイブリッド車450hは、RXの中での売れ筋モデルだ。ハイブリッドによる低燃費によってエコカー減税が受けられることから、ガソリン車の200tよりも多く売れ、RXの販売の6割以上がハイブリッドという状況だ。

今回が4代目となるRXのハイブリッド車450hには、レクサスがヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルをベースに開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードはRX450h“Fスポーツ”とRX450h“バージョンL”(FF)の2台だ。なお、ガソリン車のRX200tについては別に項目が立てられているのでそちらを参照して欲しい。内外装のデザインなどはそちらに書いてあるので、このハイブリッドの項では省略している。

RXのボディはまたひと回り大きくなった。かつてはレクサスのSUVといえばRTXだけだったが、今では下にNXが存在し、上級にはLXが存在して日本でも販売されるようになったため、中間に位置するモデルとしてのサイズである。いずれにしても、フルモデルチェンジをするときにはクルマを大きくしなければならないという既成概念から逃れられていないクルマである。このボディサイズや5.9mの最小回転半径は日本では扱いにくいのも確かである。

内外装のデザインはレクサスブランド車らしい高級感を備えていて、ハイブリッド車には専用のバンパーロアガーニッシュが採用されるなど、ガソリン車との差別化が図られている。内装では、メーターがハイブリッド車専用のタコメーターのないタイプになることなどが相違点だ。

RX450hに搭載されるのは、V型6気筒3.5Lの2GR-FXSの自然吸気DOHCエンジンと、6JM型の電気モーターの組み合わせだ。4WD車ではリヤに2FM型のモーターも加わる。エンジンが193kW/335N・mのパワー&トルクを発生し、モーターはフロントが123kW/335N・m、4WD車用のリヤは50kW/139N・mを発生する。システムとして発生できるのは230kWである。燃費は18.8km/Lで、ガソリン車に比べると格段に優れた燃費を実現する。

動力性能はガソリン車よりもハイブリッド車のほうが優れているのだが、実際に走らせた印象はハイブリッド車のほうが明確に優れているというほどではない。これはハイブリッド車がざっと150kg程度重くなるほか、トランスミッションが電気式CVTで走りのダイレクト感に欠けることなどが影響している。

思い切りアクセルを踏み込めば相当な加速が得られ、重量級のボディを力強く押し出していくことになるのだが、意外なことにそれがスポーティという印象を与えない。これはハイブリッドならではの電気式CVTによる切れ目のない伸びやかな加速ではあるものの、6速ATが変速していく加速感とは異なるものであるため、スポーティな印象が薄められるのだろう。

発進時にはモーターだけで静かに走り出し、走行中にハイブリッドモードに切り替わってエンジンが始動した後も、全体的な静かさでガソリン車を上回っている。スポーティさが薄い分だけ走りの質感が高いというのがRX450hの全体的な印象だ。

“Fスポーツ”は、ある意味でメルセデス・ベンツのAMGやBMWのMスポーツなどのビジネスモデルをまねたものだが、レクサスのスポーツモデルとしてだんだんに定着してきた。引き締まった感じの乗り心地やきびきびした印象のステアリングフィールは好感の持てるものだ。

メッシュのフロントグリルを採用するなど、外観デザインにも違いを持たせているほか、インテリアにも専用のメーターを設定するなど、存在を際立たせている。ただ、“Fスポーツ”の価格はベースのRX450hに比べると、4WD車同士の比較でも114万円も高い。この価格差は相当に大きいといえる。豪華装備の“バージョンL”よりも高い価格設定なのだ。

“Fスポーツ”は4WD車だけの設定で、走行状態に応じて後輪用のモーターが駆動して4WDになる。この駆動力配分も電子制御で最適な配分が行われるから、4WDであることを意識しないで走らせることができる。

安全装備はレクサスセーフティシステム+というトヨタの上級の運転支援装備が標準となる。これは人間を見分けるタイプのプリクラッシュセーフティシステムと、レーンキーピングアシスト、オートマチックハイビーム、全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロールなどが含まれている。

試乗車の本体価格はRX450h“バージョンL”(FF)が702万5000円だが、試乗車にはマークレビンソンのオーディオやリヤエンタメシステムなどが装着され、合計の車両価格は760万円を超えていた。“Fスポーツ”は742万5000円だが、マークレビンソンや安全装備などの追加で817万円ほどになっていた。ハイブリッド車はガソリン車に比べても格段に高いクルマである。


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