ART MONITOR ATH-A1000Z
真紅のアルミ二ウム筐体を採用したヘッドホン
-
- イヤホン・ヘッドホン 148位
- オーバーヘッドヘッドホン 51位
ART MONITOR ATH-A1000Zオーディオテクニカ
最安価格(税込):¥40,818
(前週比:-3,182円↓)
発売日:2015年11月13日

- 2 0%
- 1 0%
評価項目 | 投票平均 | カテゴリ平均 | 項目別ランキング |
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デザイン![]() ![]() |
4.24 | 4.18 | -位 |
高音の音質![]() ![]() |
4.55 | 4.15 | -位 |
低音の音質![]() ![]() |
4.76 | 4.13 | -位 |
フィット感![]() ![]() |
4.63 | 4.08 | -位 |
外音遮断性![]() ![]() |
4.34 | 3.81 | -位 |
音漏れ防止![]() ![]() |
4.25 | 3.78 | -位 |
携帯性![]() ![]() |
2.27 | 3.82 | -位 |
- ※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております
- ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目は、黄色に塗られております
レビュアー情報「接続対象:オーディオ」で絞込んだ結果 (絞込み解除)
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2021年2月22日 18:24 [1424175-1]
満足度 | 5 |
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デザイン | 4 |
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高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 5 |
音漏れ防止 | 5 |
携帯性 | 3 |
【デザイン】
イヤーカップ部分が深紅の艶消しアルミニウム筐体になっています。個人的にはもっと落ち着いた色が好みなので初めは抵抗がありましたが、使っているうちに愛着が湧いてきました。
【高音の音質】
音の分離が良く繊細な音まで聴こえる解像度があり、音場をより広く感じます。
ピアノなどはより艶やかに伸びやかに聴こえます。
【低音の音質】
しっかり出ています。
かといってブーストしたようなオーバーな音ではなく、引き締まった低音をバランスよく聴かせてくれます。
【フィット感】
完全に耳を覆うタイプなのでフィット感は良好です。
締め付けも適度で長時間のリスニングでも問題ありません。
【外音遮断性】
完全に耳を覆うタイプなので外音の影響はほとんど気にならなくなります。
【音漏れ防止】
密閉型なので音漏れもほとんどないと思います。
【携帯性】
これを携帯する人はあまりいないでしょうね。
音質優先で、室内での使用が前提だと思います。
【総評】
高解像度でかつ広い音場を再現できるヘッドホンです。
クラシックやジャズ、POPやROCKなど色々摘まみ食いするのですが、同じ音源を聴いて、これまで気付かなかった音に気付くことが多くなり、より音楽を楽しめるようになりました。
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2020年2月26日 21:53 [1304499-2]
満足度 | 3 |
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デザイン | 4 |
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高音の音質 | 3 |
低音の音質 | 4 |
フィット感 | 4 |
外音遮断性 | 5 |
音漏れ防止 | 5 |
携帯性 | 2 |
本機は過去所有していた商品のレビューとなります。
購入後半年弱、100時間程度使用したレビューとなります。
【デザイン】
深みのある紅色でありながら渋くなりすぎておらず絶妙です。
重厚感も悪くありません。
【音質概要】
本機の音質上の主な特徴は「リッチな低域」と「解像感」です。
まず「リッチな低域」について。
オーテクといえば伸びの良い高域、高域といえばオーテク。そんな感じですよね?
ところが本機はこの価格帯のオーテク製品としては珍しく低域に深みと厚みがあります。
これにより曲全体に薄っすらと艶が乗り、「ハイエンド感」の演出がうまくなされているなと感じます。
また、後に述べますがオーテク自慢の高域の鮮烈さもさほど犠牲になっておりません。
次に「解像感」について。低域が豊かになるほど、解像度はトレードオフしがちですが、本機についてはしっかりとした太めで暖かい低域を土台としつつも高域の解像感が損なわれていません。というより後に述べますが高域の解像感は少々自分にはもてあますほどです。
【高音域の音質】
非常にクリアでスピーディ、かつ鮮烈です。
解像度を重視する方には絶妙にマッチするでしょう。
しかし、これがリアリティのある音かといわれると、私には「高解像度感の演出」が過剰に思えます。
金管楽器や、ドラムの金物、エレキのハイピッチなリフなどに対して、いわゆる「刺さり」や痛みを感じる楽曲が少なくありません。
自分の感性的には「違和感」をやや通り越し、若干不快さを感じるレベルでした。
また、本機の高域はソースの選り好みが大きく、圧縮音源などは聴くに耐えないレベルの試聴体験となりがちです。
【中音域の音質】
ミッドローに厚みがあり、雰囲気ムンムンで悪くありません。色艶を最もよく感じる帯域です。
また違和感も少ないです。空間はやや広めで定位も平均以上であると思います。
解像度やスピード感も価格以上の性能があります。
【低音域の音質】
オーテク製品とは思えないほどしっかりとした低音です(笑)
厚み、レスポンスの速さ、沈み込み、それぞれ高い基準で達成しており、低域こそが本機で最も聴き心地がよく、光っている領域だと思います。
【フィット感・装着感】
レザーのイヤーカップは高級感がありますが、長時間の使用では蒸れてきます。
また3Dウイングサポートについは恩恵はさほど大きく感じませんでした。可もなく不可もなくといった装着感です。重さもこの価格帯にしては重くないほうで、好印象です。
【外音遮断性】
良好です。装着すると窓の外を走る自動車の音などはほとんど聞こえないレベルで遮音してくれます。
【音漏れ防止】
良好です。
結構な大音量で掛けても漏れません。公共の場でもなんなく使用可能なレベルです。
【携帯性】
平均以下でしょう。軽くはないですし、大きさも持ち歩いたり、装着するには明らかに「デカイな」と感じるゴツさです。
ただし、鳴らしやすさは非常に良好で、普通のスマホなどでも十分な音量を確保できます。
また、上流の影響はやや受けやすく、良い機材、良いソースを用意しないと本機の魅力を最大限堪能できません。
【総評】
オーテクらしからぬほどにマシマシになった低域の影響(低域の表現自体は大変良いと思います)を相殺するためなのか、高域のアタック感(刺さり)が気にかかります。
全体としてややV字な帯域バランスかと思います。
解像度はかなりのものなので、包み込むような深みのある低域と、派手めで外科手術的な高解像度の一石二鳥なヘッドホンとも言えるかもしれません。
しかし、よりバランスの取れた音や自然な出音が好みの場合、他にも選択肢があるかと思います。
得意なジャンルはジャズで、ついでクラシックとなります。これといって特別苦手なジャンルは見当たりません。
オールラウンダーとしても活躍できる実力があります。
しかし、価格を考慮すると、もう少し音質チューニング、殊に高音の仕上げ方に時間と手間を割くべきであった感が否めません。
同じオーテク製品で、より低価格の製品でも本機より良いバランスのヘッドホンを見つけることができます。
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- オーディオ
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2019年2月4日 00:37 [1197723-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 5 |
音漏れ防止 | 5 |
携帯性 | 1 |
もともとヘッドホンで音楽を聴く派ではないのですが、別けあってスピーカーで聴けない状態なので
昔買ったATH-W11JPNを引っ張りだして聴こうと探したのですが、見つからずこれを買いました。
(ぽちった翌日、ATH-11JPNは見つかりました・・・)
比較視聴したところ、双方美音ではありますが、A1000Zはそれに増して力強さも備わっています。
11JPNに感じていたもどかしさは皆無で、気持ちが良いです。
調子に乗って、ATH-MSR7bとATH-CKS770X、も買いました。
さすがにこの二機種は美音とはいきませんが、クリアーさ、力強さは昔のオーテクには無かった特徴だと思います。
総合的に見てこのA1000Zはバランス、美しい響き、力強さ、全て兼ね備えた名器だと判断します。
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- オーディオ
参考になった0人
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2019年1月20日 11:59 [1191153-2]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
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高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 5 |
音漏れ防止 | 5 |
携帯性 | 5 |
ヘッドホンはこれ一本でいける!
10万クラスの密閉型の最高峰なので、最初からこれを買えば無駄金を使わずにすみます
残りの資金で上流の質を改善していけばハイエンドクラスまで登り詰めますよ
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- オーディオ
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2017年1月17日 23:22 [909700-3]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 4 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 4 |
音漏れ防止 | 4 |
携帯性 | 無評価 |
再レビュー
同じくMONITORを冠する SONY MDR-CD900STを購入し、そちらに比較レビューを致しましたので、宜しければそちらも御覧戴ければ。
両機共良い機種ですが、価格、音造りも異なるかと思いますので御参考になれば幸いです。
元レビュー
〉
2月の購入以降、エージング時間も優に200時間を超えましたので、再レビューします。
元々の手持ちのヘッドフォンが MDR-1R mk2 でしたので、MDR-1Aをお持ちの方に御参考に
なればと思い、音の全体感はこれとの対比としました。
再生機器:ウォークマン NW-ZX100、NW-F886 への直挿し。
音源:ハイレゾ・・・メモリーズ・オブ・ビル・エヴァンス、Gentle Thoughts、中森明菜-ベスト・コレクション、クラシック数点。
WAVE・・・ Swingin' Standard Jazz、Diana Krall-Love Scenes、JUJU-Delicious、
徳永英明 Vocalist
等、録音の評価が比較的高い? 音源を用いてのレビューです。
音の全体感
MDR:ピラミッドバランスで良く言えばマイルドで聞き疲れはし難い、悪く言えば締りが無く
凡庸な(眠たい)感じ。
音像はステージ上で楽器に囲まれたクローズドマイク(オンマイク)の鳴り方なので
各音源の霧に囲まれた再生音。
因って定位が悪い一方、纏まりは無いが音圧はある。
ATH:同社製品は概して広域寄りの傾向があろうかと思いますが、本機はこれとは異なり
フラットバランスで低音から高音迄各音域の伸びが良く自然なウェルバランス。
適度なタイト感、パンチ力と言った締まりも有り。
音像はステージ前数メーターにある感じなので、音源位置が明確に判る為、音楽が
少なくとも左右に拡がり定位に優れる。
エージング前はフラットバランスながら硬い音質でしたが、随分変化しました。
期待に違わぬ音質です。
デザイン
飾り気の無いデザインですが音響特性を考慮した結果、ハウジングが半球型になった
のであろうと勝手に納得しております。
メタルレッドのカラーは好みの分かれる所と思いますが、飾り気の無いデザインですので
黒一色ですと装着時に見た目のもっさり感に繋がると思います。
メタルレッドも艶消しに近いので私は黒以外の色と言う点も含めこの色で良いのでは?
と思っております。
高音の音質
既出ですが刺さらず、多少硬めですが硬過ぎず、綺麗な高音と思います。
シンバルの金属音を潰れずリアルに減衰音迄綺麗に再現してくれます。
クラシックの管楽器は多少硬めに聞こえますが音像がしっかりしている為そのように
聴こえるのだと思います。
中音の音質
これも綺麗。
中音が音域的には一番広い周波数帯域になる為、ここの聴こえ方がヘッドフォンの芯の
部分になると思いますが、相応に厚みがある一方、変に拡がらずしっかりした中音域です。
リアルと言う点では特に女性ボーカルが生々しく、かと言って品が落ちた聴こえ方では
無く、音の全体感で述べたように ステージ前のSS席で鑑賞している感じの聴こえ方。
良いですね。
低音の音質
エージング前はタイトな低音でしたが、エージング後、伸びと量感が出てきました。
コントラバスを含むベース楽器には量感と凄みとキレ、バスドラムはズドンとキレと
量感で聴かせます。
これも良いですね。
フィット感
形から密閉型の側圧をイメージされる方もいらっしゃると思いますが、スタジオモニター
的な側圧では無く緩めです。MDRよりも緩くMDR-1Aと比較するならかなり緩く感じます。
イヤーパッドは立体縫製の為、顔との密着は良好ですが、ドライバー径が53mmと大きく
ハウジングも大きい為、耳全体を余裕をもって覆っている事と、ヘッドバンドにあり
頭頂部で本機を支えるウイングサポートにより側圧を高くし装着時の固定を行う手法が
不要なのだと思います。
良く考えてありますね。
外音遮断性
外出時に使用してみましたが、悪くは無いと思います。
側圧とのトレードオフを考えると優秀な方では?
同口径のハウジングを持つ密閉型には劣り、オープンエアー型よりは優れると
言う感じでしょうか。
音漏れ防止
外音遮断性に同じ。
携帯性
折り畳みが出来ず、ハウジングも大きい事を考えるとこれは致し方の無い事。
音質優先、室内での使用と言う事を考慮し未評価とします。
満足度
中級機の価格は決して安い買い物ではありませんが、これだけの音質を手に入れる事が
出来、大変満足しています。
長々レビューをさせて戴いた一方、気持ちを言葉で表すと 何も言う事はありません。
となります。
冠にある”アートモニター”とは 名は体を表す絶妙なネーミングですね。
本機を試聴戴くと、頷かれる方が多いのではないかと思います。
量販店でエージング済みの色々なメーカーさんのヘッドフォンを聴き比べ、
本機を聴き”これだ”と思いました。
評論家の方々は上位機種のATH-A2000Zを絶賛されていますので、私も2機種を
何度も聴き比べましたが、私は本機を選びました。
音源の再現性と言う点ではATH-A2000Zなのかもしれませんが、私の耳には本機の方が
聴き易かったと言う点が決め手となりました。
私が感じた差は高音域と音像の差でした。
ヘッドフォン選びの御参考になれば幸いです。
長文にお付き合い戴き有り難うございました。
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- オーディオ
参考になった26人(再レビュー後:13人)
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2016年11月25日 21:24 [979784-4]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 5 |
音漏れ防止 | 5 |
携帯性 | 無評価 |
ヘッドホンアンプ使用でのA1000Z評価です。
【高音の音質】煌びやかで、スウーッと伸びる。シンバルのシャンシャンや、リズムを刻む細かい音まで良く聞こえます。
【低音の音質】ボワつかず程良い、ゴリッとした重低音まで出る。ドラムの残響音やベースの唸りまで表現してます。
【フィット感】大きい見た目からは意外な程軽い(265g) A900ti(365g)が少し重かったので嬉しい進化。
【外音遮断性】低反発パッドが、しっかりホールドすれば音楽に浸れます。
【音漏れ防止】夜間使用も大丈夫です。
【音場】密閉型なのに広い、小さなホールで聞いてる感じ、900シリーズより格段に上。
【総評】慣れた曲聞くと、解像度の高さに惚れ惚れします。ボーカルの呼吸音や弦楽器のうねりまで伝わり、残響音や、その場の空気感まで表現してるキレの良さ。真紅の色は、華やかで躍動感溢れる音色に相応しいと思いました。
実に素晴らしい物を買ったと満足してます。気持ち的には10点評価。
参考になった13人(再レビュー後:12人)
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2016年4月22日 18:05 [924592-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 5 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 無評価 |
音漏れ防止 | 無評価 |
携帯性 | 無評価 |
【デザイン】
緋色を纏ったヘッドホンは珍しいですし、高級感があります。ハウジングの仕上げはサラッとしているので指紋が付きにくくて良いです。無駄を排した機能美を感じさせるデザインだと思います。
【高音の音質】
オーディオテクニカさんは流石ですね。ATH-AD1000も所持しているのですが、解像度の高さはこちらの方が上です。まあAD1000は2004年発売のモデルなので無理もないですが(笑) 粒子感を感じさせる音でいて、滑らかさを失わない絶妙な高音になっています。
【低音の音質】
広がりのある低音です。ボンボン出るわけではなく、ブゥンという感じで周りの空気を揺らしている印象です。瞬発力があるので、EDMをノリよく聴きたい方にもオススメできます。
【フィット感】
これまた流石ですね。下位機種よりもフィット感が高いと思います。締め付けがないので長時間の使用も快適です。
【総評】
どの帯域も破綻なく聴きたい方はこの機種を選ぶ価値があると思います。全体のバランスが良いのでどんなジャンルを聴いても大丈夫でしょうし、飽きないのではないでしょうか。MADE IN JAPANというのも大きなステータスになりますね(OvO)
[よく聴く曲]
サイレントマジョリティー(欅坂46)
エレクトロ・ワールド(Perfume)
Mine(テイラー・スイフト)
STEP(KARA)
Wonderful Rush(μ's)
No.1(西野カナ)
ガールズ&パンツァー劇場版サントラ
など
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- オーディオ
参考になった6人
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2016年3月31日 17:30 [918848-1]
満足度 | 5 |
---|
デザイン | 3 |
---|---|
高音の音質 | 5 |
低音の音質 | 5 |
フィット感 | 5 |
外音遮断性 | 3 |
音漏れ防止 | 3 |
携帯性 | 3 |
初めてA1000Z,A2000Zを聞いた時は音が遠く解像感に脳がついていかず、とんでもない駄作を出してしまったなオーテクさんと思いました。
良く足を運ぶ電気屋にW1000Zが自由に試聴できる環境で置いてあり、W1000Zを初めて聞いた時も音が遠く、これならMSR7のほうが断然良いと思いました。
しかしながら耳と脳が新たなる音との出会いにアップグレードするようで聴く度にW1000Zは良く聴こえてきます。
独特の音場、音の分離が心地良く感じてきます。
その頃になるとふとA1000ZとA2000Zも感じ方が変わっているかもしれないと思い試聴しました。
W1000Z対応仕様となった耳で聞くとA1000ZもA2000Zも初聴では遠いと感じた音にも違和感が薄れ高解像度でありながら滑らかな音が実に気持ちの良いものでした。
では何故一番廉価なA1000Zなのか?
それは低音です。
W1000ZもA2000Zも低音が私の用途では足りません。
オーテクさんいったいどうしてしまったのでしょうね?
オーディオテクニカと言えばキンキンの高音にスカスカの低音がトレードマークであり耳をつんざく高音に脳味噌がくがくさせるものだと思っていました。
先代のA1000Xも兄貴分のA2000X程ではないにしろ低音控えめの中高音に特徴のあるヘッドホンでした。
それがどうしたことでしょう。
A1000Zは低音寄りのバランスタイプになっているではないですか。
ザクザクに刺さってくる高音は鳴りを潜め刺さらないよう抑えられています。
特筆すべきは低音。
充分な量感と締まりと解像度。
ベースラインが非常に良く追えます。
WS1100では量が多くぼやけてしまって何が鳴っているか判別できなくなっていた音が明瞭にわかります。
それでいて量があります。
こやつこそ真のSOLID BASSです。
兄貴のA2000Zは中高音の量が多く煌びやかで上から下まで全ての帯域でA1000Zよりも解像感も高いです。
低音もA2000Xよりも自然な締まった低音が必要量出ており、この必要量で十分な人にしたら選択肢はA2000Zしか無いでしょう。
しかしながら私には足らないのですよね低音が。
それに中高音の量が少ないところも疲れないことを重視する私にはポイントが高かったです。
私には値段抜きにしてもA1000Z一択だったのですがそれが一番安いという(笑)
A2000Zと比較したら安いとはいえ十分良い値段がするので他社の有名どころとも徹底的に聴き比べましたが、解像感、音の艶、音場感、音のバランスをトータルで考えるとA1000Z以上のヘッドホンがありませんでした。
このフラット傾向な音に5万出すならば他の有名メーカーを選ぶ人が多いと思いますが実際に聴いてみると非常に優れたヘッドホンだと思います。
解像感の高いキレッキレな音を掻き鳴らすにも関わらず音が綺麗で丁寧で聴き疲れしにくいです。
高解像度のためかドライな音に感じるのですが濃密な独特の艶もあります。(矛盾ですね)
天才の兄貴のインパクト陰に隠れ、優等生と見なされがちな非凡な才能
未だに装着した直後には独特な音場間に???と戸惑うことがありますけどすぐに慣れて密度の濃い音を聞かせてくれます。
迷ったら高い方
どうせならフラッグシップ
どうせならバーメンジュール
こんな風に考えて兄貴を購入すると好みによっては後悔するでしょう。
低音寄りフラットバランスのオールラウンダーの弟には弟にしか無いアドバンテージがありますから。
あっ、
最後にデザインですが赤色のハウジングは安っぽくて5万円には見えないです(笑)
FOSTEXのTH900までとは言いませんがもう少しどうにかならなかったのでしょうかね。
- 主な用途
- 音楽
- 接続対象
- オーディオ
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(イヤホン・ヘッドホン > AVIOT TE-D01m2 [ブラック])4
野村ケンジ さん
(イヤホン・ヘッドホン)
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